野 坂 岳(913.5m)
(敦賀冨士)

H18年3月25日
参加    5名


(敦賀湾と白山の展望)

敦賀駅から真っ白の大きな野坂岳を何度か見て、いつか登って見たい山でした。
交通費がかさむので(ケチです)今日はJR18切符を利用して暗い内から起きて行きます。でも、何の何の〜、そんな事ではあり余るほどおつりの来る素晴らしい山でした。
まぶしい春の日差しをいっぱい浴びて車窓から見る比良山系も伊吹山も真っ白です。
敦賀駅から見る野坂岳は今日も敦賀冨士の名に恥じない堂々とした大きな山容でピカピカでした。敦賀駅から登山口のいこいの森までタクシーを利用します。駅にはタクシーが多く常駐しています。(約20分 3360円)
今日は願ってもない最高の春山日和です。白い野坂岳を見てタクシーの中からもうワックワク!!!
野坂岳登山口の標識のあるところまでタクシーが入ります。(登山口は標高190m)
気持ちの良い整備された道を行くとすぐに残雪が見られます。さらに行くともう真っ青の海と海抜0m(ではないかも…)に見える敦賀市街が望まれ展望の良い山ということでこの先がとても楽しみです。何たってこの青空!!!です!

栃の木地蔵は小さな沢を見守るように安置された可愛いお地蔵様です。ここは最終水場で敦賀の名水とありました。ひしゃくとコップが用意されていていただきました。美味ですが今日の陽気のせいか思ったほど冷たくはありません、まわりには雪がいっぱい残っているというのに。


(西方ヶ岳)

お地蔵さまを過ぎると雪道です。
青い敦賀湾と西方ヶ岳の展望です。日差しが春を告げのどかでやっぱりこれは春の景色です。
雪は締まっていて歩きやすくしばらくアイゼンなしで行きます。


(一の岳から野坂岳)

一の岳まではやや急登ですが雪をしっかり踏んで樹林の中を快適に行きます。名残の雪がうれしく、木々の先がほんの少し丸みを増しているのもうれしく、その向こうに見える青い空に気持ちよく枝を伸ばしているのもとてもうれしいのです。

一の岳からの稜線はずっと展望が開け白山がひときわ白く荒島岳、能郷白山でしょうか、白い山並みが続きます。

山頂まで二の岳、三の岳と緩やかな展望の稜線です。
山頂から下りてきた人から「今日は素晴らしいよ〜、滅多にないよ、こんなにきれいに見える日は」と聞き、ますますうれしく頂上まで気持ちは飛んで行きそうです。幸運としか言いようがないです。

この稜線の展望、ブナの純林は本当に素晴らしいです。今ブナはもちろん裸木ですが春を感じて息づいているのを充分感じることが出来るこの時期のブナも私は大好きです。足元の雪をギュッギュッ!と踏んで、穏やかで、暖かくてず〜っと歩いていたいなぁと思わせる稜線です。

ブナのまわりの雪がまぁるくとけて…冬の雪が春を迎える準備をしています。この光景を青空の下で見るのがとても好きです。
ブナ林を通して山頂避難小屋が見えてきました。

小屋からほんの少し上がった広い山頂はまさしく360度の大展望、白山から伊吹までは白い山、敦賀三山の一つ岩篭山は眼下に、西方ヶ岳、さざえヶ岳は海を背景にすっきりと、敦賀湾が長く伸び若狭湾に浮かぶ島々、南面に三国山、赤坂山、その向こうに琵琶湖と素晴らしい展望を満喫します。

もっとゆっくりしたかったのですが15時06分の電車を逃すと2時間後(16時58分)しか電車がないので時間を逆算して下山します。
この雪では下りは滑って下りられそうです。スイスイと転ばずに半分以上滑って下り、これまた楽しい雪遊びでした。
結局アイゼンは使いませんでした。
春の雪を存分に楽しみ、まるでアルプスの真っ只中にいるような錯覚を覚えるパノラマ大展望でした。
ブナがあたりを緑に染める頃、秋のグラデーションに染まる頃、是非訪れたい山の一つになりました。
コースタイム
いこいの森登山口 10:20→栃の木地蔵 10:52→一の岳 11:50→山頂 12:35⇔13:07→登山口 14:30
※携帯が通じるところで事前にタクシーを予約しておきました。