稲村ヶ岳(1725.9m)
クロモジ尾ルート
H16年11月7日
参加 16名

週末天気が崩れることの多かったこの頃、久々の大快晴の山行はこれも久々の車5台を連ねる16名の大ファミリー山行になりました。
黒滝道の駅で吉野在住のリーダーと合流して紅葉の名所ミタライ渓谷を通ります。見頃、好天とあって行楽客が多く車も賑わっています。さすが奈良県の名所ミタライ渓谷は青い清流と大きな岩と空を覆うばかりの色鮮やかな紅葉が全てベストマッチしています。

ミタライ渓谷から先、行者還トンネルへの道は依然通行止めです。車は左に折れて白倉谷に入ります。
全山紅葉の素晴らしい光景が目に飛び込んできます。曲がっても、進んでも、次のカーブも紅葉で埋め尽くされ、自然界にある色の美しさに改めて感動します。
岩本谷を過ぎたところで5台の車を路肩に駐車し、紅葉のトンネルを少し歩きます。

「右側良く見て〜、テープがあるから」とリーダー。ありました、小さな木に小さなテープが。でも道はありません。ただ急斜面があるのみです。
「ここから上る」と言われて「なにィ〜〜〜???」皆、目が・ ★ @ マークです。
急斜面、しかも土が軟らかく崩壊しそう〜、落石しそう〜。でもここが登山口らしいです。

びっくり仰天で上り始めます。でも驚くのはこれだけではありませんでした。
手を使わなければ登れません。木をつかんだり、這ったりしながらやっと上った先はネット沿いの細〜〜〜い道、ザックが引っかかったり、靴がネットに絡んだり、針のある木が当たったり、切り株があったり、もう歩き辛いことこの上なし。
でもどんどん展望が開けて馴染みの山並みが見えてきます。
リーダーが説明してくれるのですが何せ16名のパーティでは後を歩いている私には聞こえないし、追いついた頃には説明が終わってリーダーは行動食を口にしています。
見覚えのある観音平や法力峠、大天井、山上ヶ岳、大普賢、弥山、頂仙岳等分かる範囲で自己満足です。

続いてヤブあり広大な植林帯あり(帰りはこの植林帯で道に迷いました)木の間越しにどこから見てもそれと分かる大日山と少なからず対面します。
次はシャクナゲの道、たくさんのシャクナゲですが蕾は少なく次のシーズンは淋しいかも知れません。

笹原とブナの明るい林で稲村小屋からの道と合流します。この地点は小屋と大日山の間、かなり小屋寄りです。

ここまで誰にも会わなかったのが急に多くの人と出会い、深山幽谷の世界から一気に明るい人間界に飛び込んだような妙な錯覚をします。
キレットを覗き見して展望台のある山頂に到着します。先客もあり展望台は満席になりました。
東には大峰の大パノラマ、反対側には今朝上って来たクロモジ尾が長く伸びています。昼食後はLがお勧めの展望岩へ案内してくれます。
絶景です!大日山を上から見下ろす断崖絶壁のせま〜い岩で3・4人でもういっぱいです。空中に飛び出すような感覚です。かたまりマシタ。
「絶対に誰も当たらないで〜、触れないで〜」と言いつつ。

下山はキレットから大日山をピストンします。はしご、鎖の岩場ですが以前来た時よりはしご等が整備されています。それだけ崩壊したと言うことでしょうか。山頂には大日如来が祭られた祠があり、ここも展望はバツグンで胸のすくような大展望です。

さて、下りはあのネット際の峡路、道なき道の急斜面、切り株、いばら・・・
あ〜ァ、法力峠に下りたかった〜なんて言ってはいけませんね。
やっぱりネットにはザックやストックが引っかかり木の根につまずいて転んだ人もあり、登山口の急斜面では小さな落石もあったけど、林道に下り立った時はホッとして大きな息をしたくなりました。
何度か登った稲村ヶ岳がとても新鮮でした。
コースタイム
登山口 9:28→山頂 12:55⇔13:06→大日山 13:25→登山口 15:55