年齢層が若く元気なナムリスは機動力を活かしたスキのない野球を披露し、レイブンスナインを完全に翻弄した。初回、エラーと四球で出たランナーが盗塁で塁を進めると、きっちりタイムリーを打たれ先制を許した。これを契機にナムリスナインは塁に出ると走る、走る。その走塁に一番苦しめられたのはキャッチャーの稲場だろう。ランナーが出るたびに警戒し、ランナーが走ると盗塁阻止を狙い送球・・いつも以上に盗塁に神経を尖らせなければならなかった。また、湿度が高くジメジメとした暑さが稲場に追い打ちをかけた。試合後、稲場のユニホームは汗でびっしょり。このユニホームがこの日の過酷さを物語っていた。  
   
  北京五輪では日本がメダルにとどかず、4位という結果に終わった。日本のプロ野球ファンはエースダルビッシュの炎上など数々の悪夢を目にした。しかし、一番印象深い悪夢と言えば、レフトG・G佐藤(西武ライオンズ)の落球と後逸だろう。その同じ悪夢をこの試合でもレイブンスナインは目にすることとなった。初回、ランナー1、2塁で打球はレフトを守る東のもとへ飛んだ。その東は完全に打球の目測を誤り、まさかの後逸。記録はヒットだが、完全に東のエラーが相手の先制点を許してしまった。点には結びつかなかったが、3回にも目測を誤りレフトオーバーのヒットを許した。レイブンスナインからは「おいおい、ほんまG・G佐藤やん!」などの罵声が飛ぶ始末。日本へ帰ってきた初戦でライトフライをがっちり捕球しガッツポーズをみせたG・G佐藤・・東がちゃんと捕球しガッツポーズを披露出来るようになるのはいつの日か・・。  
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
NAMULIS
2
0
0
0
1
2
5
RAVENS
5
1
1
2
0
×
9
S
AB
R
H
RBI
AVG
1
7
4
2
0
1
.121
2
2
稲場
4
3
2
0
.343
3
4
小谷
4
3
1
0
.375
4
8
白藤
4
3
1
1
.200
5
3
穴田浩
4
2
0
1
.212
6
1
澤井
4
3
1
1
.412
7
6
上田
4
2
0
1
.250
8
9
穴田勉
3
2
0
0
.143
9
5
3
2
1
2
.182
W
L
I
ER
ERA
1
澤井
5
2
6
4
3.71
     
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