はり・きゅう治療

鍼灸治療




≪鍼について≫
当院で使われている鍼はディスポ鍼(使い捨て鍼)で太さ0.16〜0.24mm、長さ3〜6cm、ほとんど無痛で、刺さっているかどうかわからない程度のものです。初めての方には、一番細い鍼で試し鍼を経験していただき、金属アレルギーなどが無いかみます。また、鍼を刺入せずに皮膚に当てるだけの接触鍼の治療法もあります。
どうぞ、お気軽にご相談ください。

≪灸について≫
灸にはいろいろな種類がありますが、当院では熱くなく、火傷の痕が残らないものを使用しています。

≪灸頭鍼療法≫
鍼の上に灸をのせる治療法に用います。

長野式鍼灸治療



当院では、長野式鍼灸療法を中心とした鍼灸治療を行っております。
長野式鍼灸臨床研究会

《長野式治療法とは》

 長野式治療は長野潔先生が40年の臨床から東洋医学と西洋医学を融合させた独自の治療法です。
延べ30万症例の臨床の現場から"治す"ことだけに集約した治療法で、国内のみならず、アメリカ、
ブラジルを始め海外でも治療効果の高さから広く受け入れられています。
 治療の特徴は、自然治癒を阻害しているのも(免疫力の低下、自律神経内分泌の、血液等の循環
障害、筋肉、気の変調によるもの)を多方面から取り除くことにあります。
 病気の発生や慢性化は、生体の防御機構の弱体化が元で引き起こされ、外界より侵入してきた
雑菌やウイルスによって二次的に全身の弱いところに症状として出てきます。
 特に生体防御のため、重要な割合がある扁桃を中心に免疫を強化することによって、根本治療
および、治癒の促進につながり、予防医学を中心に捉えた"未病の治"ということにつながる治療法です。

《長野式鍼灸治療手順》

@問診・脈診・腹診・長野式独自の経穴反応点・背部診などから病状を把握し、

A長野式独自の処置法に基づいて鍼灸治療をおこないます。

B再度、脈診・腹診・反応点などから好転反応を確認し、鍼灸治療を終了させます。


はり・きゅう適応症




≪鍼灸治療が得意とする疾患、症状≫

神経系の疾患:神経痛、神経麻痺、神経症、自律神経失調症、
         脳卒中後遺症、不眠症、頭痛など 

感覚器系の疾患:仮性近視、眼精疲労、耳鳴り、難聴など 

運動器系の疾患:変形性関節症、リウマチ様関節炎、頚椎症、
          五十肩、腰痛、肩こり、腱鞘炎、変形性脊髄症、
          椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、骨粗鬆症など 

循環器系の疾患:本態性高血圧症、動脈硬化症、低血圧に伴う諸症状、
         冷え性、 

消化器系の疾患:慢性胃炎、食欲不振、神経性消化不良、便秘、下痢、
          痔疾 

呼吸器系の疾患:気管支ぜんそく、鼻炎、感冒、反復性扁桃炎など 

泌尿器系の疾患:慢性前立腺炎、慢性膀胱炎、インポテンスなど 

小児疾患:夜尿症、夜驚症、消化不良など 

婦人科疾患:月経困難症、月経前症候群、更年期障害、逆子、
       不妊症、乳汁分泌不全など 

※WHO(世界保健機関)が、鍼灸治療が効くと認めている症状を表にまとめました。ここからもわかるように、 本態性高血圧などの末梢循環障害や、腰痛などの疼痛性疾患、神経痛や、自律神経機能異常による症状 に対して、鍼灸鍼灸は効果的です。


≪鍼灸をしてはいけない場合≫

WHOが鍼灸が効くと認めた症状であったとしても、どんな場合も治療を受けてよいということではありません。複数の病気が複合して起こっているときもあるからです。いつもの症状以外に、何か別の状態が現れているのに鍼灸の治療を受けると、からだが楽になるどころか、かえってだるさが増すこともあります。鍼灸治療を避けた方がよいのは、以下のような場合です。

  ・妊娠3ヶ月以内、出産3ヶ月以内 
  ・飲酒後、酔いが残っているとき   
  ・伝染病の疑いがある場合 
  ・高熱を発している場合 
  ・原因不明で、重い状態の場合 
  ・衰弱し、生気に欠けている場合 
  ・血圧が異常に高いときや、低いとき 
  ・重い精神病がある場合 

≪美容にも!≫

全身に鍼灸治療をほどこすことで、経絡(気や血の流れ)を整えます。
いわば体中をめぐる川の流れをせき止めているポイントをみつけ、
再びきれいな流れが戻るようにしていくのです。体内の気や血の循環が
良くなることで、さまざまな症状が改善されます。
その後、お顔や頭皮にも鍼をしていき、血流の促進やリフトアップを
はかります。
皮膚は微妙な体調の変化を敏感に反映します。ですから、内臓や神経、
ホルモン分泌系を最適に保ち、体内のコンディションを整えることが
重要なのです。
たとえば、皮膚の新陳代謝、あるいは血液循環が悪いと、メラニン色素
を排出する力が
足りずにシミになってしまいます。月経異常、子宮筋腫、更年期障害など
の婦人科疾患でもシミはできます。このようにシミといっても原因はさま
ざまです。シミの原因となる全身の症状も問診し、局所のシミ除去
(メラニン色素細胞の代謝促進)とともに全身治療を行ないます。また、
シワに対しては、鍼によって顔面の表情筋に直接働きかけることで
血流を増やし、コラーゲンを活性化していきます。エラスチンの変性も
防げるので、小ジワやたるみも引き締めていきます。
使用する鍼は、髪の毛より細い極細のもので、痛みもなく、通常出血も
ありません。
もちろん鍼は使い捨てのディスポーザブルですから安全です。
「はりって痛そうだし、怖い」とおっしゃっていたお客様が、あまりの気持ち
よさに眠ってしまわれることもしばしば。
身体の奥からリラックスできる感覚を、みなさまにもぜひ体験していた
だきたいと願っております。




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