B かんながけ
木材の表面を平らに仕上げる道具がかんなである。
面取りやのこぎりで切った面を微調整するときなど、サンダーで仕上げるよりかんなの方が簡単で早い場合も多いので、慣れれば非常に便利な道具である。
2×4材の加工には、技術の授業でよく使用する平かんなで十分である。
とりわけ、曲面加工などの切削する量が多いときは、やすりがけをするよりもはるかに作業が早い。
一般的な平かんなは、切削するためのかんな身と刃が深く材料に食い込むのを防止する裏金がついた二枚刃である。
刃の出し量は、髪の毛一本分(約0.1mm)が目安で、全体が均一になるようにする。
○ かんながけの実際
かんながけは、万力やクランプで材料を固定してから行う。
基本的に、材料の順目にそって削っていく。かんなは、材料にしっかり密着させ、一気に後方へ引き抜く。