昨年の活躍に自信を深めた開幕戦で大敗し、2戦目に挑んだ先発東だったが、この日も王者ファルコンに返り討ちにあった。前回はベルトを忘れたからなどという苦しい言い訳も出たが、今回は問答無用だろうか?しかし、結果は良くなかったものの、立ち上がり、味方の得点後の失点という力の入る場面での失点、また四死球で出したランナーすべてをホームに返していることなど、ある程度課題の修正を考えやすい内容であったといえる。もう数年来同じ対戦相手と戦っているので、痛いシーンを記憶することで、次回の同じようなシーンでそれが活きてくるケースも出てくるだろう。成長過程の痛みとして今後の躍進に繋がるよう見守っていきたい。  
   
  この試合は相手投手も制球に苦しんでいただけに、攻め込める要素もあったが、とにかく走塁ミスによるアウト、ダブルプレーがまず目立った。これは相手にもありがたい展開だ。何人かは相手投手にいいプレッシャーを与えるリードも塁上で見せていたし、そのタイミングとカウントを考慮した打撃を打者も打席で気付くことが出来ず、打ち上げていた。絶妙なスタートでファール、最近の試合でよく見られる光景だ。
次にアウトカウントを間違えての飛び出し、外野手の位置を確認せずの消極的な走塁、投手の牽制に気付かないシーン。ダイヤモンドの中ではあらゆる場所を観察する習慣が必要かもしれないと思わされた試合だった。余計なアウトを減らすことで自分の打順にまわる可能性が増えるという意識が打線のつながりを呼ぶ??
 
   
  二桁の数字というのは、野球では名誉なことである。二桁勝利、奪三振、得点、安打、などなどいいことづくめだ。しかし、やられた方は穏やかではない。この日のダブルヘッダー2試合で2試合連続相手チームに二桁盗塁を許すという弱肩振りを披露した稲場。開幕3戦を終えて24個の盗塁を許す、フリーウェイ状態である。仮に次の試合の最初の盗塁を刺しても、阻止率4%という数字。この不景気の中景気よく盗塁を許す、相手にとっての優良なお客さんである。本人はいろいろ対策があるとうそぶいているが、このペースでいけばリーグ戦だけでも120個ペースだ。この先いくつ許すか?密かに今シーズン追い続けたい記録である。  
 
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
FALCON
4
1
0
2
0
0
2
9
RAVENS
0
3
1
0
1
3
2
7
S
AB
R
H
RBI
AVG
1
8
辻内
4
2
1
0
.333
2
2
白藤
4
4
1
0
.286
3
D
玉井
3
3
0
0
.500
4
5
岩田
3
2
1
1
.250
5
7
稲場
3
3
2
5
.286
6
4
3
3
1
1
.125
7
9
穴田勉
3
2
0
0
.000
8
3
澤井
3
1
0
0
.167
9
6
3
2
0
0
.143
W
L
I
ER
ERA
1
0
2
7
5
5.73
     
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