ワンウェイデックと使い方

★現象
「ワンウェイデック」とは、バックが上下で対称になっていないもののことです。
「ワンウェイフォーシングデック」とは違います。
つまり、一枚だけ上下逆さまのカードがあれば、広げたときに一目でそのカードがわかります。

★解説
元ネタがあるのか、それとも根本さんのオリジナル編集なのかは不明です。
洋書で『Tricks with a One Way Deck』という、10Pに満たない冊子があるようですが、
ひょっとするとこれの翻訳かもしれません。

「ワンウェイデック」であるこははっきり示されているので、現象は説明できません。
ご了承ください。
トリックに触れない部分で簡単にポイントを示すと、
・ワンウェイデックの基本的な扱い方、とくに、自然な動きのなかでワンウェイを使用する方法
・手品人相手での使い方。
・カードに細工をして、そのうえで演じる方法
が説明されています。

ワンウェイデック、というだけで敬遠してしまいそうですが、しかし解説されているのは効果的なものが多く、
手品人相手であっても通用するものが多くあります。
もちろん、非手品人であれば殊更です。
ちょっと変わったカードトリックを演じたい、あるいはDVDなどには解説されていないようなトリックを学びたいのであれば、
おすすめです。

読みながらすぐに手順を追えるように、リーグバックのデックが二つ(赤裏と青裏)ついています。
デック自体はワンウェイであること以外はなんら仕掛けがありません。
そういえば、アメリカではビンテージのバイスクルデックでワンウェイのものが発売されたようです。
近いうちに日本でも扱うところが出てきそうです。

2007.3.6

★価格帯

店名 価格 日本語解説書 所在地
ミスターマジシャン 3000円 大阪

★評価

技術 ★☆☆☆☆
練習 ★★☆☆☆
効果 ★★★★☆