| 藤原岳 (セツブンソウ、見〜つけた!) |
H15年 3月16日
4名
春を告げるフクジュソウとセツブンソウに会いたくて、藤原岳に行く。
あわよくば、雪の中に咲く小さな貴婦人ユキワリソウにも出会えるかと……


名阪から東名阪自動車道、四日市ICで降りいつものコンビニに立ち寄り、買い物をする。
西藤原駅を目指し、聖宝寺から出発します。
ウォームアップにしてはきつい階段を上がると、一本の見事な紅梅が花も見ごろの春を謳っています。
背景にどうしてもブルーのトタン屋根が入ってしまうのでカメラは出さずに。
植林の中の合目表示を一つ、一つ過ぎてどこで一番のフクジュソウに出会えるのか、ドキドキ、ワクワク!
フクジュソウはあの色鮮やかな黄色で雪の中?セツブンソウはどんなお顔ですか?
5合目表示からカーブする斜面の中ほどに、一株の鮮やかな黄色を見つけました。
まだ枯れ草の中でその一点だけがスポットライトを浴びたような春です。上に行けばたくさんあるよとの声に先を急ぎます。

そして、見つけました!見つけました!
日当たりの良い緩い斜面にたくさんのフクジュソウが顔を覗かせています。
透明感のある繊細な15枚の花びらを、いっせいに広げ、太陽をいっぱい受けて楽しげです。
草丈がわずか10cもないので、しっかり開いた花は土の上にそっとおかれたようです。
まだ顔を出したばかりのつぼみもたくさんあり、
またまた、フクジュソウみたいな声をあげて、とE氏に言われましたが。
下山の人に出会ったら、どこかでセツブンソウを見ませんでしたか?と声をかけるのですが、
誰も見ていないようです。


雪の斜面では、まだ冬の眠りについている木々に春の陽差しがやさしくノックしています。
「ほら、もうこんなに暖かいのよ…」
雪の多い9合目あたりまでは、花はありません。雪の下で春を待っているのでしょう。
冬と春が微妙なバランスで移り変わろうとするこの時期、
冬が往くのが淋しくて、春になるのが嬉しくて、冬にサヨナラを言いたくなくて
未練いっぱいの私の心を持て余しているのです。
植林を抜け日当たりがよくなると、道はぬかるんできました。
でも、あちこちにフクジュソウいっぱい、人もいっぱい。
誰かが雪を持ってきて花の周りにおいて演出していましたが、やはり少々不自然です。
朝も早かったので藤原山荘で昼食にします。
山荘は大勢の人で賑わっています、そこへ入口から颯爽とRちゃんが、何と長靴姿でご登場!
「お久しぶり〜!」
早速 「セツブンソウはどこに咲いているの?」
R 「6合目辺りに咲いていたやろ、」
「えェーー???」
8個の目は、全てふしあなでした。
こうなったらセツブンソウに会うまでは帰らないと、コース変更、Rちゃんを誘い込んで聖宝寺道を下ります。
不精してアイゼンも着けずに下るので、皆、何回かは転んだはず。
6合目あたりです「ほらッ!」

咲いているのです、可憐な、可愛いセツブンソウが小雨の中で…。
わずか数センチにも満たない、小さな花が枯れ草の陰からピッと顔を出して、
ひそやかに、はかなげに咲いているのです。
これは知らなければ見落とすのは無理はないと思えるほどに小さな小さな存在です。
Rちゃん曰く「だんだん少なくなっているよ」それって哀しいですね。
午後雨の予報はピッタリあたり、小雨落ちる中、聖宝寺まで足早に下ります。
早春の花、フクジュソウとセツブンソウに出会えたとっても嬉しい藤原岳でした。
でも、ユキワリソウはどこに咲いているのかなぁ…?
いつかきっと会えるよね!
