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日本の良き風習、「門松」がなければ、年が越せない
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門松の由来
門松(かどまつ)は、正月に、玄関等に立てられる一対になった松や竹の
正月飾りのことです。松飾りとも言われています。古くは、木の梢に神が宿る
と考えられていたたことから、門松は年神を家に迎え入れるための依り代
(よりしろ:神霊が依りつく対象物のことで、神体などを指すほか、神域を指す
こともある)という意味合いがあります。
「松」は「祀る(まつる)」につながる樹木で、古来の中国でも生命力、
不老長寿、繁栄の象徴とされてきたことなどもあり、日本では「松」は、
おめでたい樹として、正月の門松に飾る習慣となって根付いていったものと
考えられています。
「松」も「竹」は、気品が高い印象を受け、根強い繁殖力、やせ地にもよく
耐えて生き続けます。そのため、日本人には「永遠」や「純心」などの象徴に
なっているのかもしれません。 |
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@門松には、まず「竹」 |
A適当な太さの竹 |
Bのこぎりで |
香芝市穴虫峠の竹林 |
残りは畑などで活用 |
斜めに切断 |
「平成29年は酉年」
日本では「干支(えと)」という場合、ね、うし、とら、
う、たつ、み、うま、ひつじ、さる、とり、いぬ、い、の
十二支のみをさす用法が多いが、本来は十干と
十二支を組み合わせたものが「干支」です。平成29年
(2017年)は、酉(とり)年にあたっています。
「注連飾り(しめかざり)」
30〜40年ほど前では、お正月には、
玄関に限らず、自転車や車にも注連飾りをつけていた
ものです。最近では、「注連飾り」の習慣が急速に
すたれてきたように見えます。
日本の良き伝統が、また一つ無くなっていくようで
さびしい限りです。
「花のある生活」
お花は、生活をみずみずしいものにしてくれます。
毎日欠かさずお花を生けている人もいるでしゅおが
少なくとも、お正月には花を欠かさない人が多いと
思われます。俗にいう「モンビ」の日には、お花の
値段が高くなるのは仕方のないことでしょうか?
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C箱2個の制作 |
D完成、底板には |
E竹は計6本、中心を |
W330×290×D250 |
ありあわせの板でOK |
高くしている |
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F藁で巻く。来年も |
G南天、葉ボタンなど |
H26年12月作成 |
家内安全を祈願 |
縁起もので飾り付け |
玄関が映えます |
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I竹きり専用鋸刃 |
J切口は笑口 |
K27年12月作成 |
簡単に切れる |
が良いと言われる |
切口、竹の配置 |
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L竹の配置 |
M葉ボタンを中心 |
N27年12月作成 |
この形が最高? |
縁起もので飾り付け |
彩もつけている |
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O地域に配布 |
P香芝市穴虫峠 |
Q28年12月作成 |
紅白の葉牡丹 |
竹藪もある |
来年も幸あれ |
(1)門松の竹の配置
竹3本組で対の場合、一番長い竹を内側に、2番目に長い竹を外側に
配置するのが、デザイン的に一番良いでしょう。(納まりが良いL)
生け花では、「体」「用」「留:とめ」と呼んで一瓶の花の中に一つの
小宇宙を形成させ、美を追求しています。(三点を結ぶと
直角二等辺三角形になる形が良いとされる。華道の流派で伝えられて
います)
26年12月制作Hの完成写真では、あえて山形にしています。
高見山、二上山をイメージさせているためです。
物づくりでは、あまり難しく考えないで、思うイメージを大切にして
長続きさせることが一番大切だと、工房主は考えています。
*竹の斜め切りは、竹の節をからめて、斜めに切るのが良い
とされています。切り口が「笑口」に似ていることから
「笑う角に福来る」であって欲しいからでしょう。(写真J)
(2)葉ボタン、南天(ナンテン)
・葉ボタン:冬の寒さに冴える白や赤の葉は、まるでそこに大輪の花が
咲いたような美しさで、正月飾りに欠かせないものです。
・南天(ナンテン):音が「難を転じる」に通じることから、縁起の良い
木とされ、赤色の小球形の果実をつけることもあり、正月飾りに
相応しい。
*紅白の葉ボタンは、紅を女雛、白を男雛とみたてています。
向かって左に男雛(白)、右に女雛(紅)と配置するのが
一般的なようですが、写真Hでは並べて置いていますので
外側に白、内側に紅を置いています。
写真Mでは、大きな赤を中心にして、小さな白を両サイド
に配置しています。
・深い意味がありません。竹の前に配置するスペース
を考えると、これが一番かなと思っただけです。
(3)飾り初めの時期
12月13日が「飾り初め」です。「松迎え:松の枝を山からとって
くる日、12月13日」が「正月事始め」とされていて、それ以降で
あればいつでも良いとされています。
でも、日本ではクリスマスが一般化しているので、一般的には
12月26日以降に飾られる場合が多いでしょう。
ただし29日(語呂合わせで、九が苦に通じる)、31日(神様
をないがしろにする)は避けるのが普通です。
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