昨年リーグ王者ファルコンとの今季初対戦。その大事な初戦のマウンドを託されたのは、やはりエースの澤井だった。味方エラーなどで再三ランナーを出すも要所を締めるピッチングを披露。強力ファルコン打線を完全に封じ込んだ。回が進むにつれて、この緊張感に絶えられず胃痛を訴える場面もあったが、7回完封で価値のある2勝目。しかも5回には自ら貴重な追加点となる2点タイムリーを放つなど、まさに澤井劇場となった。
昨年は4割という高打率でチーム首位打者を獲得した上田。しかし、今年はここまで10打数1安打(打率1割)と昨年の上田からは考えられない不調が続いていた。ただ不調であっても活躍するのが大物上田。2回、16打席ぶりにセンター前ヒットで出塁すると2盗、3盗と決め、相手捕手が後逸する間に生還。1人で先制点をもぎとった。ひさしぶりのヒットを足を絡めて活かす。いつも全力野球。この姿勢をレイブンスナインは見習わなければならい。