【reason.】backstage
ここでは本編のあとがき・補足的なものを書き留めています。


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【第二章】

二章はヒーローとヒロインの関係と、ヒーローがジェマの騎士として旅立つきっかけ(あくまできっかけ、です)となるウェンデルの場面を中心に展開します。
ボガード〜沼の洞窟〜リィ伯爵の話はかいつまんで最初に流します。この部分は省略もし切れないお話(後の展開を考えて)なので、回想場面ばかりが続きますがお付き合い下さい。
考えてみると、ヒーローとヒロインが共に旅をしたのはこのウェンデルへの道だけなんですよね。
なので、ここである程度二人は親密になったはず…と想像を膨らませてみました。


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<01>

・滝から落とされたヒーロー
聖剣伝説と言えば、高所からの落下(笑)。
あれで無傷な聖剣シリーズの主人公たちは、やっぱりそれなりに祝福された存在なのでしょうね…。


・ヒロインについて
外見はオフィシャル通り、金髪・白い服・マナのペンダントの3点セットで。
恐らく彼女はヒロインママの出身地(新約で言うマナの一族が隠れ住む村)から一度も出たことが無く、村で大切に育てられてきたのだろうと思います。それが、シャドウナイトによるマナの樹の支配が迫ってきたことに危険を感じ、村の重役がジェマの騎士の助けを請う為に彼女を旅立たせた、と。
ヒロインの旅立ちは私はこのように想像しています。
「おけがはだいじょうぶですか?」のセリフ…上手く使えたらいいな…。



・ヒロインを守っていた男
ハシムです。新約では何故かカシム(マナの一族の村の村長)になっていましたが…。



・ボガードについて
かつてバンドールの野望を打ち砕くため、聖剣を手にしたジェマの騎士。
しかし今は人里から離れた滝の近くの小屋に一人住まいをしています。
彼が滝の近くに住まっているのは、ジェマとしての務め(=マナの樹を守る)を果たすためだけでなく、ヒロインママを忘れられないからかな…と思ったり。
彼とヒロインママとの関係については、様々な意見があると思いますが、ここではヒロインとボガードには何かしらの関係があるのでは?と匂わす程度に留めました。あくまでこの話の主役はヒーロー(とヒロイン)なので…。ボガードとヒロインママのお話もいつか何かの形に出来たらいいな、とは思いますが。

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<02>

・旅の男について
この回想編は殆どこの人を出すためだけに書いているようなものです…。
ゲーム中では沼の洞窟の中で初めて会いますが、今回はヒロイン失踪の原因を知る人として、ビンケット屋敷に泊まっている客の一人として登場してもらいました。その方が自然かと思いますし。


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<03>

・ヒーローとヒロインの会話
FF外伝の中で、唯一ヒーローとヒロインが共に旅をしたと言えるのが、この二章で扱っている出会ってからウェンデルへの道中です。彼らが互いを信頼するに至ったのはビンケットの館での一件があったからであると思うので、お互いの生い立ち等を話すとするなら、ビンケット〜ウェンデルの間が自然ではないかな、と想像してみました。


・シーバに会った後のヒーロー
この段階では彼は本当に何も考えていなかったと思います。


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<04>

・聖都ウェンデル
基礎知識編によると、人口40人とのことなのですが、あまりにも少なすぎる気がします…。
(と言うか基礎知識編の人口はどれもこれも少なすぎると思います)
このお話の中では、そこそこ栄えた閑静な街、という感じで想定。
ヒーローとヒロインはどちらも田舎育ち(だと思う)なので、ウェンデルはさぞ大都市に見えたでしょうね。



・旅の男との再会
ゲーム中でもちゃっかりウェンデルの街に居ます。
旅の男に「彼女を大切にな」と言われ、ヒーローが照れる…と言う会話が見られます。
その会話も入れたかったのですが、上手く収まってくれなかったので断念。



・シーバに面会を願う列
かつて世界を救ったジェマの騎士の中心人物ですから、面会希望者は多そうです。


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<05>

・大聖堂の謁見室
ゲーム中ではとにかく魔法陣が中央にある、ということしか分からないので色々「聖堂風」な小道具を想像してみました。イメージに近いのはLotR王の帰還のミナス=ティリスの玉座の間。

・大賢者シーバについて
新約ではすっかり人外(苦笑)なお姿でしたが、FF外伝では普通のお爺さん風。
…だと思います。ドット絵を見る限りでは長い髭のおじいさま。
司祭帽とローブ姿であると想像。帽子と法衣は白色で、赤のライン入り。
聖剣3の光の司祭(シャルロットのおじいちゃん)っぽい外見かなーと個人的には思っています。


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<06>

・マナの使命
すごく、すごく好きなシーン。何回見ても泣きそうになるシーンです。
あのオルゴールのようなイントロを聞くだけで涙腺が緩みます(条件反射)。
ヒロインにとっては、母に会えた喜びと、自分の成すべきことを知った衝撃がない交ぜになって とても複雑な心境だったのでは無いかと思います。
母のセリフは、なるべく忠実に、でも少し個人的主観も織り交ぜつつ書きました。

・ヒロインママについて
外見はドット絵から想像。
個人的にヒロインの髪はストレート、ママは軽いウェーブかな…と思っています。
余談ですがヒロインは母親のことを覚えていたのでしょうか…?私はヒロインを産んですぐに バンドールとの戦いがあったと思っているので、ヒロインは母の記憶が無いと思っています。
この場面ではマナの一族たる直感と記憶で、母だと分かったと解釈しています。


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<07>

・飛空艇について
飛空艇はFF外伝が「FFの外伝」なんだなーと思わせる小道具のひとつですね。
ゲーム中ではグランス所持のこの1艇しか登場しないところを見ると、この世界での最新鋭の 技術なんだろうということが窺い知れます。それに合わせて、バンドール帝国は科学技術において 大変進んでいた国らしいことがダイムの塔の件からも分かるので、恐らく世界で初めて開発に成功したのはバンドールだったのだと思います。
滅びた帝国の技術を復興させることに成功したのは、ジュリアスの生来の知識の賜物、でしょうね。

・旅の男に連れられて逃げるヒロイン
もっとしっかりしろよヒーロー!シーバ!と言いたくなるシーンです(笑)


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<08>

・旅の男の正体
今考えれば超絶にベタベタな正体なわけですが、初めてプレイした時の衝撃は凄かったです。
今回のお話でも、そのベタベタ感を満喫して頂こうと、ひたすら怪しい前フリをしてみました。
個人的には満足。

・ヒーローの一人称/その2
基本的にヒーローの一人称は「ぼく」だと思っていたのですが…
今回、セリフ確認の為に再プレイしていたら、このウェンデル襲撃のシーンでは「おれ」って 言ってましたヒーロー…。確かに旅の男の正体に衝撃を受け、ヒロインを自らの不注意でさらわれて落ち込んでいる時に「ぼく」と言うのもちょっと気の抜ける話ですけど。
そう言う訳でこのシーンでは人称を「俺」としています。

・シーバがくれた魔道書
ヒールの魔法。

・ジェマの素質
シーバがこの段階でヒーローに感じていたのはあくまで“素質”。
しかしシーバが「素質がある」と言ったことが、ヒーローをジェマの騎士として成長させるきっかけのひとつとなったのも確かだと思います。思い込みも大事です。
ジェマの素質――それは意思の強さだとか、献身の気持ちだとか、そういうものかと私はぼんやり想像しています。(FF外伝が似てる)スターウォーズで言うならフォース?
勿論身体能力的なものも必要でしょうけど。


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