東天狗岳(八ヶ岳)2646m
H20年1月13日〜14日
参加 14名

奈良山友会から例年1月に雪山バスが企画されます。今年は八ヶ岳 東天狗岳です。
チケットを購入した14名は早朝郡山三の丸からワイワイ出発します。
山友会発行のどこにもないステキなチケットで〜す。

バス車窓から左右に白い中央アルプス、南アルプスを見ながら順調に走りますが、中央道に入っても下界では雪のかけらも見えません。この時期だといつも少しは凍っている諏訪湖も青い湖のままです。
雪あるのかしら???
大丈夫です。諏訪ICを下りて湯みち街道に入ると雪も見られ、薄いけれど霧氷も見られるようになります。
渋の湯でバスを降り、装備を整えて出発します。渋川の清流には大小のつららが寒いよ〜と言っています。
小橋を渡った所が登山口です。

樹林の中は木の根の階段状になっていて所々凍っているようです。少し上がればトレースのある雪道になり雪はしっかり踏まれて歩き易いです。あまり展望はありませんが、久しぶりの八ヶ岳、雪の白さがまばゆくうれしいです。

休憩で腰を下ろして久々の八ヶ岳の雪に触れて見ます。個人的には2006年3月に天狗岳を目前に悪天候のため敗退していますのでずい分ご無沙汰の八ヶ岳です。あの時稜線ではよろける程の風だったのを思い出します。
2時間ほど雪を楽しんで黒百合ヒュッテに到着します。ヒュッテ前に大きな温度計がありこの時点で−11℃を示していました。その後夕日が落ちる頃は−16℃、明け方には−18℃になっていました。


すぐにビールで乾杯する人、覗き始めた青空にカメラを構える人、雪合戦に興じる人、pororiはそのどれにも参加します(^^ヾ
日が落ちると極端に寒くなり、夕食までの時間ストーブをかこんで団欒です。部屋にはクラシックな薪ストーブが2台暖かく燃えています。そのせいか2階の休む部屋も非常に暖かかったです。大勢の人でしたが一人1枚のおふとん、毛布で楽々でした。
6時に朝食をいただき、6時40分冬山装備で出発します。ヒュッテからも天狗の山頂が見えましたが、中山峠まで来るとより厳しい姿です。山頂の雪が風に飛ばされているのがよく見え恐ろしく寒そうです。


樹林を抜け稜線に出ると俄然風当たりが強くなり厳しい八ヶ岳の冬をひしひしと感じます。
幸運にも途中でご来光に出会い、しばらく足を止めてマイナス気温の中で淡いオレンジ色の光にかすかな暖かさと、揺れる光に山々が息づく様を身震いする思いで見つめました。

山頂直下は風で雪が飛ばされ岩とアイスバーンになっている所もあり、しっかりアイゼンワークします。ピッケルを持つ手が凍えて感覚がないくらい、冷たい、寒いじゃなく痛いです。頬も目も痛い!でもこの程度でへこたれてはいけません。もう少し、もう少し、雪の中へ!アルプスの中へ!
やった〜!ヤッホ〜!

全アルプスが目に飛び込んで来ます。雲の上、遠い槍ヶ岳の先端は小さく空に向って存在を、キリッと南アルプスの主峰、乗鞍、御岳、目の前は南八つの主稜線、白く大きな浅間山、キラキラの360度の素晴らしい展望が待っていてくれました。寒くて長居は出来ないですが、大先輩にこれ程の展望は滅多にないと言わせた大パノラマを出来るだけ胸に詰め込みました。

ヒュッテに戻り小1時間ほど休憩があり、その間に青い空につられてヒュッテ前の小高い丘に一登りします。上空は風がきついのかわずかの時間に青空と雲が交錯します。程よい傾斜が滑落停止訓練にちょうど良いようで、メンバーの誰かが訓練していましたが下まで落ちたふうでもないのでうまく停止出来たのでしょう。

下り始めるとお天気も下り坂になり、ちょうど良いタイミングで山頂に立てたことに改めて感謝します。
人気の山、手軽に雪を楽しめると言うことでしょうか、多くの登山者に出会いました。
帰路は連休にも関わらず高速道をスムースに走り予定通り郡山に帰り着きます。
今年も山上ヶ岳、天狗岳と幸先良いスタートになりました。
この1年どうぞ素適な山、雪、花、友にめぐり会えますように〜。
コースタイム
13日 渋の湯登山口 12:45→黒百合ヒュッテ 15:00
14日 ヒュッテ 6:40→東天狗山頂 7:55→ヒュッテ 9:05〜10:00→渋の湯 11:25