東大台を代表する森林といえば、トウヒ林でしよう。大台ヶ原のトウヒ林は、分布のほぼ南限にあたり、学術的にも貴重なものですが、近年急速にその衰えが目立 |
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原生林が広く残る大台ヶ原には、たくさんの動物が住んでいます。シカ、ツキノワグマ、カモシカなど、本州に住む哺乳動物のほとんどがこの山とその周辺でみられます。とくにシカは多く、運が良ければ日中でも出会えます。 |
大台ケ原の植物 この山には、東北地方など寒い地万と高山でしか見られない、ブナやトウヒの原生林が残っています。地球が今よりもっと寒かった頃(氷河期)は、紀伊半島にも広く茂っていた林が、暖かくなるにつれて大峯山脈やこの山のような高山に追いやられたと考えられています。 |