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    あきの蛍能
       幽玄の世界に陶酔する
             (神事能、阿紀神社能舞台)
    

第28回あきの蛍能(6月20日、土の予定)は中止

*新型コロナウィルス感染拡大防止対策の状況、参加者及び会場の
 感染対策等を考慮して、4月上旬に決定されています。


令和元年(2019年) 第27回あきの蛍能

(1)開催要領
       新元号を寿ぎ
     ・素謡  神歌 
        翁:浦田保浩 千歳:浦田親良 地謡:深野新次郎 他
     ・火入式
     ・狂言  太刀奪 太郎冠者:茂山千五郎 主人:松本薫 他
       休憩
       装束着付け実演 能・小鍜治(こかじ)の見どころ解説
     ・能楽 小鍜治
        童子・稲荷明神:浦田保親 三条宗近:小林 努
        勅使:久馬治彦  宗近の下人 島田洋海 他多数
  能 小鍛冶 あらすじ紹介
    時は平安時代中期、夢のお告げを受けた第66代の一条天皇
  (980年〜1022年)の命を受けた勅使(橘道成)は、刀匠として
  名高い京都三条の小鍜治宗近(こかじむねちか)のもとに訪れ
  剣を打つように伝えます。、
   宗近は感動しながらも、自分と同様の技量をもった相槌を打つ
  者がいないため困り果てる。進退きわまった宗近は、氏神の
  伏見稲荷に参詣します。
   そこで「宗近」と名を呼ぶ者がいる。見れば神々しい童子では
  ないか。命のことはすでに知っていて、御剣は必ず成就するで
   あろうことを予言し、「力を添えましょう」と宗近を励まし、稲荷山
  の方へ消えさってしまう。・・・・
  ・・・ 
  ・・・
   槌の音は天地に響き、御剣は見事に打ち上げられる・・。
  ・・・
  ・日時 令和元年年6月15日(土) 午後4時半より開場、
       開演 午後6時〜  呈茶;午後4時から
  ・場所 宇陀市大宇陀迫間 阿紀神社能舞台
      (当日、天候不順の場合、近くの宇陀市文化会館
       「かぎろひホール」で開催されます。)
  ・全席自由席、一般前売り5,000円、当日6,000円
  ・主催者、あきの蛍能保存会
       *平成4年、旧大宇陀町制50周年記念事業に
        協賛して奈良浦声会の大宇陀メンバーが主体
        となり、70年ぶりに薪能を開催している。
          阿紀神社能舞台の保存に協力し薪能の文化遺産を
        継承することを目的に、平成4年に結成されています。
           令和元年 パンフレット
(2)歴史
  江戸初期から大正時代まで、毎年の行事として阿紀神社で薪能が
 奉納され、村人の年一回の大衆娯楽の一つとして楽しまれたようです。
  その後、空白の期間があったが、平成4年大宇陀町制50周年
 (平成18年1月1日、榛原町、菟田野町、室生村と合併して宇陀市に)
 記念事業に協賛して、阿紀神社能舞台(下記写真)で第1回薪能が
 執り行われています。
  第三回より「あきの蛍能」と銘打ち、今年で26回目と回を重ねています。
(3)能、狂言について
  ○狂言は能とともに、600年以上の伝統を持つ舞台芸術です。
    (ア)内容が日常的、庶民的 (イ)喜劇性、笑いに富む (ウ)セリフ劇
    (エ)面をつけないのが 特徴です。。
  ○能は、室町時代初期に観阿弥・世阿弥によって大成されています。
    人間の喜びと希望、悲しみと絶望を、能面や装束美、笛、大鼓
    などの音楽、謡や舞などを通して表現したもので、舞台の上で、
    あらゆる世界を表現しようとしたものです。ユネスコの世界無形
    文化遺産に指定されています。
(4)蛍(ホタル)
  6月中旬から8月にかけて、宇陀市大宇陀、菟田野など、東吉野村
 御杖村、曽爾村、松阪市飯高町などで、里山のあぜ道を歩いていると
 川岸の草むらから一番ボタルが飛び立ち、そして、次々と湧き出るように
 無数のホタルが舞い始めます。この世のものとは思えない幻想の世界
 に導かれます。
   ホタルは美しい自然があってこその存在といえます。
 *菟田野ホタル公園は、交通の便もよく多くの人々に親しまれています。
  (下に写真掲載)
 *ホタル
   初夏のおとずれをつげるように、夜の川べりを光をともしながら
  飛び交うホタルは、昔から人々の心をとらえてきています。
   今から1000年以上前にまとめられた「万葉集」や「日本書記」
  にすでにでてきていて、「ホタル」の名前の由来は、火を垂れて
  飛ぶ虫「ひたれ」からきたのでは、ともいわれています。
   日本には北海道から沖縄まで約30種類のホタルがあると  
  されていますが、代表的なものが「ゲンジボタル」「ヘイケボタル」。
宇陀市大宇陀:古くは古事記や日本書紀に登場し、万葉集にも数多く
    詠まれた、悠久の歴史と豊かな文化の息づくまちです。

能舞台(阿紀神社) 阿紀神社の社殿 能舞台右側より撮影
境内中央にある 天照大神を主神 あきの蛍能が開催

菟田野ほたる公園 清流の芳野川 ホタルの生息地
宇陀市菟田野 公園(広さ5,000u) 美しい自然あってこそ
 
阿紀神社 献灯(松明) 地元の人達も
宇陀市大宇陀 立派な能舞台 仕舞等で協力

阿紀神社前、蛍の 阿紀神社、安土桃山 29年6月撮影
生息に相応しい 時代より現在地 年々、盛況に

小笠原流、屋越しの 小笠原流 29年6月17日
蟇目鏑矢 木馬の型の披露 広い境内も満員

蛍の生息地 蛍姫による呈茶 野外能舞台
阿紀神社前の風景 大宇陀高校生協力 かがり火に点火

上記写真の風景のような「阿騎野」、古来その名で呼ばれた宇陀市大宇陀
地区周辺は、古事記や日本書記などにも散見する古代風趣漂う場所で、
古より、宮廷の猟場として、推古天皇が日本で最初の薬猟を行っただけで
なく、古代最大の内乱である壬申の乱の舞台にも登場する歴史上、需要な
意味合いを帯びた地域です。
 江戸時代から大正年間まで、毎年の行事として阿紀神社で薪能を奉納し
村人の大衆娯楽の一つとして楽しまれたようです。
 その後、約70余り余年の空白期間があったが、現在では「あきの蛍能
保存会」を中心に復活されています。
(5)過去演目
 平成30年度演目
     ・狂言 (附子:ぶす) 
     ・能楽 (巴:ともえ)
 平成29年度演目 第25回記念公演
     ・小笠原流 流鏑馬(やぶさめ、特別出演
     ・狂言(千鳥:ちどり)
     ・能楽(鞍馬天狗:くらまてんぐ)
  ○流鏑馬(やぶさめ)を含む弓馬礼法は、平安時代から存在していて
    小笠原流の他に武田流などの流派がある。
  ○蟇目鏑矢(ひきめかぶらや) 
    小笠原宗家によって「屋越しの蟇目(ひきめ)」が奉納されています。
    蟇目とは矢の先に付けた蟇目鏑のことで、矢が風を切り、音を発する
    ことで魔障を退散させる意味合いがある。
  ○木馬の型
    弓道での演武で披露される。

(6)「能楽」について
   約50余年前の高校の「古典」の時間といえば、難解、晦渋で、
  恥ずかしながら、退屈な時間だったような記憶しかありませんが、いま
  下記図書@〜Cなどを読むと、日本の古典演劇、文化の素晴らしさが
  理解できたような気がします。若い世代、特に高校生の皆さんにお勧め
  したい図書です。(特に@がわかりやすい。演劇論などについては
  現代でも十分通じる内容です)
(7)鑑賞記
(令和元年度 観賞記)
  宇陀川支流、本郷川の西岸に位置する由緒ある阿紀神社の「能舞台」
 で鑑賞できれば、と願っていたのですが、残念! 雨模様のため近くの
 市民会館大ホールで、催行されました。
  新聞の報道(F)で、今年は場合によっては中止かも、との声があがり
 開催が危ぶまれ事態になりかけたことを知りました。
  でも、関係者の努力、熱意が伝わってか、当日、ホールはほぼ満席で、
 演者の方の気迫がひしひしと感じられる、素晴らしい舞台でした。
  また、従来とは一味違った演出により、初心者にも理解しやすいよう 
 能装束着付け実演、能・小鍜治のみどころ解説など、工夫されていること
 に好感がもてました。今後は次世代の子どもたちにも能楽教室を開催
 するなど、地道に、鑑賞人口を増やす努力もしていきたいとのことです。
  保存会会長よりのご挨拶で、「平成」とともに育ち、大きく成長した
 地域に根付いた「伝統芸能」が「令和」の時代には大きく花を咲かせるよう
 保存会、関係者みんな力を合わせていきたいと述べられています。
  今後と末永く 狂言・能楽が身近に鑑賞できることを願っています。

(30年度 観賞記)
  今年は、保存会会長がどんな御姿で、どんなご挨拶をされるのか
 楽しみにしていました。
  能楽鑑賞にピッタリの凛々しい和服姿で、この3年、天気に恵まれ、
 阿紀神社の能舞台で蛍能が開催できたこと(その前の5年間は
 ずっと雨のため、近くの宇陀市文化会館で実施)の喜び、そして、
 昨年、無事に25周年記念行事を終えたことの安堵とともに、今後の
 継承発展も考えておられること、また、遠くは山口県からも鑑賞にきて
 いただくなど、蛍能が奈良県だけでなく、多くの人に知っていただけた
 ことの喜びなどを語られました。
  今年も、「かかり火」の点火とともに、蛍姫(大宇陀高校の生徒の
 皆様)より放たれた多数の蛍のあかりもあって、幽玄と雅の小宇宙が、
 余すところなく堪能できました。
  伝統芸術「あきの蛍能」が、今後に継承発展されることを願って
 います。
(29年度 観賞記)
 蛍の光に浮かぶ能舞台・・幽玄の世界に陶酔する
 工房主は、約14年前に、はじめて観賞しており、今年で4回目です。
初回は、阿紀神社の能舞台上での観賞で、これが「狂言」、「能楽」かと、
大変な感銘を受けたものです。
 一昨年には、早々に前売り券を購入し、阿紀神社能舞台でと楽しみに
していました。でも、結果は <残念!>。梅雨時期でもあり、どうしようも
 ありません。でも、当日は、500席の前売り券が早々に売れる程で、
ホールは超満員の盛況でした。
 近隣の方々だけでなく、四国方面からも鑑賞者がおられ、演者の気迫
ある熱演、保存会の皆さん方の献身的なサポート(蛍の観賞準備など)で、
大変好評でした。
 聞くところによると、過去5年間、続けて天候不順で屋内
(ホール:宇陀市文化会館、大宇陀道の駅となり)での鑑賞となった
そうです。
  昨年は、和服姿の保存会会長、傘をさして、いかにも嬉しそうに
 ユーモアとウイットに溢れたご挨拶から
     「やっと、阿紀神社の能舞台で上演できる」
     「出演者をはじめ、多くの人達の苦労が報われる、また
     来場者にも喜んでもらえる」などと話されたとき、会場には盛大な
 拍手がありました。
 ・・・
 さて、今年は、どんなご挨拶があるのかと楽しみにして待っていると
和服姿で、能面をかぶり、嬉しさを隠す奥ゆかしさで登場されました。
 やっと大役が果たせた安堵とともに、これからも続けていきたい
という強い決意を聞かせていただき、約500人の鑑賞者は、
一同に嬉しく思ったものです。
 保存会のみなさんをはじめ、ボランティアの方々、地元大宇陀高校
の生徒の皆さん、蛍をご準備いただいた蛍保存会の皆さん、そして
行政や地元の方々が献身的な努力をされていることが、よく理解できた
ように思います。
 これからは、次世代にも引き継がれ、阿騎野の地で、引きつづき
「蛍能」が開催されることを、心より願っています。
   *平成29年度は 第25回記念公演でした。
   
 宇陀市は、大阪から見れば「少し田舎」ですが、
    誇れるまち、自慢できる「ふるさと」
   といえるでしょう。


   
  左写真 宇陀榛原の花火大会
   第61回記念宇陀市はいばら花火大会
   第4回全国花火まほろば競技会
   令和元年度(昨年度)
   8月4日(日) 午後7時半〜9時頃
    場所:宇陀川河畔水田地帯 
    近鉄榛原駅より徒歩5分程度
    打上数 約4200発  奈良県では最大級の花火大会
    多くの人で賑わっており、見ごたえがあります。

 令和2年度(8月2日、日曜日)に実施予定の 
 第63回 宇陀市はいばら花火大会 は中止 です。 
 (コロナウィルス感染の終息が完全に見込めないため)

  参考図書、資料
    @すらすら読める 風姿花伝  林 望  講談社
    A風姿花伝   馬場 あき子 岩波書店
    B能楽今昔ものがたり  藤城 継夫  筑摩書店
    C能に憑かれた権力者  天野 文雄  講談社
    D能の名曲60選  中村 雅之 誠文堂新光社
    Eホタル 光のひみつ (科学のアルバム) 
       栗林 慧著  あかね書房
    F毎日新聞(2019.6.12号)、読売新聞(2019.6.14号)掲載記事
    G他、インターネット掲載記事など多数

      ログハウス

   ウッドデッキから山小屋、ログハウスまで、企画・設計・製作・施工
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       奈良県知事(3)3883号
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     (公社)全国宅地建物保証協会会員
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