| 私の納山 リトル比良 近江高島駅〜音羽〜岳山〜オーム岩〜寒風峠〜涼峠〜北小松駅 |
H15年12月21日
参加 8名
コースタイム
大炊神社登山口 9:30→灯篭前 10:05→岳山 11:18→オーム岩 12:10⇔12:40→岩阿沙利山分岐 13:35→寒風峠 15:05→涼峠 15:42→楊梅の滝登山口 16:15→JR北小松駅 16:40

JR京都駅を出るともう線路は雪ついて、湖西線の各プラットホームでは雪かきをして傍らに積まれています。
車窓から見える比良の山々は真っ白、琵琶湖に浮かぶ竹生島も雪衣装です。鏡のような湖面に冬のにぶい朝日がさして、ジングルベル飛び交う街中の雑踏とは無縁の静かな、ピタッと止まった世界が拡がります。
おとぎ話に出てくるような近江高島駅のガリバーさんも大きなお帽子に雪を載せています。
リトル比良の小さな標示板に従ってバス停音羽駅から左折し大炊神社の境内でスパッツなどの準備をします。この辺りで積雪20Cくらい、と言うことは上ではもっと積もっているに違いありません。今日は私がリーダーの山行で計画書の装備には軽アイゼンとしましたが大丈夫かなぁ、ちょっと不安になります。コース経験はありますが無雪期、それにこの標高では雪の心配はないだろうとタカを食っていたのにこの数日の一級寒波でこの有様、時間が押すのは当然予想されるし、雪がどの程度なのか、誠に頼りないLです。

灯篭のある展望の良いところでまず一息入れます。今日は風もなく寒波も緩んで絶好の雪山日和と思われたのにここでちらちら小雪が舞い始めます。
この先だんだん雪が多くなり木々にもたっぷり雪が積もり白一色の世界になります。この2.3日で積もったのでしょう、サラサラの新雪で多い所では5〜60Cもあったと思います。
観音堂も石灯篭もすっかり雪の中、行けども行けども白い雪の花満開です。

山名標示板があるのみの岳山を過ぎてこのコース中最大の展望、オーム岩で昼食にします。
オームの嘴に見える岩から眼下には湖岸を雪に閉ざされじっとして動かない冬の琵琶湖です。

予想以上の雪で予定時間を大きく上回りそうで早目に切り上げて出発します。
あとは峠をいくつか越えて、緩いアップダウン・・・と思っていたのですが、ところがなかなかそうは行かない雰囲気です。


先ずトレースがありません。それにこの雪・・・しっかり雪に覆われて、あるはずのテープが見えません。
ルート経験はあっても雪になるとかなり条件は違います。緩いアップダウンと峠越えのはずが雪のためかなり時間がかかります。
時間が押して来て予定の岩阿沙利山のピークは踏まずその手前で寒風峠への道をとります。
新雪をギュッと踏むこの感覚は何にも増してうれしく、このシーズン出会える雪に私はひそかに心ときめいているのです。

いやと言うほど雪を踏んで、「もう雪はいらん〜」と誰かさん 「こんな雪、生まれて初めてや〜」の声も。
でも、私は手放しでうれしくて今年最後の山行がこんなにきれいな雪の中である幸せをしんみり感じているのです。
涼峠まで来るとやっとトレースがあり、その分道はグチュグチュになっています。
最後の休憩をして琵琶湖を見納め、途中楊梅の滝を見て北小松駅へと急ぎます。
念のためのアイゼンは使わなくても大丈夫でした。
サブリーダーでトップのへんなおじさん(ハンドルネーム)はこのトレースのない雪の中を地図と感とでルートを一度もはずすことなく、またラッセル隊長もしていただいて頼もしいSLに感謝です。
おかげ様でpororiの今年納めの山はきれいな雪の中で終わることが出来ました。
ありがとうございました。心から感謝しております。
この一年、深く心に残る山との出会いが数え切れないほどありました。
雪を踏む、萌える春、一面のお花、秋の黄葉、降り積もる落葉、寒々とした冬枯れ、何度ふるえる感動に出会えたことでしょう。
光あふれる夜明け、一日を終わる落日、風に揺れるお花、苔むす原生の森、煌く星空、輝く縦走路、心がときめいて、満ち足りて、あふれて何度涙したことでしょう。
全てに感謝してこの一年を終えられる幸せで今はいっぱいです。
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拙いpororiの森にたくさんご訪問いただいてありがとうございました。2003年pororiの山は終わります。
お付き合い下さってありがとうございました。来る年もより多くの皆さんとpororiの森で出会えますように。