地蔵谷〜伊勢辻山〜赤ゾレ山
(1290m) 〜 (1300m)
H20年6月14日(4名)

木梶林道を鳴滝まで詰めて地蔵谷を上り、伊勢辻山〜赤ゾレ山に行きます。
ネットの情報を仕入れて地形図とコンパス必携で初めてのルートです。尾根に出ればもう分かっている山系なのでこっちのもの〜なのですが。
木梶山登山口の手前、渡渉して廃屋のあるところから左に沢沿いに行きます。テープ、踏跡があるような、ないような。(途切れたり、あったりです)
渡渉点の木に赤いビニールテープが結んでありましたがいつまであるかな?
沢沿いは緑と水はとてもきれいなのですが、今日は虫が多くて閉口しました。

緑のトンネルが続きます。歩きにくい所は水辺を歩き、涼しくて気持ち良いのですが、虫が…(>_<)

沢が3つに分かれるところ、左にかなり明確な踏跡がありました。多分これが赤ゾレに直で行ける沢と思うのですが、(確証はありません)今日は赤ゾレと伊勢辻の中間地点に出るつもりなのでもう少し先まで詰めることにします。
何ヶ所も沢が分かれていますが上りやすそうなきれいな沢をのぼることにします。
水はありませんが、頭上を覆う緑が日差をさえぎり緑の空間が出来ています。↓

沢を上り切ると、主稜線ではなく支尾根に出て、広大なブナとヒメシャラの林です。この雰囲気は覚えがある〜、赤ゾレと伊勢辻の間です。
台高縦走路にヒョンな所から飛び出したので出会った人がケゲンな顔で「どこから?」
「地蔵谷から」と答えるともっと驚いて「一人で?」「いいえ友人がいます」
そうでした、この瞬間がたまらなく愉快だと言った友人がいました。


伊勢辻山から明神平方面                       赤ゾレ山木梶山方面

伊勢辻山からは梅雨期とは思えない展望です。ここからの展望は馴染みの山々が勢ぞろいしてくれるので大好きです。明神平のあしび山荘も見えるのですね、発見しました。
赤ゾレ山で台高の山並みを眺めてコーヒータイム。山頂で香り立つコーヒーと爽やかな風で思いがけないステキな時間に浸ります。
木梶山へ回りたかったのですが、夕方にもう一つ予定があるのと今日は地蔵谷を上がるのが第一の目的だったので諦めて赤ゾレ山から直で下ります。木梶山へは次回必ず行きましょう。

美林が続く尾根は急ですが快適、サラサドウダンが咲いていて(少し遅い)大喜び、ガマズミ、カマツカの白い花も緑の中でひときわ白さが強調されています。

1時間ほどで廃屋のある出発地点に戻ります。
さて、ここからいかほど寄道があったことか、先ずトチの大木がたくさん花をつけて見事です。
オオバアサガラは白い小さなシャンデリア、コアジサイの瑞々しいブルーはこの時期絶対に欠かせない花、真っ白のガクウツギ、サワウツギ、サルナシ、マタタビ、ヒメウツギと林道は花街道です。
その度に車を止めて遊んで帰ります。


オオバアサガラ

コースタイム
木梶林道廃屋の渡渉点 9:15→伊勢辻山 11:30(昼食)→赤ゾレ山 12:27→渡渉点 14:00