八経ヶ岳(1915m)明星ヶ岳(1190m)
渡〜川合道出合〜狼平〜(八剣谷)〜八経ヶ岳〜明星ヶ岳〜高橋横手〜熊渡

H18年5月20日〜21日
参加        4名

八経・明星と言えばトンネル西口から弥山経由のルートしか登ったことがなく、昨秋円の亡者さんと山歩さんが行ったこのコースをリクエストして前夜テント泊で行きます。
最初の1歩から最後の1歩まで感動に次ぐ感動の素晴らしいフルコース山行です。
敢えて3パターンに分けてみました。
緑の美林コース沢コース原生森コースどれもpororiのお気に入り、イチオシ中のイチオシです。
 緑滴る美林コース
熊渡〜(弥山川とカナビキ谷の間の尾根)〜川合道出合〜狼平
早朝、テント場(ナイショ)から熊渡まで行くと林道終点まで車が入るようで3台の車が入って行きます。作年鉄山から縦走した時、土砂崩れで林道がふさがれていたのが通行可能のようです。でもこの林道はゴロゴロ石だらけで車高が高くないと底をすりそうで要注意です。

林道はもうすでに緑のトンネル、何と瑞々しい若葉でしょう。空をふさがんばかりの緑に第1歩から感動しています。
熊渡から弥山川とカナビキ谷の間の尾根を上ります。

植林は手入れされて整然と立ち並び、自然林は若葉を空いっぱいに広げて伸び伸びしています。
植林のこもれびは目に見える光が直線で届き、自然林のこもれびは屈折して、ユラユラ揺れて、気ままに森の中で遊んでいます。
どちらもそれぞれ好きです。
斜面にはたくさんヤマシャクヤクがふっくら蕾をつけています。

ブナの大木が空いっぱいに葉を広げてサワサワと揺れ、弥山川の水音が遠く聞こえ、枯葉を踏む音、小鳥のさえずり、森の香り、自然が作り出すハーモニーは人間の及ぶところでは決してないです。あるがままの調和、人間の作り出す色は何一つありません。

川合登山道と合流まで素晴らしい美林に皆酔っています。生命あふれる古木と萌える若木が作る森に、何度感嘆の声が聞こえたでしょうか?

根や倒木がらみのヤセ尾根になるとシャクナゲが咲き始めています。

どこまでも美林は続き、もう目も心もすっかり緑に染まってしまったようです。おむすびコロリンさんはずっとビデオを回し続けで大忙しでしたね。

後から休憩を促す声 「ここきれいやなぁ〜、こんな所にずっといたいなぁ〜」

今日のメンバーは何と不埒な人なのでしょう。
緑がきれいね〜!と言えば俺の緑や!風が気持ちいいねぇ〜!と言えば俺の風や〜! バチアタリ!!!
馴染みの山々の展望に何度も立ち止まり、快適この上ない、ルンルンの尾根です。
「頂仙岳に行きたい人は行っておいで、待ってるよ」円ちゃんのコトバに誰も名乗りを上げる人はいません。このあと八剣谷の(キョーフの)上りが待っているゥ〜

頂仙岳を巻いて狼平につきます。
 清流の沢遡行コース
狼平〜(八剣谷)〜八経ヶ岳
狼平からは沢ルートです。宝石を見るような青い水が白いしぶきをあげて岩を滑っています。日差しが強くなり絶好の沢日和になりました。
右に左に大小の石を飛び、よじ登り、飛べない所は巻道を行きます。

昨日の雨もあって水量はたっぷりです。
冷たい水で手や顔を洗い水分を補給して沢を渡るヒヤリとした風を感じて目を上げると…
何と満開の山桜です。
風が小ぶりの桜を揺らせます。(花が揺れて上手く写真が撮れませんでした)

沢が二つに分かれ右手にとって尚進むとだんだん石が大きくなり浮石もあり歩き辛くなります。

そのうち水が無くなりガレ沢に倒木です。おまけに急登!掴んだ木が枯木だったぁ〜!

次は立枯と倒木地帯、弥山の立枯は来る度にひどくなっているようで心痛むところです。
沢ヤは沢を詰めて目的のところにドンピシャに着くのが自慢だそうで(私達は沢ヤではないけれど)八経ヶ岳にドンピシャに到着で円ちゃんの鼻ピクピクみたいです〜

山頂からは大展望です。大峰の秀峰ほしいままです。ここまでのコースでは誰にも会いませんでしたが、さすがにこの山頂は先客と数人が弥山方面から登って来ました。

大きな弥山と行者還岳、大普賢岳、山上ヶ岳。

右から七面山、仏生ヶ岳、孔雀岳、その奥に釈迦が岳。
やっぱり一度は歩いてみたい大峰奥駈道です。

 大峰の魅力 原生林コース
八経ヶ岳〜明星ヶ岳〜高崎横手
昼食後、明星ヶ岳へ。何年か前に来た明星ヶ岳はもっと木が生い茂って暗い感じでしたが、立枯が進み道は荒れてはいるけれどすっかり明るくなっています。
緑濃いトウヒが多くなり、苔生す倒木と小さな実生、幼木で原生の匂いに包まれる大峰のもっとも大峰らしさの残る尾根を下ります。頂仙岳の頭が見えています。

ヒウラ山から今日のコースが一目瞭然です。
八経ヶ岳(左)と明星ヶ岳(右)の間、画面中央の白く蛇行している沢を上り詰めました!
メンバー口をそろえて「ヒェーーー」(◎−◎;)
よくあんな所をと我ながら感心。その時は一生懸命だったし楽しかったけど、改めて見ると「ようやる〜」

ヒウラ山も立枯がすすんでこの状態、無残です。

高崎横手からは今朝の道を下ります。
小鳥達の歌声を聞きながら、もう一度滴る緑とこもれびの中を歩けるのはとてもうれしい幸せな帰り道でした。
コースタイム
熊渡林道終点 6:00→川合道出合 7:30→狼平 8:50→八経ヶ岳 10:40⇔11:20→明星ヶ岳 11:37→ヒウラ山 12:12→高崎横手 12:35→林道終点 14:28

番外編
食担pororiのメニューは炭火焼き鳥。
白ネギを挟んだハサミ、手羽先、砂ズリにインドの黒コショーをカリカリと引き、荒塩をパラパラッと振った炭火焼き鳥はとても美味しくて全員よく飲み、よく食べました。ワラビの煮物、そら豆の塩茹で、ザル豆腐、もろきゅう、春キャベツ、お漬物、お寿司。
焼き鳥のタレも作りましたが皆さん塩、コショーがお好みのようでした。
朝は円ちゃん特製の茶粥と小ナスのお漬物でした。

円の亡者さんの報告