
大普賢岳をパノラマで!
H17年6月12日
参加 11名

大普賢岳をパノラマで!!!
この方面には特に詳しい円さまの企画で絶対行ってみたいコースでした。
梅雨に入り空模様が気になっていましたが、幸い大もうけの拾いものみたいな好天で、大迫力の大普賢を断崖絶壁の伯母谷覗きから望み、新緑ふりしきる阿弥陀ヶ森には、シロヤシオが咲きこぼれて、遠い日の山上ヶ岳への修験道を偲びます。
川上村、上谷の久久能智神社前から上ります。
誰かが“九九81神社”と読んでいきなり寒いギャグを飛ばそうとしています。
“くくのち”または“くぐのち”と読み、久久能智の神は樹木を司る木の神様です。
神社前の駐車スペースには誰も駐車していません。静かな山のはず・・・?!・@★〆◆
植林の中のジグザグの上りを30分程で上谷分岐、尾根に取り付きます。梅雨の晴れ間、植林帯の中はかなり暑いです。

分岐からは急登も緩やかになり、広く開けた気持ちよい空間、天竺平に出ます。壊れかけたベンチあり。
この先いくつか苔むした、かかなり痛んだ梯子があります、通行は危険です。

緑が目に染みる自然林になり、名残の緋模様のサラサドウダン、緑の中でガクウツギの白が際立ち、サワサワと揺れる葉から日差しがこぼれて、とにかく緑が美しいの何のって!
メンバーから何度「きれいね〜、素晴らしい〜」の声が聞かれたでしょうか?

それに加えて巨岩続出、シダ、苔もしっとり昨夜の露を含み、緑があふれて爽やか、快適です。こういう地形をーと言う、とL円さまが教えてくれます。足元にはフタリシズカ、サワギク、ギンリョウソウの青い目もバッチリ見ました。

時々展望が開けると勝負塚山、白鬚岳、薊岳、遠くは高見山も。

バイケイソウの群生、上からも下からも緑、緑でその清清しさは例えようもありません。

あと一息で伯母谷覗きということでこの青空でどんな大普賢に対面出来るかワクワクします。
何時、どこから見ても好きな山の一つですが、今日は違うアングルで、しかも一気に幕が切って落とされた如く大普賢がドーン!と眼前に、その瞬間を思うとドキドキ、ワクワクでした。早く行きたい気持ちと、ゆっくり楽しみは後に、の気持ちが入り混じっています。

ついにその瞬間です、ガァーーーン!しびれるような瞬間です。
堂々の大普賢!連なって子普賢、孫普賢、日本岳、和佐又山、そして、そして垂直に切れ落ちる足元は底知れない千尋の谷。これ程見事に一気に場面が入れ替わるって、あり〜? あるのです!!!
気合を入れて下を覗きます。ゾクッーーー!寒っむ〜〜〜!
皆でヤッホーーー♪と大声で叫びます。谷に吸いこまれた後、声が返ってきます。 ヤッホーーー♪ は緑色になって(?)

とりあへず、昼食は大普賢と一緒に・・・です。
眼前の大普賢と断崖絶壁のインパクトが強くて大感動でしたが、ふと頭上を見上げると、シロヤシオが満開、鈴なりです。いつも見かけるよりやや花が小ぶりのようですが、清楚なその白さにまたまた感動、何と言う幸運でしょう、大普賢を我が物のように、シロヤシオの花の下で・・・。


いつまでいても決して飽きることはないのですが、そこは山岳会の面々、行きたい気持ちがフツフツと口に出さないにしろ見て取れるのです。
もちろん私もです。が時間的に今日は不可能と頭で理解しつつも何かモヤモヤ、スッキリしません。
頭に時計の針が回ります。×印、でもでも・・・
秋にテント泊で和佐又から縦走しよう!!!の結論に達するまで大した時間はかかりませんでした。

行く手にはますます魅惑の阿弥陀ヶ森、その滴る緑の誘惑に勝てず結界門まで行こうということになります。
どれ程美しい緑に染まったことでしょう!どれ程純白のシロヤシオを愛でたことでしょう!

阿弥陀ヶ森は瑞々しい緑の楽園、シロヤシオの花かげでこの優しい緑を胸いっぱいに積めて持って帰りたいと心底思いました。

秋にはこの緑が衣を変えてどんなに美しい秋の色を見せてくれるのでしょう、想像もつかないそのグラデーションにきっと出合えますように、その思いを阿弥陀ヶ森にそっと置いて帰りましょう。
コースタイム
上谷登山口(久久能智神社前) 9:15→上谷分岐 9:44→天竺平 10:10→伯母谷覗 12:20⇔13:05→阿弥陀ヶ森 13:30→伯母谷覗 14:10→登山口 16:15