チームの投手2枚看板が揃って欠場、未曾有のロマンス疑惑がチームを駆け巡る中、ついに第3の男がベールを脱いだ。岩田である。過去にバッティング投手を務めた際に、各打者が異常に打ちあぐねた事に味をしめ、投手を志願するも、出場試合自体が少なく、チーム事情でセンターを他の選手に任せれる機会も少なかったため忘れられた状態になっていた。今シーズン5試合消化で8点未満に相手を抑えたことがないため1イニング1失点ペースでもエース扱い。という誘惑にかられ力んだか?制球を乱し、イ軍打線を前に玉砕した。今後の登板予定は未定であるが、それもロマンス次第か?  
   
  大量失点もさることながら、攻める事も大変なイ軍投手に沈黙を続けたレ軍。唯一タイミングがバッチリな打球を飛ばす好調鈴木の当たりも相手の好守に何度も阻まれた。完全試合がよぎるなか、やってくれたのは国廣だった。4番に座ったものの、第2打席は5回に回ってきた。先頭として、クリンナップとして、なんとか出なければ、、、、4番懇親の選球眼は見事完全試合を破る四球となった。しかし、その回に伊藤が初ヒットでノーヒッターを破ると、辻内、稲場が渋くつなぎ、ノーランも破るタイムリーを見せた。
この日唯一の輝きを生んだ国廣のビッグプレーは、相当な通好みなプレーとなった。
 
   
  岩田の後を継いでマウンドで好投を見せた伊藤をアクシデントが襲った。投球中に肩を痛めてしまったのである。すでに大差がついていたとはいえ、力のこもった投球でチームに諦めない姿勢を示していた伊藤の故障で暗雲立ち込める中、緊急事態にマウンドに上がったのは、魔球辻チェンジの使い手、ミスターTである。しかしすべての球種がナックルのように投げた本人もどこへ行くかわからないというミスターの登板に更なる悪夢を覚悟したレイブンス首脳陣だったが、与四球1というまずまずの内容で切り抜けた。『オレはクローザーだから』という危険な発言も飛び出したが、17点リードされ、更に1イニングのみの結果を鵜呑みにするのは危険にもほどがあることは首脳陣も承知のようだ。ちなみに何故か緊急登板1イニング目という場面では意外に活躍を見せているという声もある。  
   
  今季久し振りにリーグ戦復活で、いい動きを見せる闘将鈴木。軽快な守備もさることながら、相手投手の勢いに飲まれない積極果敢なスイングがチームにいい空気を与えている。この日も痛烈なピッチャーライナーにレフトライナーとキレのある打撃を披露。そして、その静かな好調を支えるのは、ついに前回の試合で履き潰したスパイクに代わるプーマの新作スパイク。オシャレは足元から、、、と思いきや、アンダーシャツ、バッティンググラブも新調されている。今季の継続参戦の約束手形ともとれるニューアイテム投入に球団首脳も頬が緩む。また、ある情報筋によると伊藤、鈴木の両雄がついに赤ユニフォーム購入と新背番号検討をほのめかしたとのこと。果たして、そのXデーはいつ訪れるのか?  
1
2
3
4
5
6
7
8
9
R
INDIANS
2
6
0
3
2
7
0
20
RAVENS
0
0
0
0
3
0
0
3
S
AB
R
H
RBI
AVG
1
6
鈴木
3
3
0
0
.300
2
9
穴田浩
3
3
0
0
.000
3
5
3
3
0
0
.111
4
7
國廣
3
2
0
0
.000
5
1
岩田
3
3
0
0
.167
6
3
小谷
3
3
0
0
.000
7
4
伊藤
3
3
1
2
.111
8
8
辻内
2
2
1
1
.333
9
2
稲場
2
2
1
0
.316
W
L
I
ER
ERA
1
岩田
0
1
5
17
22.03
2
伊藤
0
0
1
0
0.00
3
0
0
1
0
0.00
     
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