鹿の角伐り
鹿の角伐り





春日明神に行事が無事終了するよう祈願


逃げまわる大鹿


素手で鹿の角を捕まえる勢子


鋸で伐り落とされる角


日時:10月日曜日・祝日

所在地:奈良市春日野町

交通:JR・近鉄奈良駅より奈良交通バス春日大社表参道下車

内容:牡鹿の角は毎年3月頃に自然に脱落し、5月頃からふくろ角として新しくはえかわる。そして秋もなかばの交尾期になると、気が荒くなり、雄々しい角も危険な武器となり、時には人々に害を及ぼす。この危険を防ぐために、寛文11年(1671)当時の奈良町奉行のはからいで鹿の角伐りが始められたという。現在は奈良の鹿愛護会によって行われている。まず、春日明神に行事が無事終了するよう祈願する。5-6頭の鹿が観覧場に導き入れ、春日大社のはっぴに豆しぼりのはちまきの数人の勢子(せこ)が「だんび」とよぶ網や投げ縄などを持って追いかける。捕まえて横倒しにされた鹿の角は素袍(すおう)、烏帽子(えぼし)をつけた神官によって鋸で伐り落とされる。

撮影のポイント:逃げまわる鹿の流し撮りは撮影技術のトレーニングに好都合。


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