クリンソウ魚谷山(816.2m)
H20年5月14日 (6名)
山で出会った人と花の話をするうちに何度か話に出た京都北山の魚谷山(いおだにやま)のクリンソウに会いに行きます。聞きしに勝る大群落は沢がピンクに染まるほどでした。
出町柳からバス雲ヶ畑岩屋橋行きに乗り、出合橋で降ります。
中津川に沿って林道歩きですが、鄙びた里風景は緑がきれい、水がきれい、道端には小花が次々に咲いて楽しませてくれます。
ラショウモンカズラがたくさん咲いてその中にコケイラン(ササエビネ)を見つけました。
沿道はフジ、アケビ、タニウツギ、ヤブデマリ、ミツバツツジ等が咲いて白、紫、ピンクとカラフルです。

流れを見ると待望のクリンソウが数輪、その花の大きさに驚きでした。
それからは水辺に、水の中に次々に咲いていますがとても大きいです。かなりエネルギッシュ、と言うことはクリンソウにとってここが最も適した地なのでしょうね。

魚谷峠から山道に入ります。アセビとミヤマシキミが咲く緑の中を少し上ると山頂です。
展望はありませんが緑がとてもきれいです。でもクリンソウの花畑でお昼にしようと三角点にご挨拶だけして下ります。

柳谷峠へは新緑瑞々しい林を下り、峠からさらに細ヶ谷を下ると、わァ〜イ!クリンソウだらけ〜〜〜!

ン?何だか甘い匂いが、クリンソウから目を上げるとゴヨウアケビが振りまくように、こぼれんばかり、鈴なりに花をつけています。
これが全て実になったら多分木がたわむ?折れる?あまり賢くない疑問ですが…。
アチコチどこに目をやってもクリンソウですが、お目当ての大群落地に着き、お花畑のランチです。
沢筋がピンクに染まってビックリする群落です。ここでちょっとハプニングが起こります。

上機嫌で昼食をとっていたらMさんが悲鳴を、「キャー、ヒルが」
まだ深刻な被害ではありませんでしたが、そろそろそんな時期なのですね。ショックでした。

私はと言うと、小さな流れを渡りピンクの沢を見上げて写真を撮り続けてふと後を見ると皆はもうザックを背負って出発しようとしています。
わァ〜ん、もっといっぱい撮りたいのに〜 (−−;)
カメラを買い換えてまだ使いこなせていないので気に入った写真がなかなか撮れないのです。
不本意ながら、しぶしぶ出発します。

今西錦司さんのレリーフを過ぎて対岸を見るとヤマシャクヤクが目に入り、どこかに咲いていないかと目を凝らしますが、もう花は終わってしまって白い花ビラを散らしていました。たった1株、1輪咲き残っていましたが昨日の雨に打たれて痛々しいです。
もっと下るとヤマシャクヤクも群生していましたが花はすべて終わっていました。ヤマシャクヤクも多いようですが同時には見られないみたいですね。その年によって違うのでしょうが、今日の時点ではクリンソウは7分咲き程度、ヤマシャクヤクは終わりでした。
上から見るとお花のドーナツ。

沢筋を何度か渡渉して下り、いったん林道に出合い左折して滝谷峠への標示のあるところから少し荒れ気味の沢道に入ります。
植林から自然林になり、滝谷峠から貴船に下ります。

貴船は水源の森百選に認定されている古木、大木が多い大変美しい森でその中を清流が自在に流れ、今日はたっぷりのグリーンシャワーに浸ります。シャガも大群生しています、どこにでも見かける花ですがとても花数が多くよく見るとこんなにきれいです。

貴船の古木。空が見えます。

もう川床が用意されていて、この清流の上でお料理をいただいたらさぞかし美味しいでしょうね〜と横目で見ながら貴船口へ。
いったい何本のクリンソウに出合ったのでしょう  ピンクと緑を目に残して幸せ気分で帰ります。