スタイル 愛車プラド 愛称ぶらきち

車内はこんな感じ

平成5年秋に購入したエスティマエミーナでしたが、ヒーターの故障を機に平成13年冬にランドクルーザープラドに買い換えました。エミーナもそうでしたが、経済的でプラグノイズのない無線に最適なディーゼルエンジンです。
居住スペースの無線機取付けは、家族から1台に制限されています。その為1台でいろんなバンドにQRV出来、セパレート取り付けできる、アイコムIC706Gを前の車の時から取り付けています。

車での運用は430メガFM、144メガSSBがほとんどです。

コントロール部

セパレートにしたIC706Gのコントロール部を ハムショップで販売されているキットを使って取り付けしています。フレキシブルポールを助手席固定用ねじ4本のうちの1本を利用して立たせています。
工夫もなく無難な取り付けをしています。こういったものは変に工夫すると良くないのかもしれません。市販キットを使っているおかげで、簡単取り付けで満足いく取り付けが出来ています。

運転中は少し操作がしにくい位置ですが、その方が良いのかもしれません。

リグ本体

コントロール部やアンテナ、電源の各コード類はカーペットの下をはわせて運転席下に集中させています。座席下に置いたIC706G本体に接続しています。カーペット下をはわせるのには、内装の分解が必要でした。
本当は格好良くセットしたいのですが、座席下に本体を置いているだけにしています。トラブル時、すぐ取り出すことが出来るようにしておくためです。コメット社のデュープレクサーを使い、1本の同軸で全バンド対応させています。

座席下で音が悪く、外部SPが必要ですが、遠距離通信時にはヘッドホンを使うので取り付けしていません。

器用さの欠片もない私は、自作が大の苦手です。負け惜しみかも知れませんが、買って解決できる物は買って処理する主義です。

荷室はごちゃごちゃ

前の車の時からそうでしたが、荷室は無線機器が満載です。一応、8人乗りの車ですが、3人乗れる3列目シートはたたんで荷物置き場を広く確保しています。家族(嫁さん)からは不評で、いつ怒鳴られるかとドキドキしています。
900W発電器、30A安定化電源、コードリール、ツールボックスなどを無造作に放り込んでいます。物置というか収納庫感覚で持ち物を置きまくっております。

車から降ろすことはあまりありません。降ろしてしまうと、気ままに移動運用にいけなくなってしまうからです。

ルーフボックス付けています

納車された日、カー用品店駐車場で予約しておいたものを取り付けました。年末商戦中に売れ残ったものを倉庫から出してもらい、思いがけず良い買い物をすることが出来ました。
取り付けは5,000円という事、ケチって寒風吹く中で自分で付けました。慣れない作業ながら40分程で付けることが出来ました。強い風に煽られフラフラし、何度も落としそうになりました。

風の強い日のルーフボックス取り付けは大変です。無風時、近くに車のない場所でやりましょう。

ボックスの中身は

取り付け翌日、ボックス内に荷物を入れました。車内に保管できないアンテナポールや塩ビパイプ、モービルホイップなどの長尺ものを入れています。
付属品で内容物固定用スポンジが2ヶ付いていて長いものが中で動かないように出来ますが、中途半端な長さのものは転がるので、転がっても良いように同軸ケーブルやワイヤーアンテナを一緒に入れています。

私にとって最も車から降ろしたくない道具は、アンテナ設置用ポールです。

ルーフボックスは全長2.3m。見かけ以上にたくさん入ってくれて重宝しています。

車内への給電

電源供給は、車載アマチュア無線機にとって最も大切な作業です。手軽な設備であれば、シガープラグからの給電でも良いでしょうが、私はアンテナの作業を省略してでも電源給電にはこだわりたいと思っています。
プラドでは、キャビン内にケーブルを引き込むことが容易なように、エンジンルームと仕切られた鉄板にすでに穴があいており、ゴムパッキンが取り付けられていました。難なくハンドル裏に電源線を通すことが出来ました。

ゴムパッキン中心にカッターナイフで傷をつけ、極太電源線を通します。骨が折れる作業でした。

バッテリーに結線

キャビン側電源線は、カーペット内をはわせてIC706Gに結線。エンジンルーム側は、2つ付いているバッテリーの運転席側のものに結線しました。寒冷地仕様はバッテリーが2つ付いているのだそうです。
屋外で60Wはんだごてを使い、ケーブル先端に圧着端子を取り付け、マイナス側をボディーにねじで固定。プラス側は大きめの蝶ねじを使い、バッテリー端子金具に取り付けました。

4mほど余裕を持たせた電源コードは、バッテリー横に巻いて非常事態に対応できるようにしています。

前の「エスティマエミーナ」はめちゃくちゃ大変で、こんなに簡単にはいきませんでした。

基台取り付け

アンテナ基台の取り付けと、ケーブルの車内引き込みはディーラー指定の電装店に任せました。前のエミーナで下手に自分でやって、大雨時に漏水させた事があったからです。
ディーラーにて取り付け希望場所を打ち合わせし、ダイアモンド社のトランク・ハッチバック基台K402と、全長6mで細線部1mのモービル用同軸線を納車の数日前に預けました。いくら請求されるかとても心配でした。

基台の取り付け、同軸の車内へ引き込みのみを依頼し、車内での引き回しは自分でやることとしました。

同軸の取りまわし

納車されてきたプラドの荷室には同軸ケーブルがとぐろを巻いて鎮座していました。横開きのハッチバックには線止めなどで処理され引き回された同軸が通っていました。丁寧で美しい仕上がりに大満足です。
基台についてはディーラーとの打ち合わせで、穴をあけるような処理はしませんとの事で、ボディー保護用金属板が挟まっていました。HFアンテナはアースが必要な為、防蝕処理と共に金属板の取り外しをする予定です。

車に傷がつくのを恐れていては電波は上手く飛びません。恐れずアースはとりましょう。小さな穴2つだけです。

車内への引き込み

写真は車内に同軸を引き込む入り口部で、同軸以外のケーブルも通っている場所です。雨水をボディー内に入れない為、一度下に垂らしてから引き込むのが基本です。「プロの仕事」という感じの処理をして貰っていました。
車内に引き込まれた同軸ケーブルは、カーペットを引き剥がしてその下をはわし、運転席下のIC706Gに接続しました。作業時間は約15分であっという間でした。

車内に引き込まれてさえいれば、あとは簡単です。カーペットを剥がす勇気さえあれば...

基台&アンテナ線の引き込み、少しは参考になったでしょうか?難しいと思ったらプロに任せてしまいましょう!