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豊かな歴史と自然が息づく町・・・宇陀市
「あきの蛍能」は、貴重な無形文化財 |
30年度 パンフレット |
宇陀市大宇陀は、古の時代
「阿騎野」と呼ばれ、古事記
や日本書記、万葉集にも
その名を残すなど、古い歴史
文化が育まれてきた
伝承の地です。
古代の息吹を感じさせる
「阿紀神社」のある宇陀の
地は、元和年間(1615〜
1623)に織田藩の治所と
なり、その3代目の当主、
織田長頼の頃に阿紀神社で
能楽が奉納されています。
それを起源として、
阿紀神社の能舞台では
寛文年間(1661〜1673)
から大正時代まで能楽興業
が行われてきていて、当時の
人々にとっては生活の潤い
をもたらす文化・芸能だった
ものと思われます。
旧大宇陀町(現在の
宇陀市)は平成4年に
薪能を、この神社で再開し、平成7年からは「あきの蛍能」として、毎年6月
中旬に能楽を開催しています。
蛍保存会の協力で、能楽の最中に明かりを落とし、蛍が闇の中に光を
放ちながら放たれるという幻想的で、雅の世界を醸し出しています。
神社の前に位置する「かぎろいの丘」の麓に流れる水路は、蛍水路と
呼ばれ、蛍の生息地となっている。
近くには
@宇陀松山城址(別名、秋山城、神楽岡城)
A重要伝統的建造物群保存地区に選定された「松山地区」
B森野旧薬園(現存する日本最古の民営薬草園)
などの文化遺産があります。
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