入団したシーズンの翌年から開幕投手を続けた澤井だったが、今季は開幕投手の座を東に譲っていたため、今シーズン2試合目に満を持してマウンドへ上がった。昨年はプレジャーズ相手に投げたのが開幕戦ということで、およそ1年ぶりのプレジャーズ戦だった。ファルコンとプレジャーズというリーグ強豪チームとのダブルヘッダーのどちらに登板するかは究極の選択だったが、本人の意思で決定。おそらくは昨年の優勝チームで、昨年プレイオフ、今季の開幕戦でも痛い目を見た相手だけに組みやすしと見たプレジャーズを選択したのだろうが、そこは攻守に隙のない上位の常連チーム、序盤にペースを握られると、後は追いつくことなく敗戦となった。実は、昨年の開幕戦も集中打にあい大敗していた相手。投手として過去の相手のいいところを記憶すること、また強い相手に立ち向かって行くというエースの条件を再確認するためには、いい勉強になったかもしれない。暑くなれば調子のあがっていく投手だけに、後は自ら感じた課題を次回に活かせるかを楽しみにしたい。  
   
 
  この日の澤井は気合いの入り方がいつもと違った。今季初先発・・いやそれだけでない。今年3月22日に春が訪れた澤井がはじめて彼女を連れてきたのだ。いいところを見せようとプレジャース戦の先発を志願。しかし気合いが空回りしたのか、四球でランナーをかえす悪い流れで6回4失点。敗戦投手となった。打撃の方も昨年チーム首位打者のバッティングは影をひそめ、3打数0安打とこちらも結果を残すことが出来なかった。いつ、彼女にいいところを見せることが出来るのか・・楽しみである。
 
   
 
  昨年入団以来初のリーグ戦全試合欠場となり、本人談もストレスの溜まるシーズンだったと述懐する玉井だったが、今シーズンは2戦目から参加。例年春先は好調と言われているバッティングでは、まるで前打席のVTRハイライトでも見ているかのように、3打席連続でレフト前へ三遊間をライナーで抜いていくヒットを記録、これにはさすがの相手投手も、お手上げと言う感じだった。トップバッターの辻が四球で2度出塁して、2番の玉井がチャンスを広げるシーンが見られただけにもう少し得点につなげたかった惜しいシーンだった。
 
  しかし、昨年はビュート戦1試合のみの出場でノーヒットということで、試合でのヒットは2年ぶりとなった玉井、たった1試合で3年分くらいのヒットを打った感覚だが、今季は何年分のヒットが貯まるか注目だ。  
 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
RAVENS
0
0
1
0
0
4
2
6
FALCON
1
0
0
2
2
3
8
S
AB
R
H
RBI
AVG
1
8
4
4
0
0
.200
2
2
玉井
3
3
3
0
1.00
3
D
白藤
3
3
1
1
.000
4
5
澤井
3
3
0
0
.200
5
7
穴田勉
3
3
0
0
.000
6
4
岩田
3
3
0
0
.167
7
9
辻内
3
3
1
0
.333
8
3
3
3
0
0
.000
9
6
稲場
3
3
0
0
.000
W
L
I
ER
ERA
1
澤井
0
1
6
4
3.75
     
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