鎌ヶ岳
宮妻峡〜カズラ谷〜鎌ヶ岳〜鎌尾根〜宮妻峡
H16年5月30日
参加 12名

昨日の天気予報ではまた、また、雨…。
鎌ヶ岳は好きな山系で特に鎌尾根の緑連なる長い尾根は魅力でした。
でも、この予報では?パッキングしながらも気合の入らない前夜でした。
ところが、朝になると・・・ 行けそう…?早い時間に行けば・・・何とか持ちそう・・・?
緑に包まれた宮妻渓谷を右に左にカーブして、へんなおじさんの切るハンドルに揺られます。
宮妻ヒュッテ駐車場から林道をしばらく進み右にカズラ谷コースをとります。水辺を飛び石伝いに行き、小さな滝を見て樹林の中の上りになります。風が通らず非常に暑い上りが続きますがそれでもどこかに風の道があるようで、下から吹き上がる冷たい風に出会うと、口々に「わァー 生き返る〜!」
今日が暑いのか、この樹林の中が暑いのか?
もう花は終わり、花柄だけが残ったイワカガミのピカピカの葉っぱが一面です。
休憩中に上からポトリと何かがへんなおじさんのポシェットに落ちて来ました。
「ヒャァー ヒル!」
急に女性軍は帽子を出す人、バンダナ、タオルを巻く人。やっぱり鈴鹿の山は多いのかなァ?
樹林帯から岳峠に出ると一気に展望が開けます。南は入道ヶ岳、野登山、仙ヶ岳、そして鎌ヶ岳は目前なのですが、ここは絶対休憩したくなるポイントです。多分10分ほどで山頂なのですが、それでも休憩した〜い!と言って休憩します。
ここから見る鎌ヶ岳は最もアルペンムードが高く、頭上にかぶさるように山頂の岩峰が突き出し、大ガレが生々しく迫り、ワクワクするのです。
岳峠からの展望と心地良い風に触れて最後のひと登り、小さな尾根を直登します。この辺り昨年はサラサドウダン、ベニドウダン、ミツバツツジなど見られたのですが今年はもう遅いようです。
岩場の狭い山頂は360度の大展望です。予報に反して雨の気配はなく幸いですが、鈴鹿の山々はガスで少々霞んでいます。
昼食後は「雨が落ちて来ないうちに下りましょう」と、早めに下山します。岳峠まで戻り水沢峠への道を右にとります。
下ではすっかり花柄だけだったイワカガミがまだピンクの花を下向きにつけています。
鎌尾根はシロヤシオ、サラサドウダン、ベニドウダンなどのトンネルのはずだったのですが、今年はもうすっかり?殆ど?終わっています。
それでも辛うじて花を残したサラサドウダン、ベニドウダンを見つけます。

花はなくても透ける様に淡い緑の葉がユラユラ、キラキラ輝いて、その下を歩いているのもとっても幸せな気分です。
小さな手を広げたような五葉の葉っぱが風と遊び、かすかな葉ずれの音なのか風の音なのか耳に心地良く残ります。
下りはかなり急なガレ場や鈴鹿特有の崩れやすいザレもあり慎重に下ります。とても急な、カメラなど到底出せない所で色鮮やかなベニドウダンがたくさん花をつけています。

尾根から見る鎌ヶ岳は岩の塊りです。
さすが鈴鹿一のヤセ尾根と言われるだけあって岳峠から西へ長く連なるこの尾根はヤセ尾根、岩峰、ガレ場と続き、いくつもアップダウンを繰り返します。ブナの多い癒しの森を通り、水沢岳の急な上りではスリップ、落石に細心の注意をはらいます。水沢峠までもかなり急な滑りやすい下りが続きます。


水沢峠から左に道をとり谷に沿って宮妻峡へと帰ります。
水辺の下りは涼しくて快適、優雅な姿のフタリシズカがたくさん咲いていました。
