奇術系オフ会幹事の手引き

なんだかんだで、これまでにかなりの回数の幹事をしています。
奇術系オフ会以外のオフ会や、オフ会以外の飲み会などの幹事もしています。
仕切体質なので、多分性格的に向いているところもあると思うのですが、
やるたびに疲れます。

歳でしょうか。

なので、今後、奇術系オフ会を開く人、あるいは開きたい人、開いてくれる人、のために、
オフ会幹事の手引きなど書いてみようと思います。

例として、去る2005年4月30日(以下、ゴールデンウィークオフ会、略してゴオフ)に行われたオフ会をモデルにしてみます。

(1) 呼びかけ
まず、どういったところでその会の開催を呼びかけるか、です。

もしも、自分のサイトをお持ちの方であれば、サイトのトップに掲示するというのも一つの手でしょう。
また、そうでないにせよ、
手品板等の奇術系掲示板で呼びかけるという方法があります。

この場合、動機として「なんとなくみんなで集まってマジックの話をしたい」あるいは「普段住んでいるところから離れるので、
誰か相手をして欲しい」等々が考えられます。
前者であれば自分が幹事をする可能性が高いですが、後者の場合は移動先の勝手がわからないことが多いため、
幹事は自分以外の人にお願いすることになるでしょう。

で、ここでは前者のような呼びかけに応じて参加を希望する人が何人かいた、と仮定して話を続けます。

ちなみに、ゴオフではわたしが呼びかけました。

なお、ある地域でのオフ会の開催が決定している場合、同時に同一地域でのオフ会を呼びかけるのは避けましょう。

(2)日程の決定
オフ会の開催が決まったら、今度は日程調整です。
これは幹事の特権といってもいいでしょう。
何しろ、自分の都合の良い日を希望できます。
もしも自分の都合の悪い日しか決まらないのであれば、幹事はできません。

日程の調整は、日程案をいくつか出して、そこで参加希望の人の希望日を調整します。
たとえば、
・○日は夕方まで駄目だが、▲日は終日大丈夫
・○日は終日大丈夫だが、▲日は終日駄目
・○日は夕方までのみ大丈夫で、▲日は夕方から行ける
という意見が出た場合(ここまでややこしいことになることはまずありませんが)、
三人の参加できるのは○日ですから、○日に開催することになるでしょう。

ここで注意しておかなければならないのは、日程調整の締め切りです。
仮に四月の15日にするか22日にするか、という案が出ているとすれば、
15日から数えて一週間前の8日あたりまでにしておかないと、開催日の日程が組めません。

ゴオフの場合、最初は4月17日・24日の案を出していましたが、ズレて30日に落ち着きました。
こういうこともあります。

(3)場所の決定
日程と同時に決めなければならないのが、開催場所です。

多くの参加希望者が参加しやすく、かつ、幹事自身の動きやすい場所を選ばなければなりません。
もしも幹事の不案内なところを開催場所に選ぶ場合は、誰かにサポートを頼みましょう。

ゴオフの場合、当初、梅田・難波を提示していましたが、あとで京都を追加しました。
結果、多くの人が京都だと都合が良い、ということで京都になりました。

ただ、わたしはあまり京都に詳しくないため、京都生活が長かったトヒさんに応援を頼みました。

選定方法は(2)日程の決定と同じです。

(4)参加者の確定
日程と場所が決まっても、参加者がいないとオフ会にはなりません。
開催が決定したら、今度は参加者の募集をしてください。

と同時に、オフ会の場所探しをしなければならないのですが、それは次に述べることにします。

まず、開催場所と日程を提示します。
そして、だいたいの当日の流れを示しましょう。
ゴオフの場合、14〜21時としました。

参加希望の方法としては、掲示板に書き込んでもらうか、幹事のメールアドレスを示して、
そこに連絡をもらうかしましょう。
公にするメールアドレスは、フリーメールのもので良いと思います。
というのは、自動巡回プログラムなどでメールアドレスが取得され、後々スパムメールの送り先になる可能性があるためです。

掲示板での表明・メール受信のいずれにせよ、幹事の連絡先を参加者に伝え、
逆に参加者の連絡先を幹事に教えてもらわなければなりません。

もしも参加者の連絡先を知らなければ、
・参加者にフリーメールへメールを送ってもらう。参加者のメアドはプロバイダメールでもフリーメールでも良い。
・もらったメールに対して、幹事の連絡先を書いて送る。
・参加者の連絡先を教えてもらう。
あるいは、
・参加者のメアドを教えてもらう。掲示板に書いてもらうのであれば、フリーメールが望ましい。
・そのメアドに幹事の連絡先を書いて送る。
・参加者から連絡先を教えてもらう。
という流れが適切でしょう。

なお、このコンテンツに沿って連絡先の交換をして、なんらかのトラブルがあっても、
当方では一切責任を持てませんのであしからず。

今回のゴオフでは、だいたいの方の連絡先をわたしが知っていたので、
連絡はかなり楽に済みました。

参加希望の申し込みは、オフ会開催日の五日前くらいにしましょう。
直前でもいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、
土日に開催するとすれば、会場の予約が取れないのです。

(5)会場の選定
別にそこらの喫茶店に適当に入ってやって、その流れで適当に居酒屋を探して〜
でも良いのですが、なるべくイレギュラーなトラブルが起こりうる可能性は排除したいものです。

また、事前に予約をとっておくと、費用が安くなる場合もあります。

これまでの経験では、オフ会は昼過ぎ(13時、ないしは14時)に集合して、
それからカラオケボックスに移動(〜17時あるいは18時)、個室の居酒屋等、食事をできるところに移動して、飲み会(〜21時)、
時間がある人は二次会(〜23時くらい)というパターンが多いです。

これをどうやって安く済ますか。
ここは幹事の腕の見せ所です。オフ会に限りませんが。

ポイントとしては、一次会のカラオケはできたらフリータイム・フリードリンクの店を選ぶ。
そうすることによって、事前にお金をどれくらい使うことになるかが決定できます。
ここでは1500円以内を目処にしましょう。できたら1000円程度。
また、オンラインで割り引きクーポンが使えたりしたら、必ず使いましょう。
さらに、学割がある場合は、参加者に学生証をもってきてもらうようにお願いします。

二次会では、個室を選ぶか値段を選ぶかということになります。
できたら、個室で値段もそれなりで、ごはんも美味しく、お酒も美味しい、というのが理想ですが、
そうはなかなか上手くいきません。
ゴオフでは、ぐるなびでカラオケの場所から最も近く、最も安い店を選びました。
…ごはんはまずかったです。参加者の方々には申し訳ないことをしました。

これまでの経験では、梅田であればたこ焼きの「蛸之徹」やお好み焼きの「ゆかり」などを利用して、
値段を抑えました。
二次会での予算は3500円以内が目標です。
高くても4000円以内で。
ちなみに、わたしは、安ければ1500円、高くても3000円で抑えるのを目標にしています。

三次会は、事前に予約を取ることはまずありません。
というのは、参加者の予定がかなり流動的であるためです。
ただ、だいたいどこにするかを考えておいて、できたら割引クーポンなどを用意しておきましょう。
それがデキる幹事かそうでないかを分けます。
…ゴオフでは、三次会をまったく決めていなかったため、かなり迷いました。
空いてるカラオケがあったのでよかったのですが。

と、このように、「値段」と「場所」がポイントです。
なるべく安く、かつ無駄のないルート設定が決め手です。
ただ、時間がかつかつにならないように注意しましょう。

(6)当日の仕切
ここまではある程度マニュアル化できるのですが、仕切ばかりはそうはいきません。
経験、それも幹事としてではなく、日常生活のそれがモノを言う気がします。

とにかく、滅私奉公とは言いませんが、参加者の面々になるべく楽しんでもらうこと、
会話がなければ話を振って、マジックをする人がいなければやってみて、と。

関係ないのですが、マジック関係でないオフ会の幹事を以前やったとき、
参加者の一人から「幹事なんて、迷惑かけられてナンボだろ」みたいなことを言われたことがありました。
しかも、その参加者が勝手にあっちこっちへ行く、場の空気は読まない、というトンデモないヤツだったのですが。
このときは、さすがにキレて、あやうくシバきまわすところでした。
なんとか思いとどまりましたが。

なので、参加される方は、ちょっとだけ幹事をフォローしてやってください。
これまで、手品板を中心としたオフ会の幹事をして、不快な思いをしたことは全くないのですが。
というか、みんなフォローしてくれて、こちらとしては仕切り易くてありがたいんですけどね。
遅れるときは、その旨連絡する、どうしてもキャンセルしてしまうときも連絡をなるべく早くする(予約の都合があったりしますしね)等々。

話をもどして当日の仕切りに。

仕切は、食べ物と飲み物の調達が大きな仕事です。
マジックとは全く関係ありませんが。
一次会のカラオケでは、適宜飲み物の注文をしましょう。
誰かがマジックをしているときに注文をとってはいけません。

二次会では、食事がコースである場合は関係ありませんが、もしもそうでないなら率先して注文をしましょう。
飲み物もしかり、です。
なお、飲み物は飲み放題にするかしないかが大きな問題です。
もしもアルコールを飲む人が少ないときは、飲み放題にしない方が安く済みます。
その場合、
奇術古書レッドスケルトンズのたなかさんがされていた「従量制」が効果的です。
これは、飲んだ飲み物の分だけそれぞれの参加者が払う、というものです。

たとえばアルコールの飲み物を四杯飲んだ人とノンアルコールの飲み物を三杯飲んだ人だったら、飲み物の額としては倍くらいの差が出ます。
そこで、〈(料金総額−飲み物の総額)÷参加者人数〉+〈各自の飲み代〉を支払うものです。
幹事の仕事としては面倒になりますが、これが一番良い方法だと思います。
尤も、飲み放題のオプションが安いところであれば、飲み放題をつけても良いと思いますが。

三次会では、もう場の流れにまかせましょう。
幹事の出る幕ではありません。

 

と、わたしはだいたい、こんな風に幹事をしています。
オフ会に限らず、何かの集まりでもだいたい同じです。

というわけで、今後はわたし以外の誰かに幹事をおまかせします。
トヒさん曰く、「幹事は学生の仕事」だそうですから、大学に入ったばかりの方とか。
フォローはしますので。