風車のいろいろ

風車の軸 羽根の数 名称 名称 特徴 主な用途
縦軸 4 ペルシャ型

円柱。無指向性
祖形と思われる。
揚水、製粉
水平軸 4〜8 Post mill 木造箱型
風上に向けるには、人力あるいは小さな風車の力で
小屋全体を水平に回転させる
揚水、製粉、製紙、搾油
Smock mill 木造角錐台
人力あるいは小さな風車の力で屋根部分を風上に向ける
Tower mill 石造円錐台または角錐台
頂部の屋根部分だけを風上に向ける
地中海型 石造、小型、円筒、三角帆
頂部の屋根部分だけを風上に向ける
製粉
8〜60 アメリカ型 鉄骨櫓
自動的に風上に向く
灌漑、油井

ギリシャ
post型
smock型(オランダ)
tower型

穀物を粉にする必要があった西洋では、粉ひきは重要で苛烈な仕事であった。
中世、風車が考案されると、領主たちはこぞって風車を設置した。 そして石臼の個人所有を禁じ、風車の利用を強制し始める。
そのため、風車は民衆から権力の象徴として標的にされた。

ドンキホーテが風車に向かって剣を抜き、突撃した物語にはこのような背景がある。

一方、日本では米を搗く。
これには、杵の往復運動が必要であり、唐臼や水車でしのいだ。
したがって、わが国の回転運動に関する技術は、糸車、時計、からくり、などに限定され、 明治を迎えるまでほとんど進まなかった。