トムラウシ山(2141m)
H20年7月7日
今回の山旅で唯一経験のあるトムラウシです。過去の記憶もある部分鮮明に覚えています。
それは多分私の高山植物の原点であったと思います。
乱立する岩、点在する湖沼、それらを埋め尽くすお花畑、池塘に写る花々、ここは自然美の極致、天上の楽園、神の庭。

短縮登山口から出発します。記憶にあるハンパじゃないぬかるみの泥んこ道は相変わらず、これでも少しは緩和されているようですが。(天候によるかも知れませんが)
カムイ天上からコマドリ沢までは尾根上の新道に(2003年)変わっていました。沢沿いの旧道は閉鎖されています。緩急のアップダウンがありかなり長く感じましたが、距離的には新道、旧道の大差はないそうです。
ぬかるみと滑る岩を一気にコマドリ沢に下りここから雪渓を上ります。

雪渓から岩礫地になりゴーロ岩をトラバースします。
いつもこのようなゴーロ岩を行く時、岩の間に落ちたらどうしよう、自分の体重で抜け出せないかも…と変な恐怖にかられます。(狭いところは苦手なので)

前トム平が見えています。どんな花と出会えるのでしょう、ナキウサギに出会えたらうれしいな。


(前トム平・チシマキンレイカ)

前トム平は広い台地でハイマツと高山植物帯ですがだんだん視界が悪くなってきます。
今回の山行で初めてカッパ着用しました。雨ではなくガスと強風で寒いです。霧の中でイソツツジ、チングルマの白さが際立っています。


(イソツツジ・チングルマ)

ここから私の記憶のハイライトでトムラウシ公園までの花、岩、湖沼等がずっと私の脳裡に焼きついているところです。
前回(8年前)の時も少しガスで非常に幻想的だったのですが、今日は幻想を越えてしまって殆ど見えない! (;_;)


(イワヒゲ)

足元のお花もうつむき加減です。私も曇りがち…、うつむき加減…。
それでも、エゾコザクラ、ハクサンイチゲ、ツガザクラ、キバナシャクナゲ、イワヒゲ、イワウメとたくさんのお花に出会うことが出来ました。(ただシャッターチャンスがなかった)

前回来た時コマクサがきちんとお行儀よく咲いているところがありうれしくて「コマクサの小径」と名付けて独りはしゃいでいました。
それも記憶に鮮明でしたが、何とそこには「コマクサの小径」があったのです!!!
霧の中にほんのりピンクの私の「コマクサの小径」が!
嬉しくて今回はもっとはしゃいでしまいました。

岩の山頂は大混雑、でも展望は全くありません。
昨年大雪山を縦走した時にずっとトムラウシを眺めて歩いていたのに、今日は全くトムラウシの姿が見えません。大雪山ももちろん見えず、白い霧に閉ざされた山頂でした。

今回利尻、礼文はもちろんですが、トムラウシのためにカメラ2台メモリーは3GBを用意したのにシャッターチャンスがありません。残念です。
ロングコースでもあり、霧、ガス、風とコンディションが良くないのでトムラウシ公園や前トム平もゆっくり出来ないまま、心残りの2度目のトムラウシになりました。
霧であっても、ガスであってもトムラウシ公園、カムイミンタラ(神さまの遊ぶ庭)は最高の公園、今も、多分これからも私の中では絶対的な存在であり続けると思います。
コースタイム
短縮登山口 4:30→コマドリ沢 7:23→前トム平 8:25→山頂 10:44→コマドリ沢 13:32→カムイ天上 15:10→短縮登山口 16:12

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