大所山(百合ヶ岳) 1345.8m
H15年9月7日
参加 12名
地図には山名しか載っていなくてルートもテープも定かでない大所山に、最近この手の山に凝っているEさんのLで行く。そう言えば7・8月はアルプスに何度か行って地元奈良の山は久しぶりの感がある。
登山口は川上村、下多古、林道を詰めると登山口には駐車場もある。

登山口から渓流を下に見て先ず琵琶の滝へ。水辺の登りは清流の音と冷気がとても心地良い。
吊り橋や壊れそうな桟橋、濡れて滑りそうな岩を過ぎて滝の展望台の東屋に着く。
滝壺まで道があり涼を求めて滝壺へ下りる。
大きな岩を滑り落ちて冷気をふんだんに撒き散らし豪快で、またネーミングもいい!

流れに沿って、きた道を少し戻って大所山の登りに取り付く(小さな標示板とテープあり)
見失いがちなかすかなトレースで直登に近い上りが始まりぐんぐん高度をあげる。
あまり踏まれていない分クッションがあって足には優しいが滑って崩れ落ち、また落石には細心の注意が必要。
水辺を離れて植林に入り、風が通らず暑い。稜線に出るまで殆ど急登が続く。
汗いっぱいで稜線に出ると今度は気持ちの良い明るい広々としたブナ林に出る。
蛇腹という地名とはウラハラに小暗い植林から一転してさわやかな緑があたりを染めて清清しい気分になる。

山頂までこの美林は続き、この上なくさわやかなのに何故は今日は虫が多く休憩中も昼食時も付きまとわれる。
行く手に大きな岩が立ちはだかり左に巻いて進むと急斜面あり、ロープあり、ヤセ尾根の直登と難所が続く。
このコースはあまり人が入っていないようで土が柔らかくて崩れ、落石もしやすく、また直登でもあることから真下に後続の人がいて落石しようものなら直撃になり、足の置き場に緊張する。

山頂で昼食後、下りは手入れの行き届いた植林の中で下山道はトレースもあり何度か展望も開け、勝負塚山、山上ヶ岳、11月に山行予定の白髭岳と大きな大峰の山が横たわる。
午後の陽射しはやや長くなり、時折通り過ぎる風にもやはり季節が一歩進んでいるのが感じられる。
夏は終わり確実に山は次の季節に変わろうとしている。
立派な桧が伐採されて登山道を何ヶ所もふさぎ、ほのかに桧の香が漂って不思議に心がリラックスする。
久しぶりの大峰の山は森の香りと樹のエネルギーに満ちて、フカフカの葉っぱのじゅうたんは夏アルプスにはない感触で懐かしく、優しく、ふるさとに帰ったような思いで帰途に着く。
コースタイム
登山口 9:00→琵琶の滝 9:25⇔10:05→大所山 12:10⇔12:55→登山口 14:40
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画像一部 円の亡者さん 提供