第35回 クリーンハイク 柳生街道コース
(高円山〜滝坂の道)

参加 山友会会員  19名
  L porori  SL 軟弱
        一般  13名

ふるさとの自然を守り育てるという主旨で、例年6月の第1日曜日に開催される「クリーンハイク」(清掃登山)も今回で35回を数えることになりました。奈良山友会では柳生街道コースと業平ロマン街道の2コースを担当、案内させていただきました。
ご参加いただきました皆様にはたくさんのゴミ拾い、環境の美化にご協力ありがとうございました。

コース&タイム
近鉄奈良駅 9:10―柳生街道入口 9:50―白毫寺登山口 10:18―大文字火床 10:55―高円山展望台 11:40―地獄谷新池 12:15(昼食)12:50―春日山石窟仏 12:55―首切地蔵 13:15―高畑駐車場 15:00―浅茅が原 15:15 (解散)

奈良公園雨天決行とは言え、前日の台風には戸惑いましたが、何とか天気も回復の兆しで、奈良駅噴水前に集合します。
当日参加の方も含め32名で出発します。
雨あがりの奈良公園はしっとり水を含んだ緑が鮮やかで、の〜んびり鹿の群れが休日の朝をくつろいでいます。

飛火野、志賀直哉旧居を過ぎて柳生街道入口で金バサミ、軍手、ゴミ袋などを配布し、今日のコースと予定を案内して、白毫寺裏の登山口から高円山へ入ります。車道沿いの草むらには相変わらずカン、ビンが投げ捨てられ、細い登山道に入るとすぐに大量のゴミを発見します。
ここは前回もゴミが捨てられていたように記憶しています。写真係りがしっかりカメラに収めます。


奈良市街
大文字の火床までは雑木林、竹林の上りが続き、サワサワと梢が揺れて昨日の雨がシャワーのように落ちてきます。

空も少し明るくなり、火床に出ると一挙に展望が拡がり、懐かしい、美しい私達のふるさと奈良市街が一望です。









大文字火床
明るく開けた笹原の斜面にはブロックに囲まれた大文字の火床が、ほぼ等間隔にお行儀よく並んでいます。


登山道もこの斜面も殆どゴミはありませんが、すぐ脇の林に入ると考えられないくらいゴミが散乱しています。ビン、カン、ビニール袋、プラスティックトレイなど、入れば入るほど捨てられています。危険のないところまで拾います。






不法投棄現場

続いて高円山展望台の手前、右手の草木の中にまた大量の不法投棄を発見しました。大きなドラム缶、作業道具、布団など、もう少し行くと車道ですからこれは車で運んできて捨てたものでしょうか?

大体、車道に近い登山道にハイカーのゴミや不法投棄が目立つようです。







地獄谷新池
車道を歩き地獄谷入口から滝坂道に入ると、急にハイカーが多く、地獄谷新池も先客で賑わっていますがここで予定通り昼食にします。













夕日観音
食後は18体の春日山石窟仏を見て滝坂道を下ります。


古くは牛、馬で米や生活の糧を運んだと言う当時の面影を苔むす石畳に残し
「その表情 笑ふが如く、また泣くが如し」と詠われた夕日観音、朝日に映える朝日観音、寝仏、首切り地蔵など柳生一族の夢の後も偲ばれる道です。







滝坂道
ゴミ袋、金ハサミを持った私達を見て「ゴミを拾ってくれてるの〜、ごくろうさま」と暖かいお声をかけてくださる方もたくさんあり、これも一つのPR、この姿勢も大切なことと実感しました。

ここは人気のコースで今日は大変な人出でしたが、それにもかかわらずゴミは殆どありません。

拾ったゴミを高畑駐車場で計量します。
ゴミ量 ビン 10.5kg カン 16.5kg その他 31.2kg 合計 58.2kg
こんなにたくさんのゴミが捨てられていたのです。
一般参加していただいた方にはここでお礼を述べて解散し、会員は指定のゴミ置き場、浅茅が原まで持って行きます。


総じて登山道にゴミはありません。脇に入るとたくさん捨てられている個所もあり、最も気になるのは車道に近い所、車道から登山道に入った繁みなどに目立ちます。
捨てたゴミは自分の視界からなくなればそれで良いのでしょうか?
消えてしまうとでも思うのでしょうか?
それらのゴミは永久に土に返ることはなく、環境汚染、自然破壊に繋がるのです。許せないことです。

 

山は心のふるさと、一番身近にふれ合える自然

私達は決して山にゴミを捨てません。今日参加いただいた皆様も、ごくろうさまと声をかけてくださった方も捨てません。
ゴミを拾うと言う小さな行為が自然を守り育てることにつながり、美しい自然を取り戻すことが出来るとすれば、もっともっとこの善意の輪を広げていきたいものです。

回を重ねていつかゴミ0の日が来るとすれば、この運動も大成功ですね
近い未来にそんな日がくることを願ってやみません。