ラフ1の執務室1〜3の続きというかオチ(オチてないけど)です。要するにアレです。
執務室4
――がちゃり。
ドアに鍵をかけ、2、3度ドアノブを回して開かないことを確認する。
それから大きな肩をがっくりと落としてハボックはため息をついた。
「―――…大佐ぁ…」
「なんだ?」
後ろから抱きついた格好のままロイは怪訝そうな声を出した。
「なんだじゃないでしょうが」
呆れたような困ったような顔でハボックは下を見た。
日に灼けることのないなめらかな指が自分の腰の高さでせわしなく動いている。
その指をごつごつとした太い指が制止するように押さえた。
「まだ何かあるのか?」
「そうじゃなく」
「そうだな。もう鍵もかけたことだし、何も問題はないな」
本気ではない制止はあっさり無視してベルトを外す。
まったく無駄のない動きで下ろされたジッパーのあいだにためらいなく指が入り込んでくる。
その間わずか3秒。
――恥じらいというものを29歳(男・独身・エリート軍人)に求めた俺は間違っていますか神様。
「大間違いだ」
するりとなで上げられて思わずハボックの息がつまる。
ロイがふふん、と鼻で笑った。
もっと奥に侵入しようとする指から逃れるように身を捩ると腰を強く掴まれた。
どしん、と壁に押し付けられる。
「ちょっ…!」
「うるさい」
脱がされた筈の下肢にじわりとぬくもりを感じ、次に目に飛び込んだ光景に背の痛みを忘れた。
上半身裸の上司が自分の腰にしがみつきくつろげた前立てに鼻をつっこんでいる。
黒髪が股間で揺れている。探すように動いているのは二枚の唇だろう。
「んっ…」
見えない分リアルに想像してしまい、腰元から力が抜けていく。
下着の隙間から舌が入り込んできてぞろりと濡らす。かかる鼻息が周囲の皮膚をくすぐり熱く湿らせていく。
狭い布地の隙間ごしにちゅう、と吸いつかれてハボックは観念した。
両手をロイの耳に添え、小指で顎の付け根を促すように撫でる。
手に伝わる顔筋の動きで彼が笑ったと知る。
軍服のボトムスを下着ごと引き下ろされると既に芯を持ち始めた自身。
笑いの形にロイが口を開けた。は、と吐息をかけてその根元をゆるく食む。
「っ、ふ…」
双玉との境目を舌が這い回る感触に、ハボックの息が上がる。
そろそろと竿に沿って唇が移動する。下唇と舌が裏筋をくすぐり、時折強く吸い付く。
先端にちろりと舌を躍らせるとそれはもう十分な硬度を持っていた。
(…どこでこんなこと覚えたんだか…)
ハボックは感心しながら再び根元に向かって降り始める頭をさらりと撫でた。
下を見れば閉じた瞼と、すっきりと通った鼻筋と、そこに接してそそりたつ自らの性器。
上気した頬は自らの唾液と育てた欲望から溢れる蜜で濡れテラテラと光っている。
髪に指を絡ませて顔を上げさせると、
「もういいのか?」
余裕のある顔でロイが笑う。先端にチュ、と吸い付かれて思わずハボックの腰が引けた。
腕を引きロイを立たせ、軽く口付ける。
ハボックはあえて返事をしなかった。何か口にすればすべてロイのペースに飲まれてしまうと思った。
「…来て下さい」
背を押して執務机に押し付ける。ロイは特に抵抗することもなく木目に手を突き上体を預けた。
「…ここで?」
「ソファは洗うの大変ですから」
ロイの身体に覆いかぶさるようにして無造作に腕を伸ばした。
散乱する書類を片手でまとめながらハボックは事務的な返答をする。
「私はこの後も仕事があるのだが」
「机と床は拭けばすみます」
もう一方の手でロイの双丘を割る。まだ固いだろう蕾の周りを指でやさしくなぞった。
ヒクリとロイの内腿が緊張する。
「何か支障でも?」
「…っ、馬鹿が。思い出す、だろう…が」
それでも机の上板に組んだ腕に額を乗せ、くく、と喉の奥で笑っている。
「責任取れるかね…少尉」
「それで今みたいに笛で呼び出される訳ですか?冗談じゃありませんよ」
勝手に、一人で、シてください。
つい声に混ざってしまった苛立ちを薄めようと指に力を込めた。
まだ濡らされない蕾は軋んで指を拒み、ロイが肩越しに非難の目を向ける。
ハボックは書類をあらかた避難させると両手で双丘を割り広げた。
床に膝をつき、先ほどまで弄っていた部分に舌を這わせる。
「…くっ…」
濡れた舌が触れた瞬間、ロイの背がしなった。
自分で誘ったとはいえこのような愛撫は羞恥心を煽られるので苦手である。
だからこそ主導権を握るためにハボックがとった行動だったのだが。
「はっ…ア…少尉、余計なことは…するな…っ」
蕾の上を舌が通りすぎるたびにロイの喉からは艶を含んだ声が押し出される。
ぬめる感触にソコから身体が溶けそうだった。
「仕方ないでしょうが。どうやったって自然には濡れないんですから」
「っふ…あ…あっあ…!」
ぬるりと侵入した舌がじっくりと解すようにうごめく。
その舌を後口が反射的に締め付けてしまい、それによって内部の熱をはっきりと感じた。
肉襞を掻き分ける舌に体中を犯されているような錯覚を覚え、それを振り払うように頭を左右に振った。
触れられてもいない前に痛いほどの熱が集まってくる。
「ひぁっ…は……やぁっ…あっ、つ…!」
白くなるほど指を握りしめ、後ろからだけの刺激でロイは達した。
机の真下にはたはたと断続的に水の滴る音がひびく。
「はぁ…はぁ…っ」
ロイは肩で荒い息をつき吐精に震える。しかしハボックはロイを攻めることを止めようとはしなかった。
ぐったりと机の上に倒れこむ脱力した身体を後ろから腰だけ持ち上げて狙いをさだめる。
「!…やめっ…もう…」
「俺はまだなんですよ」
ぐっと腰を押し付けると唾液とハボックの舌でとろとろに溶けた後口は難なく硬い肉茎を飲み込んでいく。
「はぅあ…っ…」
一度達した身体はひどく快楽に忠実で、奥まで咥え込まされた肉茎をさらに誘い込むように蠕動を繰り返した。
抜きかけると後口がキュッと窄まる。
「…やらしい」
自身を抜き差ししながらひくひくと蠕く結合部に指を這わせれば、身体の下で汗ばんだ肌が跳ねる。
ロイははすっかりピンクに染まっていて、開きっぱなしの口から零れた唾液が机を濡らしている。
がくがくと揺らされる腰から先、足先までの感覚は痺れてもうない。
「あぁっ、はっん、んっ、んんっ…」
肉のぶつかる音と、ハボックの荒い息と、ロイの嬌声が部屋に響き渡る。
そこに水音が絡み、螺旋状に激しくなってゆく。
「くっ…」
「ふっあ…あ…はっ…」
螺旋の頂点でハボックが吐精する。内部にどくりと白濁液を注ぎ込み、ロイはその熱で再び達する。
そして二人の身体は脱力感と疲労感に浸りきった。
…翌日、休み明けの中尉に二人仲良く蜂の巣にされかかりましたとさ。
リザたん優しいね…