弘法寺踟供養
(千手山)弘法寺踟供養 (二十五菩薩来迎会、迎接会、迎え講)

(真言宗)




午後2時からの法要


行事坊から娑婆に向かう六観音ら


中将姫像を娑婆に運ぶ導師(行事坊住職)


六観音


導師から中将姫像を受け取る観音菩薩6名の代表役の表観音


代表役の表漢音と補佐役の裏観音との間で行われる
「中将姫の乗った蓮台」の来迎引接の儀式


棒付と稚児の行列


迎仏胎内に仏役の男性が入る準備


男性が入った迎仏(阿弥陀如来)と介添役


迎仏が表観音らの行列を迎える


日時:5月5日 午後3時 

所在地:岡山県瀬戸内市千手181

交通:JR西大寺駅より両備バス牛窓行千手弘法寺前下車

内容:行事の起源は明らかでないが江戸時代宝永年間の練供養版木があり、かって練供養に使用したといわれる鼓胴に1296(永仁4)年の銘がある。また、弘法寺の行道面は室町時代または南北朝時代のものだという。まず、行事坊から中将姫像が娑婆に運ばれ、僧侶、稚児、面を着けた聖衆らが娑婆に向かう。ここで、導師から中将姫像が六観音代表の表観音に手渡され、蓮台を持った裏観音との間で来迎引接(らいごういんじょう)の儀式が行われる。六菩薩らは奉持した中将姫像を極楽に導き、迎仏(胎内は中空になっていて人間が入る)が行列を迎える。1967(昭和42)年本堂以下諸伽藍焼失のため中止されていたが、1997(平成9)年に舞台を山麓に移して復興し、遍明院と東寿院が隔年交代で行事坊(当番)を務めている。県重要無形民俗文化財。


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