【reason.】backstage
ここでは本編のあとがき・補足的なものを書き留めています。


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【第三章】

第三章は前半の山場とも言えるアマンダ関連の場面を中心に展開します。
アマンダのあのシーンは初めてプレイした当時、あまりの衝撃に唖然としてしまったことを今でも 覚えています。しかし彼女との関わりがあったからこそ、ヒーローはジェマとしての自覚を芽生えさせていくこととなったのも事実だと思います。
そんなヒーローの葛藤を描ければ、と思っています。


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<01>

・廃坑
“禁断の廃坑”。サビトレールがなければトロッコはうんともすんとも言いません(笑)

・ドワーフのワッツについて
聖剣シリーズではお馴染み?ドワーフのワッツ。FF外伝が初登場です。
協力してミスリルを手に入れたのに、加工代はきっちり取るんですよね…。

・洞窟の奥に巣食う巨大なムカデ
アンクヘッグ。FF外伝では頭しかダメージが通りませんでしたが、新約では体でもダメージ与えることが出来たんですよね…(気付かずに頭ばかり狙ってた人)。

・ミスリルについて
今ではRPGですっかりお馴染みの金属・ミスリル。
ミスリルの創造者は指輪物語のトールキン。竜の鱗よりも硬く、羽より軽い「真の銀」。
(エルフ語でmith「灰色」ril「輝き」の意味の名前/指輪物語追補編より)
ゲームでは「魔法の銀」と呼ばれることが多いような感じなのでそれに倣ってみました。
FF外伝内では攻撃力はさほどではないものの、ミスリルブレードは通常の武器ではダメージが当たらないモンスターにも攻撃出来る正に「魔法の銀」の武器でした。

・ジュリアスの出自
飛空艇内の船員から得られる情報は、後々大きな意味を持って来ます。
なので、少し説明臭いですが盛り込んでおきました。


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<02>

・ヒロインの元に留まるボガード
ヒーローが窓の外に辿り着くまで、二人はどんな会話を交わしたのでしょう。
その辺は、番外編で書けたらなぁ…とか思っています。

・飛空艇の甲板
ゲーム中ではごく普通に歩き回ってますが、普通考えたら飛んでる飛空艇の甲板なんて歩けたもんじゃないですよね…(笑)未来少年コナンじゃあるまいし。

・窓の外の通路
天空の城ラピュタっぽいなーといつも思ってました。
(そうなると飛行石はマナのしるしですね。ムスカがジュリアス?い、嫌だ…/苦笑)


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<03>

・落下しても生きているヒーロー
ツッコミどころですが(笑)生きていてもらわないと困りますので…。
メノスの村は砂漠にも近いですが割と湖にも近い場所にあるので、家は茅葺きの屋根かな、と想像 してみました。それが「やねがクッションになったんじゃ」ということかな、と。

・ヒーローの火傷
勿論ジュリアスの魔法のお陰です。
ただ、この時は普通に進めていればミスリル装備のはずなので、大聖堂で襲撃された時よりは 傷は浅かったのではないかな、と思います。

・数日間目を覚まさないヒーロー
ゲーム中ではすぐに(次の日くらいに)目を覚ましたようですが、あれだけの高所落下でそれは 頑丈すぎるような気がします…。また、ヒーローがメノスの村に居るという情報がシャドウナイト側に 伝わるにも数日かかるように思えたので、このように私的解釈しました。


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<04>

・チョコボについて
FF外伝がFFの外伝なんだなと思わせる要素のひとつ、チョコボです。
本家FFでは乗っても乗らなくても大して変わらないような気もしますが(SFC版6までの印象です、6以降はワタシワカリマセン)、FF外伝では重要なキャラクターです。勿論この後しっかり登場して頂く予定です。

・村人から買い取った槍
ウィンドスピアです。
精神MAX攻撃の槍投げにはウェアウルフ狩りの時にお世話になりました…。
投げるだけで4匹串刺しって便利すぎ。


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<05>

・チョコボ誕生
ゲーム中ではメノスの村の北側、砂漠とは反対側の場所にチョコボの卵はあります。
しかしアマンダを急いで追い掛けないといけないのに、暢気にチョコボの卵探しも何だか…と 思ったので、この話ではジャドへの途中で見つけた、ということにしています。
…チョコボの鳴き声って、クエッで良いんでしょうか?2回続けて書くと某お菓子みたい…(笑)
(元々“チョコボ”の名前自体が某お菓子が発祥でしたっけ?)


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<06>

・チョコボの食事
チョコボって何食べるんでしょうね?
肉食だとはあまり考えたくないので、私は植物の実や小さな昆虫を食べる雑食性かな、と考えています。

・沈黙の街、ジャド
初めて訪れるとあの無音さが強烈に不気味さを掻き立てます。
ジャドの街の人から得られる情報は今後の展開に大きな意味を持ってくるものが多いので、 上手く消化出来るか不安だったりします。 いつになく名無し村人のセリフが多いよー!


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<07>

・酒場での会話
ジャドの街の住人から得られる情報は多岐に渡ります。
一見意味の無さそうな会話にも、後から考えればそういうことか、と納得出来ることも多いです。
(北の谷の毒の霧とハープの音色の関連性、とか。)
それをひとつひとつ片付けるのは展開的にもしんどかったので、酒場の酔っ払い達に一気に語って頂きました(笑)

・「やしの木、8の字」
FF外伝で一番詰まるであろう場所(笑)
この情報量であの仕掛けを解くのはツライ気がします…実際私も詰まりました…。


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<08>

・デビアスについて
ジャドの街を影で仕切るデビアス。
この段階でヒーローが知るのは、デビアスが人を獣に変える魔術の使い手であることと、不気味な雰囲気を持つ、普通ではない存在だということのみです。
ここでは後の展開を匂わせるようなセリフも言わせてみたりしました。

・デビアスの館に居る鳥
ゲームでは一切鳴き声も上げませんが、何故か気になる存在としてヒーローの印象に残ります。
羽の色などは、あの人のイラストから想像してみました。


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<09>

・チョコボの成長
ゲーム中では生まれたばかりでもすぐに乗用が可能ですが、いったいどのくらいのスピードで チョコボは成長しているのでしょうね?
本編では、まだ人間が乗るには頼りない感じ(大型犬サイズ)を想像していますが。

・「やしの木、8の字」実行編
現実ではあり得ない…(笑)


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<10>

・砂の迷宮
砂漠のモンスターとは違う、アンデッドや実体の無い影が彷徨う不気味な空間。
BGMも相まって、現実世界とは違った雰囲気の漂う場所です。
イメージ的には鍾乳洞っぽい、ひんやりとした黴臭い洞窟。
ブリザドの魔法もありますしね。

・砂の迷宮のモンスターは誰が呼び出したのか?
本編では考えられる2つのパターンを挙げてみました。
主観では、やはり洞窟に母を幽閉した息子が召喚したのかな…とは思いますが。
迷宮の凝った謎解きも、恐らく息子の仕業でしょう。醜い母親を誰にも見られないようにするための。


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<11>

・メデューサについて
何となく一人称は「わらわ」口調のイメージ。
メデューサは自分を砂の迷宮へ閉じ込めた息子に対して、歪んだ愛情を抱いていそうです。

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<12>

・ジェマの自覚
ヒーローは現段階では「戦う」ことについての自分なりの答えを導き出せてはいないと思います。
アマンダのレスターへの(自己犠牲も厭わない)愛を目の当たりにしたことが、ジェマの自覚を 導き出すきっかけとなったのは間違いないと思います。その辺りを盛り込んでみました。

・メデューサの死
“一滴の血も残らない死に方”を私なりに考えた結果、自分の身を石化→瞬時に砂に崩れると いう方法にしてみました。

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<13>

・アマンダの愛する人
アマンダは「この手で愛する人を殺させるような仕打ちをさせないでおくれ」とヒーローに訴えます。
これ、最初プレイした当時はレスターのこと?と思っていたのですが、実際はヒーローを指してるんですよね(多分)。
そう思って読むとこのテキスト、凄いですよね…。
愛する人を助けるために、愛する人に殺されるのを選ぶ。
アマンダの強さと愛の深さを感じられるセリフだと思います。

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