みなさんからの移動地情報 お待ちしております。

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エイチアールシイ(JJ3YQM)オールスターズ


***** 福井県

大野市2905 岐阜県本巣郡根尾村21004A能郷白山のうごうはくさん(1,617m) PM85GS
 岐阜福井県境に位置する山で、あまり整備されていない国道157号線、温見(ぬくみ)峠から約2時間のハイキングで山頂到着。ハイキングコースは、割と整備されているが初心者コースとは言えず、それなりの装備で行かれる事をおすすめします。全方向に開けており、SSBモードのついたハンディー機、ポータブル機なら、どんなアンテナを使ったとしても1・2・3エリアとの交信には困ることはありません。FMハンディー機でも2エリアの隅々と、楽々交信が出来そうです。山頂は広く、運用する場所にも困りませんが、一般ハイカーにも良く知られた人気のある山ですので、謙虚な陣取りを心がけてください。

南条郡今庄町29008A 栃ノ木峠 PM85BQ
 国道365号線、滋賀福井県境にあるこの峠は、福井県側に車5台ほどが駐車できる駐車スペースで運用が可能です。山に囲まれているため、V・UHF帯での運用はごく限られた地域にしか電波が届きません。HF帯での運用は、長めのワイヤーアンテナの展開も可能なのでFBです。民家もなく国道沿いなので、発電機の使用も特に問題がないと思われます。滋賀県側から行くと、余呉国際スキー場を越えるとすぐです。

南条郡今庄町29008A 敦賀市2902木ノ芽峠 PM85BR
 栃ノ木峠から延びる林道を進むと、三叉路になっている木ノ芽峠に至ります。林道は未舗装が多いので注意して進んでください。峠の今庄町側は、舗装されてきれいなのですが、敦賀市側は道が狭くて運用に適した場所が少ないです。東方向への飛びはいまいちですが、京阪神方面への飛びは抜群です。


***** 富山県

東礪波郡上平町・西礪波郡福光町 ブナオ峠 PM86JI
 東礪波郡からは国道156号線、道の駅上平近くから、金沢市街地や西礪波郡側からは、刀利ダム脇の県道から向かう。峠から近くの峰へ向かうハイカー用に、車を止めるスペースが広くあり、アンテナを張る場所には困らない。見晴らしが良くないので7メガでの運用をしたため、V・UHFでの電波の飛びは不明。7メガでは両郡とも猛パイルを浴びる事が出来ました。


***** 長野県

下伊那郡根羽村・売木村 茶臼山(1,415m) PM85TF
 愛知県北部北設楽郡との県境にある茶臼山高原の中にある山です。 ファミリー向きスキー場としてもにぎわうところなので宿泊施設も多くあります。 茶臼山山頂までは高原駐車場より徒歩25分程です。 高原駐車場や茶臼山周辺の道路端でも良く飛びます。 山頂以外での運用の場合は場所によってねらえる方向がかなり変わってきますが、3エリア方向との交信なら茶臼山の西側の道路端(高原駐車場から根羽町へ降りる道)での運用がおすすめです。(冬季通行禁止道路)  430MHzFMで3Wに8エレシングルでもあれば3・5エリアと十分交信できます。 50MHzなら6エリアがねらえます。 良く飛ぶ場所です。

下伊那郡浪合村・平谷村(ごく一部) 馬の背(約1,400m) PM85UI
 国道153号の治部坂峠から少し飯田市寄り、治部坂スキー場裏の別荘地を抜けていきます。全線舗装で、車ですぐ近くまで行くことが可能です。東側には馬の背から徒歩約45分、蛇峠(じゃとうげ)山がありいまいちです。見晴らしの良い西、南、北への伝搬に適しています。南には名古屋がありますが、近い割に愛知県との相性は良くなく、三重県北中部との相性は抜群です。ハンディー機でも大満足間違いなしの場所です。


小さな移動運用   JL3TOG 岩田こうじ

 移動運用と言えば「ビックアンテナに50W」なんて言うのが近頃の主流です。 聞くところによると(実際に見たこともありますが)移動運用には許されていない出力を送出している移動運用局もいるそうです。 本当にそういう設備を持っていく必要があるのでしょうか?
 私と無線との出会いは小学校の時に始めたCB無線でした。
 CB無線とは、「27MHz 8chスポット 0.5W AMモード」の簡易無線で 市街地ではせいぜい2Kmしか飛ばない無線です。 輸出仕様の違法機を使うハイパワーCBラジオからの混信を常時受けながらの運用を強いられました。
 アマチュア無線では100Km離れた局とのQSOは かなり簡単に出来て決してDXとは言いませんが そのような条件ゆえCB無線での100Km離れた局とのQSOはDXなのです。 そしてQSOが成立したときの感動は文字に置き換えることが出来ないほどです。
 アマチュア無線を始めたとき 電波の飛びのすごさに感動してしまったことを今でも良く覚えています。 恐怖を感じました。 2Wの電波が20Kmほど飛んだだけでした。
 パワーを上げて運用すれば より遠くに電波をとばすことが出来るのは周知の事実です。 アマチュア無線家なら「遠くに電波をとばしたい」と思うのは共通の願いだと思います。 しかし 制約のある中でいかに遠くの局とQSO出来るか! いくつの出会いがあるか! そういう楽しみもあります。
 簡単な設備で山に登って 思いがけない遠くの局に大声をマイクに浴びせかけて楽しむ運用も 大出力&ビックアンテナの運用にはない素敵なものです。 「より多くと」「より遠くへ」の移動運用ばかりではなく 何か違う目的を持って移動運用を楽しむことも良いことではないだろうかと考えます。
 移動運用する度に 開局したての頃の感動を得ることが出来る! 私はそんな移動運用にこだわり続けたいと思います。