| オオヤマレンゲと弥山の花 |
H18年7月12日
七夕の頃になるとオオヤマレンゲに会いたくなる。まだ梅雨が明けないからよく雨のオオヤマレンゲになるのだが今年は雨に打たれないオオヤマレンゲに出会うことが出来た。

いつものトンネル西口から奥駈道へ。
緑がきれい…風が爽やか…
シダ、倒木、苔が緑のじゅうたんになり、ブナ、カエデの森に初夏の風が吹きぬける。
奥駈のもっとも奥駈らしい光景に心落着く思いがする。

オオヤマレンゲは今年は花数が少ないように思う。ネットで保護されている個所でしか見られないのは残念だけれどこれも仕方ないだろう。青いビニールネットは本当は見たくない。

もっと保護するのだろうか、新しいネットと杭などが傍らに置かれていた。青いビニールの色は絶対に自然界には無い色。ここにはあって欲しくない色だが花を守るには仕方ないのだろうと複雑な思い。
お目当てのオオヤマレンゲは何と優雅な花だろう、ほのかに甘い香りを漂わせて純白の花ビラをそっと開く。




バイケイソウもよく見るとこんなにかわいい。

白い花火のようなカラマツソウ

ショウキラン

ナルコユリ

山頂ではアサギマダラが何故か手の平で眠っている。しばしまどろんで目覚めたらヒラヒラと風に舞って飛んで行った。

ネットの中は花園。サンカヨウ、エンレイソウ、カラマツソウ、チダケサシ、シダ、どれも伸び伸びと大きく葉を広げて花を咲かせ、実を実らせて安心しきっている。

弥山の山頂は痛々しくていつも心傷む。年々立ち枯れがひどく白骨林が広がっているようだ。
八経からみた弥山、無残な気がする。来る度にそう思う。

友人が弥山も八経も初めて、オオヤマレンゲも初めてなので案内するが、弥山神社付近の白骨林に顔を曇らせる。
その中で緑濃くしっかり育っている幾本かの若い木がせめてもの救い、空を覆うほど大きく育って欲しい。
今年もオオヤマレンゲに会えてうれしい反面、弥山の様変わりには心重く、せめてこれ以上立ち枯れがすすまないで、と願わずにはいられない。
コースタイム
トンネル西口 9:35→奥駈道出合 10:22→弥山 12:20→八経ヶ岳 13:30→トンネル西口 4:30