【reason.】backstage
ここでは本編のあとがき・補足的なものを書き留めています。


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・はじめに、に代えて

この話は私がここ数年あたためて来たお話です。
FF外伝ヒーローは、プレイヤーの姿であり、プレイした人の数だけの“ジェマの騎士”の姿があると私は思っています。
よってこの話は私自身が思い描く“ジェマの騎士”の物語です。
グランス公国の奴隷剣士だったヒーローが、どのような心境の変化を経て聖剣を持つに相応しい騎士となったのか―――その過程を表現出来れば、と思いながら書いています。
本当ならWebまんがとしてでも描ければ良かったのですが(イラストサイトですしね)、どうにも画力が追いつかないのと、思った以上に長い話となってしまいそうなので、小説という形を取ることにしました。

ストーリーはゲーム本編に沿った形で進行する予定です。
新約しかプレイされたことの無い方には、新約とFF外伝の差異を楽しんでいただけるように。
FF外伝をプレイされた方には、あなた自身の“ジェマの騎士”との違いを楽しんでいただけるように。
どちらもプレイされたことのない方には、純粋に物語として読んでいただけるように。
そんな物語となるように、努力していきたいと思います。
物語は如何せん読むばかりで、書くのは数年ぶり、人目に晒すのは小学校の課題以来なので拙い文章かも知れませんが、読んで頂ければ幸いです。

個人的目標は、最後まで完結させること。


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【序章】

FF外伝や新約をプレイされた方ならこのシーンがどの辺りなのかは分かると思います。
色々ぼかし気味に書いているのは意図的なものです。
【reason.】は章ごとに書くシーン(書きたいシーン)は大まかに決めてあり、その間を埋めるように書いています。
あくまで、ヒーローの心境変化中心に書く予定なので、書かない場面もたくさん出てくると思います。

・ヒーローの一人称
原作に忠実に、「僕」で進めるつもりです。
ちょっと良い子ちゃんすぎる気もしますが…。



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【第一章】

<01>

・グランス公国の位置
FF外伝のワールドマップには、グランス公国は存在しません。
(イルージア山の下〜中腹にあるはずなのですが、天高くそびえるイルージアの山自体がマップ上では表現しきれなかったようです・苦笑)
「世界の北に位置する」というのは、奇岩山の洞窟とガラスの砂漠の位置からその辺にあるであろう、と推測したのと、新約の解体新書にあるマップの位置から考えた結果です。

・ヒーローの出自
完全に私的設定です。
ただ、言動等から考えて新約のようにいい所の出でないことは確かな気がします。

・グランス公国の奴隷剣士たち
【reason.】内ではヒーローたち以外にも多数の奴隷剣士が居ます。
数的にはひとつの牢に10人程度、それが3部屋程度。
入れ替わりが激しいので、そのくらいの人数が居てもおかしくはないと思います。
奴隷剣士にされるのは、グランス公国に抵抗した者の中で、ある程度腕が立つと思われた者。
娯楽の為に死ぬまで戦わされるのですから、ある意味一番残酷な刑です。
そして、娯楽なのでアマンダのような女奴隷も多少居ます。

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<02>

・アマンダの一人称
FF外伝ならやっぱり『あたい』ですよね。

・アマンダの弟・レスター
恐らくアマンダは弟・レスターの話を気心の知れたヒーローやウィリーにはよくしていたと思います。
それが数少ない心の拠りどころであったろうから。
なので、ヒーローはレスターのことをある程度知識として知っています。

・アマンダからのキス
ここでのキスは、あくまで挨拶や儀式的なものです。
本当はLotR旅の仲間のガラドリエルの奥方がフロドにしたように、頭にさせようかと思ったのですが、立ち位置的に不可能(ヒーローもアマンダも立ったまま、かつ明らかにヒーローの方が背が高いので頭には届かないはず、わざわざ屈ませるのも不自然)だと思ったので諦めました…。

・闘技場で試合を観戦するグランス公国兵
シャドウナイトひとりの為に、というのも独裁君主っぽくて良いのですが、現実的に考えて他の人も 見てたでしょう、というわけで、新約風に公国兵たちも見ている設定にしました。
FF外伝の攻略本・基礎知識編によればグランス城の人口は30人(!)なのですが、それも少なすぎるでしょう、ということで…。純粋な人間が30人くらいしか居なくて、後はモンスターとか、ということなんでしょうか?
うーん。謎。

・「さあ、戦え奴隷ども!シャドウナイト様に最高のショウを見せるのだ!」
FF外伝の名台詞(笑)使わないわけにはいかないでしょうー、というわけで。
『ショー』でなく『ショウ』なのも原作に忠実にしてみた結果です。

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<03>

・シャドウナイトとジュリアス
新約と異なり、FF外伝では現段階ではジュリアスはシャドウナイトの忠実な臣下としての立場に居たと私は解釈しています。
年齢的にはシャドウナイト40代前半、ジュリアスが20代後半(28歳くらいが希望・笑)くらいを想定。


・シャドウナイトとヒーロー
シャドウナイトは後々の展開から考えて、剣奴として戦うヒーローを見て割と見込みがありそうだと思って居たと思います。


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