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毎日食べる食品・・・・「道の駅」なら安心、安全
地域振興にも貢献しています。 |
(1)「道の駅」は休憩機能・情報発信機能・地域の連携機能の
3つの機能を持つ複合多機能型休憩施設です。
主に市町村が国道沿いに設置しています。国土交通省では
トイレ・駐車場や情報提供施設、特産品の直売所などの地域振興
施設をそなえることを条件に、「道の駅」として登録を認めています。
約25年前の1993年に制度化され、全国で1160カ所(2019年
6月19日現在)が登録されており、奈良県内には合計15カ所設置
されています。
@針T・R・S(テラス) 一般国道25号
A宇陀路室生 一般国道165号
B伊勢本街道御杖 一般国道368、369号
C宇陀路大宇陀 一般国道166号、370号
D杉の湯川上 一般国道169号
E吉野路上北山 一般国道169号
F十津川郷 一般国道168号
G吉野路大塔 一般国道168号
H吉野路黒滝 一般国道309号
I吉野路大淀 i センター 一般国道169号
Jふたかみパーク當麻 一般国道165号
K大和路へぐり 一般国道168号
L「かつらぎ」葛城市 国道166号線沿い
Mレステイ 唐古・鍵(田原本町) 国道24号線
N飛鳥(明日香村) 国道169号線沿い
(2)地方創生に貢献
経済学では、差別化した商品は、作れば作るほど利益が出る
「規模の経済」が作用することが知られています。
人の多い都会、近郊では、大量生産された非差別化商品でも採算が
合いやすいですが、中山間地域では、高度に差別化された商品、
安心・安全、生産者の顔が見えて気持ちよく商品が買える状態でないと
物は到底売れません。
事例紹介の一つとして、宇陀市大宇陀近辺では、高原冷涼で一日の
寒暖差が大きい地形を生かした黒豆生産がされていることがあります。
(写真O、P、Q)
*京都丹波の黒豆生産はよく知られています。
地方創生は、あらゆる方面での地道な取り組みの積み重ね
で効果が出てくるものでしょう。
(3)地域政策の拠点施設
制度発足から20年が経過しているが、「道の駅」は人々が集う
公共的な空間、場所から、地域独自の創意工夫なども加わって
より一層に期待される施設となっており、いまでは「地方創生
政策の拠点」に加えて「観光立国推進政策の拠点」として
国、地方の地域政策の中心的拠点施設に位置づけられています。
(4)宇陀路大宇陀:重点「道の駅」候補に選ばれる。
地域活性化につながる意欲的な取り組みが期待できる
として、国土交通省近畿地方整備局が決定した「重点
道の駅候補」に、「宇陀路大宇陀」が選ばれています。
平成9年4月にオープン。周辺には城下町の面影を残す
街並みが残っており、商家町として発展した旧城下町は
国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
駅の建物のデザインは、宿場町をイメージした造りで
県南部・東部方面への観光拠点として県内外から多くの
観光客や地元の人で賑わっています。
ここでは、今後、薬草を使った特産物の加工販売や、
酒蔵を利用した体験工房、また、近くを流れる宇陀川の
整備が計画されており、周辺施設と一体となった
「にぎわいづくり」が期待されています。
参考ホームページ紹介:宇陀市大宇陀松山地区案内
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@宇陀路大宇陀 |
A大宇陀の足湯 |
B近くの野菜や |
国道166号、370号 |
特色ある「道の駅」 |
花卉など販売 |
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C大淀 i センター |
D情報・観光案内 |
E吉野産中心の |
吉野路の玄関口 |
情報発信基地 |
野菜など販売 |
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F伊勢本街道 |
Gふたかみパーク |
H吉野路 大塔 |
御杖(みつえ) |
當麻(たいま) |
隣に「天文台」 |
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I宇陀路室生 |
J針テラス 車や |
K針テラス |
店舗には野菜等 |
人でいっぱい |
とれしゃき市場 |
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Lとれしゃき市場 |
M新鮮な白菜 |
N道の駅かつらぎ |
明るく清潔 |
宇陀市榛原産 |
2016年秋オープン |
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O黒豆(枝豆) |
P少々黒く色づく |
Q味は抜群! |
宇陀特産 |
手前で収穫 |
丹波に匹敵 |
黒滝村道の駅
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R吉野路 黒滝 |
S地域の特産品 |
21 名物の人気商品 |
国道309号線沿い |
農産物の販売 |
串コンニャク |
(5)提言(私見です)
(a)現状分析
国立社会保障・人口問題研究所の「地域別将来推計人口
(平成25年3月推計)」などを基にした、中央公論1014年6月号
で発表された、「消滅する市町村523全リスト」の発表は、国民に
衝撃的なインパクトを与えました。
全国で、減少率が最も高い20市町村(「20〜30歳の女性人口」
が5割以下に減少する市区町村のうち、このままでは消滅可能性
が高いと言わざるをえない20市町村(2040年に人口1万人以下)
を減少率の高い順20番以内に、
2位 川上村(−89.0%)、11位 吉野町(−84.4%)
19位 東吉野村(−82.7%)と、全国で上位に奈良県内の3町村
が入っています。(上位は北海道、東北が多く占めている)
平成5年(総人口)
吉野町(12,851人) 東吉野村(3,436人) 十津川村(5,312人)
平成20年(総人口)
吉野町(9731人) 東吉野村(2,512人) 十津川村(4,314人)
令和1年11月1日現在の総人口は
吉野町(6,403人) 東吉野村(1,478人) 十津川村(3,145人)
20年後の令和22年(2040年)には
吉野町(3,063人) 東吉野村(631人) 十津川村(2,000人)と予測されて
います。県東南部の人口急減対策は「待ったなし」の状況になっています。
(b)安定した雇用の創出
人口急減の流れをストップさせるには、若者が自らの希望に
基づき結婚し、子供を産み、育てられるような環境、社会を作る
ことが第一です。緑が多い、環境が良い・・だけでは、生活は到底
できません。
「若者・結婚子育て年収500万円モデル」では、
20代で300万円(未婚)以上、30代後半で500万円(夫婦)以上
の年収が「安定的」に確保されることを目標としています。公的補助、
扶助にたよるのでなく、自立した生活を送るためには、なりよりも、
安定した雇用の創出が地域に求められています。
子育て世帯が、無理なく次の世代を担う子供を産み育てるには
@「相応の賃金」
地元の公務員程度を目標にしている町村もある。応分の住民税、
所得税なども負担できることが地域にも貢献することになります。
Aなりより「安定した雇用」・・これが一番かも
B地域に誇りが持てる「やりがい」
地域の特性、実態に応じた上記の3要素を満たす「仕事」を創造する
ことが、なりよりも肝要です。
(c)若者に魅力ある町
生活に欠かせなくなっているインターネット、携帯については、
幹線ぞいを中心にして、かなり普及しています。
人口が少ないため、コンビニが近辺に無いところもあり、生活をする
うえで、それなりの覚悟も必要です。
小中学校は、かなり統合され、これ以上すると、負のスパイラルに
なり、30歳から45歳ぐらいの人達が子育てをすることが困難となる
でしょう。若者にも魅力のある街づくりが求められています。
*バスなどの交通機関など効率化も大切だが、ある一定の限界を
超えると、高齢者を中心にして生活がしにくくなるため一気に人口
が減少していく。地域を支える店もなくなり、さらに生活が困難と
なる負のスパイラル減少が起きてきている。
(d)攻めの「コンパクト」な町、村づくり
人口減を直視した対策が早急に求められています。公共・商業施設
や住居をできるだけ中心部に集めるコンパクト化への議論を深化させる
ことは、避けて通れないでしょう。
中山間部ならでの木材などの1次産品や観光資源に磨きをかけて、
より付加価値を高め、地域全体の「所得向上」をめざす政策が、
「若者」にも活躍できる場を提供できることになり、そのことが人口減少
の歯止めになるものと思われます。
参考図書など
@中央公論1014年6月号
消滅する市町村523全リスト、増田寛也
日本創成会議人口減少問題検討分科会
A地方消滅 増田寛也編著 中公新書
B里山資本主義 藻谷浩介 NHK KADOKAWA
C公共事業が日本を救う 藤井 聡
D地方消滅の罠 山下祐介 ちくま新書
E2015年の論点100 藻谷浩介他 文藝春秋
F人口蒸発「5000万人国家」日本の衝撃
一般財団法人 日本再建イニシアティブ 新潮社
G「地方創生」への、まちづくり・ひとづくり
袖井孝子 他6名共著 ミネルヴァ書房
H 道の駅 徹底オールガイド あんぐる著 メイツ出版
I道の駅の経済学 地域社会の振興と経済活性化
松尾隆策 山口三十四 勁草書房
J日本経済新聞、読売新聞、インターネット掲載記事
など他多数
ログハウス
ウッドデッキから山小屋、ログハウスまで、企画・設計・製作・施工
田舎暮らし物件、土地、家、建物、古民家の売買・仲介・管理
奈良県知事(3)3883号
(公社)奈良県宅地建物取引業協会会員
(公社)全国宅地建物保証協会会員
工房 奈良県吉野郡東吉野村平野1252−4
事務所 奈良県香芝市高山台2−16−46
TEL、FAX 0746−44−0146
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