(1177.8m)

H18年11月12日
参加    11名

三之公川に沿った渓谷は深秋の錦絵そのものです。三之公橋を渡り、曲がっても曲がってもしんしんと深い秋があでやかに続きます。
川上村大迫ダムからR224に入り三之公林道を進み、終点の明神谷出合(かくし平登山口)まで入ります。(出合手前にトイレあり)
左手の階段から上ります。

明神谷を下方に見ながら、谷筋の道は落葉に埋まった苔むす木橋や濡れた落葉が滑ります。

明神谷はいくつかの滝や冷たく澄んだ流れ、苔などさながら日本庭園の雰囲気です。

かくし平、三之公行宮跡、尊義親王御墓と鬱蒼とした中に南朝の哀史が漂うところです。こんな山中深くまで落ち延び、南朝の夢果たすことなく病死されたという親王の墓所です。

多分その歴史を正視したであろう巨木、苔が年月を語っています。

ますます枯葉が積もり、鮮やかな黄葉に明るくなります。厚いじゅうたんを踏みしめて尾根に上がるまでの急登です。予報は良かったはずなのに雨かな?と思いきや雨音とは違って固い音です。霙???
名残の黄葉が凍えています…。冷たい空気の中で一段と鮮やかです。

尾根に上がるとゴウゴウと風が吹き荒れて、霙になりました。風に飛ばされて窪みに白く積もってきます。好天ならば最高のロケーションらしいのですが、生憎展望もなく空を覆う雲と烈風、霙とかなり悪いコンデションです。

山頂は台高南部縦走路、大台ヶ原と池木屋山の間にあり天気がよければ池木屋山も見えるそうです。風を避けて少し下ったところで昼食にしますが、霙交じりの風が冷たく見渡すと皆背中を丸めて小さくなって、アタフタと無言の昼食タイムでした。
11月の山行で何度か雪に見舞われたり、猛烈に寒かったりの経験があります。ちなみに山頂は0度+強風でした。防寒はきっちりしなければと痛感したことです。私は冬用シャツにダウンジャケット、毛手袋、雨具と用意しましたが、冬用帽子、マフラーも用意されている方もあり正解ですね。

寒くて長居は出来ず早々に退散します。尾根から下るともう風が舞うこともなく安心、明神の滝にまわります。
豪快な一直線に落ちる滝は青い滝壷に突き刺さるように落ちてきます。飛沫が飛び散り冷気が充ちていますがもう登山口までは近いので中休止します。

この風が一段と季節を進めてしまうのでしょう。三之公の晩秋、震えながらしっかり楽しみました。
コースタイム
かくし平登山口 8:40→かくし平 9:50→馬の鞍峰 11:10〜11:40→明神の滝 13:26〜13:45→登山口 14:25(歩行約5時間45分)