ROMちゃん

次はCDドラマ第1段の「電脳空域の迷路」です。
 何とこのドラマ、よくよく聞いてみると登場人物はたった3人。主人公の麗夢ちゃんと円光さん、そして、この話だけ、それも声だけだというのに、主人公に匹敵する人気(一部では主人公を超える?)を誇る驚異の敵役、ROM(ロム)ちゃんです。では早速ロムちゃんについてたわごとを並べてみましょう。

さてロムちゃんとは。

 コンピュータープログラムの天才にして重度のロリコン、屋代修一博士が、東京都のライフライン管理に採用されたスーパーコンピューター「グリフィン」上にプログラミングした3次元インターフェース。その姿は屋代博士のロリコン趣味の結晶で、ディ○ニーの「不思議の国のアリス」を彷彿とさせる。凹凸の乏しい幼児体型を包むピンクのワンピースと白いドレスエプロン、白のストッキングに赤い靴、もこもこっとした量感豊かな金髪にウサギ耳のように立てて結んだリボン。性格、口調、仕草も女子中学生を忠実にシュミレートしたということで、まことにもって見るも愛らしい少女なのです。屋代博士はより完璧で理想的な少女像を構築すべく「いい女になるんだぞ」とプログラムを組んだのですが、ここでソフトウェアに付き物のバグが発生、致命的なプログラムミスとなり、暴走してしまいます。その矛先が人間の精神。いい女になるために人間研究に勤しむロムちゃんは、その研究のために何と人間の精神を丸ごとごっそり奪い取り、蓄積と解析に没頭するようになるのです。その名もドリームハッカーROM。女子中学生の唯我独尊天真爛漫な一面と、スーパーコンピューターグリフィンとしての冷たい完全主義が同居する、世にもかわいく恐ろしい「怪物」として、麗夢の前に立ちふさがるのでした。


ではここで問題。
現実にロムちゃんは可能でしょうか?
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