国見山(680m)
H20年12月3日(5名)
映画「殯の森」の舞台となった奈良市田原地区は一度歩いてみたいところでした。
お茶畑の中で主人公がかくれんぼ(ではないか?)する様、竹林、深い緑が美しく撮られていました。
一度雪で名阪国道が通行止めになり、バスが迂回し止む無く雪景色の田原を通ったことがあり通行止めバンザ〜イでしたが良い季節に歩きたいと思っていました。

国見山(奈良市最高峰)へは近鉄奈良駅からバス下水間行きに乗車、矢田原口で下車し山手に少し歩くと春日宮神社があり道なりに進むと道標があります。
左右にお茶畑が青々と広がりお茶の畝がきれいに整列しています。良く手入れされたお茶畑は緑のロールケーキを並べたようでお菓子の国に迷い込んだようです。美味しそう〜〜〜(*^^*)

お茶畑の向こうは遅い紅葉、少しトーンを落としそれがよけいに山間の小さな集落風景を演出しているようです。
晩秋の鄙びた田原地区はロケにはちょうど良いのが納得されます。電柱が少ない、大きな建物、近代的なマンション、ビル等もありません。無い訳ではないのでしょうが、そういう物を入れずに撮影出来るところが残っているということでしょう。心がほっとする風景です。

映画のシーンのようにちょっとだけお茶畑を歩かせてもらいました。かくれんぼはしていません。
そこからは道標が随所にあり簡易トイレも1ヶ所ありました。途中農作業用の道がいくつもあるようですが殆ど1本道で国見山へは時間的にはすぐです。
が最後の標識からあと一息のところが結構急坂でした。落葉が滑って帰りはイヤかも〜です。

山頂はベンチ、テーブルがあり生駒山系〜二上山〜葛城山〜金剛山の見慣れた山がよく見えて12月にしてはとても暖かく気持ちの良い山頂です。
山頂のボックスにハイキングコースガイドマップが四つ折りになって入っています。地元の方が作って下さったのでしょう、いただいて帰ります。
展望は良いのですが、お昼にするには早いので三角点と搭の森あたりまで散策します。細かく道標があります。

搭の森には珍しい六角の石塔があります。奈良時代のもので当初は六角十三重石塔だったそうですが、風化損傷が激しく現在は六重石塔になっています。台座、笠石全てが平面六角で奈良時代唯一の十三重石塔だったそうです。いっぱい欠けて少し傾いています。
搭があるから搭の森と名付けられたのでしょうか、横に稲荷神社もありました、薄暗い森でやっぱり国見山でお昼にしようと戻ります。
山頂に戻ると「あんまり良い天気で気持ちがいいからおむすびだけ持って来たのよ」と地元の方3名が昼食中でした。
バス便が悪く中途半端でどうしたものかと思っていたので色々お話していたらその方の娘さんが映画「殯の森」に出演されていたこと、どこか他に回るには時間がなくゆっくり回り道してバス停に戻ること、美味しい卵が買える話など伺って急にみな主婦になります。
平飼いの新鮮な有精卵、地元産のしいたけや黒豆、小豆、などの買物をして時間調整します。
でもこの卵、スーパーじゃないからケースに入ってなくてビニール袋に入っているだけです。山はちっとも疲れないのにこの卵を割らずに持って帰るのにどんなに疲れたことか…

案内していただいた回り道の茶畑にあった大きな柿の木、いったいいくつ実をつけているのでしょう〜枝が枝垂れています。

師走とは思えない暖かい日でのんびり、ゆったり田原の里山歩きして来ました。