白 銀 の 立 山 縦 走
H15年5月2〜5日
参加 6名
昨夏歩いた剱岳が雪に輝いているでしょう!大日岳も深い雪?稜線からのアルプス大展望は夢心地?
初めての5月のアルプス、そして今度こそ今期最後の雪山(と何度も書いています)となる立山縦走です。
真っ先に、一面見渡す限りの大雪原が痛いほどまっすぐに目に飛び込んで、頭の芯までピリッと冷気が走ります。
いつもの「立山 室堂平」の石碑も名水も、深い雪の下で眠っています。
一面の白い、白い、雪!雪!雪!です。


3日 立山P〜室堂〜雷鳥沢テント場〜別山ピストン
麓は新緑に輝いているというのに、美女平からの高原バスは雪の中、名瀑、称名滝を経て、ブナ平の杉の巨木を見て、雪の大谷を通過して室堂に入ります。
実は昨夜8時に奈良、平端駅をレンタカーで出発、渋滞もなくほぼ予定通りの時刻、深夜1時過ぎに立山駐車場についたものの、それから駐車場の隅にテントを張り3時半まで仮眠。準備をして始発のロープウェイに乗るべく駅のキップ売り場に一番乗り、という訳でバスの中では夢ウツツなのでした。
雄山の雄姿が、大日岳がとても近く見えます。空気が澄んでいるからでしょうか。夏、秋の立山は何度か来て雄山も大日ももうしっかりその姿が目に焼きついているのに、やっぱりこの白銀の中で見る山は全然違う顔なのです。
もう出発点で感動いっぱい!胸いっぱい!ドキドキするのです。
雄山は逆光なので、雪化粧麗しい大日岳をカメラに、一歩踏み出すと、あの凍った雪面を割るピシッ!という音が響き、そうだ、この音、この感覚!何ヶ月ぶりかでアイゼンが氷を割る感覚が蘇えります。

雷鳥沢キャンプ場をめざします。カラフルなテントがもう2〜30張りほど可愛く見えています。
テントを設営し装備を整えて出発、別山をめざします。
斜面には点にしか見えない登山者、スキーをつけて、あるいは担いで上る人がよく見ると列になっています。スキーの人も多く、若干年齢が若そうです。
夏道と違って、直登に近い上りで汗がふき出し、男性軍は暑い!暑い!を連発し半袖シャツ1枚に。そしてこれが思わぬヒゲキになるのです〜〜〜。
剱御前小屋からは剱岳、その後方には大きく後立山連峰が広がります。

道はガレ場になりここでアイゼンを外し、祠のある別山へ。
雪を輝かせたあの峻険な岩の殿堂、剱岳が丸く優しく見えるのは雪のせい?岩の塊と思えた剱も雪の化粧を施されて穏やかに見えます。でも本当は夏よりももっともっと怖いのですね。
バンザ〜イ!剱岳!(別山山頂です) ↓

陽はサンサンと降り注ぎ、昨夜の寝不足もあり祠の横に腰を下ろして休憩すると誰からともなく 「ふあ〜〜ァ〜」 よく見るともうコックリしている人もいます。そしていつしか全員何と別山山頂でお昼寝してしまいました。なんという贅沢でしょう!
ゆ〜〜くり遊んで、テント場へ帰ります。
乾杯して、今夜の食事はチーズフォンデューに白ワイン!
雪で作った豪華食卓を囲んでいただきます。
そう言えば、山と渓谷社の方が写真を撮らせて下さいと言って、2.3枚撮っていきました。来年の5月号に載るかもヨ!

山友会の名シェフ 山の家さんのチーズフォンデューは…
まず、鍋を二つ用意して一つはチーズを溶かし、もう一つで野菜、ウィンナーなどを蒸し煮してフォークにさし、チーズをからめていただきます。
やっぱりこれは白ワイン!なんてカッコつけていたけれど、ビールも泡盛も焼酎も何でもありの雑食ならず雑飲族でした。
4日 テント場〜富士ノ折立〜大汝山〜雄山〜一の越〜テント場
おはようございます。とテントから出て皆と顔をあわせると一夜にして男性軍のお顔は大変貌!皆さん赤鼻の****なのです。
今日も快晴。予報では終日降水確率0%なり。ちょっとでいいから曇ってェ〜!の声も。

真っ白の雪を踏んで、ゴツゴツの岩が露出した富士の折立をめざします。
雪と岩の縦走路は富士ノ折立から大汝、雄山へと続き、富士ノ折立の岩の上では360度の大展望ほしいままです。
いつか本で見た航空山岳写真の真っ只中なのです。
黒部湖をはさんで針ノ木、蓮華、爺、鹿島槍、五龍、唐松、白馬と続き、遠くは富士山、北岳、八ヶ岳。北アルプスの秀峰も全て手にとるようにわかるのです。
上から見るとこんなにたくさん山があるんだぁ〜と幼稚な発見です。
まさに別世界、別天地、天上界を垣間見るってこんなでしょうか?

富士の折立から雄山は雲上の縦走です。 ずっと、ずっとパノラマの中です。真っ白い雪の中です。
夏季は有料だった山頂の神社にお参りして(今は無料)一の越へ、室堂平の雪を踏みしめて、雷鳥沢へ帰ります。
途中、雷鳥沢ヒュッテ前の緩いスロープでL軟弱さんに滑落停止訓練をしていただきました。難しい!!! 胸がイタイ!
雄山から白一色の室堂平へ、雪の上を舞うつがいの蝶のように赤と黄のウェアーのスキーカップルが優雅に滑って雪のかなたに消えて行きました。
拍手喝采したいほど、しなやかに、カッコよく。
タイム
テント場 6:15→稜線上 8:05→富士の折立 9:15→大汝山 9:45→雄山 10:35→一の越 11:52→雷鳥沢ヒュッテ前 13:20→(滑落停止訓練)→テント場 14:05
5日 テント場〜室堂〜立山P
GW最終日の今日は車の渋滞が予想されるので早目に下山します。
3日間快晴の雪山は予想以上に紫外線がきつく、片時もサングラスをはずすこと無く全員メガネザルに変身!
笑うに笑えず、泣くに泣けず・・・
そして、今日も快晴!
名残惜しい大日岳の優雅な姿です。

タイム
テント場 6:20→室堂 7:20 バス 8:00→立山 9:10