小児はり

小児はりについて



● 小児期にみられる症状

赤ちゃんは、自分の意思を言葉で伝える事ができないので、おなかが

すいた時やおしめを取り替えて欲しい時、眠い時、痛い時などは、

それを知らせるために泣きます。

しかし、思ったことが伝わらない、言葉を十分に伝えられないことが、

やがて奇声(キーキー)、不機嫌、不眠、夜泣き、むずかり、噛み付く

などの症状として現れることがあります。それは離乳期前後に多い

小児神経症で、一般的に「疳の虫(疳虫症)」と呼ばれ、

原因は神経性素因、肉体・精神の発達のアンバランスなどによるものと

されています。

小児期は、疳虫症状の他にも、風邪症状、夜尿症(おねしょ)、

下痢・便秘、熱が出る、食欲がないなどの症状が多く、その他に、

環境や食生活の変化、遺伝的素因などから、アレルギー疾患(アトピー性

皮膚炎、小児喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギー、

花粉症など)は増加しています。


● 適応年齢

基本的に生後3ヶ月位(首が据わる程度)から12歳位(小学校6年生)まで。

● 適応症

  ◇風邪症状(風邪をひきやすい 熱がさがらない 鼻水 咳)

  ◇アレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、小児喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレル
    
              ギー、花粉症など)

  ◇疳の虫(夜泣き・寝つきが悪い、食欲がない、下痢・便秘、夜尿症、体調がすぐれ

        ない、落ち着きがない、集中力がないなど)

  ◇子供の肩凝り・腰痛                     ・・・   など

● 治療方法

大人に使うような鍼ではなく、刺さない特殊な鍼やローラー鍼で両手足・頚肩部・背部・

腰部・腹部・胸部に対しツボを押さえたり、軽く擦ったりする鍼治療(接触鍼・摩擦鍼)で、

無痛で心地よい刺激治療です。

適切な接触刺激が、局所あるいは中枢(自律神経系やホルモンなど)に影響を与え自然

治癒力を活性化させます。




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