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@籠(こ)もよ み籠持ち ふくしもよ みぶくし持ち この岡に 菜摘ます児 家聞かな 名告(の)らさね そらみつ 大和の国は おしなべて 我こそ居れ しきなべて 我こそいませ 我こそば 告らめ 家をも名をも (巻1-1) Aこもりくの泊瀬の山の山のまにいさよふ雲は妹にかもあらむ 雄略天皇(巻3-428) B夕されば小倉の山に臥す鹿の今夜は鳴かず寝ねにけらしも 柿本人麻呂(巻9-1664) C泊瀬川速み早瀬をむすび上げて飽かずや妹と問ひし君はも 読み人知らず(巻11-2706) D苦しくも降り来る雨か神の崎狭野の渡りに家もあらなくに 長忌寸奥麻呂(巻3-265) Eしきしまのやまとのくにはことだまのさきはふくにそまさきくありこそ 柿本人麻呂(巻13-3254 F夕さらばかはづ鳴くなる三輪川の清き瀬の音を聞かくし良しも 読み人知らず(巻10-2222) G紫草はほのさすものぞ海石榴市の八十のちまたに逢へる子や誰 読み人知らず(巻12-3101) H磯城島の日本の国に人二人ありとし思はば何か嘆かむ 読み人知らず(巻13-3249) Iわが衣色にそめなむうま酒三室の山はもみぢしにけり 柿本人麻呂(巻7-1094) Jうま酒 三輪の山 あおによし 奈良の山の 山の際に いかくるまで 道のくま 三輪山をしかもかくすか雲だにも心あらなむかくさふべしや 額田王(巻1-18) |
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