▽`01北海道旅行記2▽
で、続き。3/5の午前中は「その1」の最後にあります。
日付 | 時間 | 天気 | 出来事 |
3/5 | 11:40 | 快晴 | 今回の旅行の目的の一つである、摩周湖第一展望台に到着。 樹氷はないが、摩周湖は凍り付いている。 観光客も少ない・・・夏に比べれば!さすがに観光バスは結構止まっている。 昼ご飯の時間も含めて1時間もいるので、いなくなるまで待って写真を撮る。 |
13:00 | 曇 | 硫黄山に到着。噴煙が上がるだけで冬に来てもそう変わるものではない。 ちょっと写真を撮って、硫黄山ソフトクリームを食べるためにレストハウスの方へ。 実はここのソフトを食べるのは初めて。これは無茶うまい! 食べてると大学生が呆れた目線を送ってきたので、「絶対、うまい!」と言って 一口あげると「何これ?なんでこんなにうまいん?でも寒いから買わない」 と味を認めながら行動を否定された。 アイスを食べながら一人でぶらつく。雪の上に足跡があったので、 そこに右足を載せると、沈んだ。ヤバイ!足を抜くために左足に力を入れた瞬間、 左足が思いっきりしたまで沈み、雪とは違う、液体が靴の中へ。同時に右足も! どうやら氷の上に雪が積もり、地熱で下の氷が溶けていたらしい・・・・。 バスで靴下を履き替えていると、ソフトクリームを持った奴が登場。 「いや、かわんとこうと思ったけど、隣を通ったら我慢できなかった」 |
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13:30 | 曇 | 砂湯に行く。白鳥が沢山いて、ガイドさん曰く「好物は食パン」らしい。 確かに売っているが100円の表示に目もくれず、白鳥の元へ。 パンを持っていると寄ってくるが、持ってないと寄ってこない。なんて現金な奴! おじさんがパンを上に投げている。パンが舞うと白鳥の首はスッと上へ。 周りの10匹ぐらいが全部上に顔を向ける。かなり面白い。 |
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15:30 | 晴 | 釧路に到着。大学生と和歌山県人は16:46発の帯広行きの普通電車に乗る。 その前に大学生がいくら丼が食べたいと言ったので、3人で和商市場に向かう。 「おかずや田村」で勝手丼を食べる。 勝手丼は自分でご飯の量と具を選んでご飯の上に載せていく。 俺はウニもイクラも食べない人なので、魚を全種類載せて海苔をつける。 席で待っていると、大学生が「高くついた!」と言って席に来た。 「イクラだけの予定やったのに、調子に乗って欲張っていろいろ載せすぎた!」 見ると他にウニ、サーモン、カニなどなど。ここを紹介してちょっと悪いことしたか? 「いや、でもウニが食べられる!本州で食べたときは食べられなかったのに」 あ、俺のイクラと同じ状態。何故か北海道だと食べれるようになるんだよね〜。 和歌山県人はカニを家に送ったらしく、試食用の足を貰った。うまい♪ |
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16:40 | 晴 | 帯広行くために普通電車に2人が乗る。 こっちは幣舞橋からの夕日を撮りたいので釧路に残るのでここでお別れ。 「みんな旅好きなので、いつかまた日本のどこかで会いましょう」と言って別れる。 |
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17:10 | 曇 | ・・・・。さっきまで晴れていたのに急に雲が太陽を覆う。 嫌がらせ? |
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夜 | 曇 | おおぞらに乗って札幌、利尻の寝台で稚内へ。 そろそろ電車にも乗り飽きてきた・・・・。 でも、相変わらずグリーン車でコーヒーを飲みまくり。タダだし。 |
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3/6 | 6:00 | 吹雪 | 稚内駅で利尻を降りると、周りは真っ白。駅の構内でも雪が舞っている。 こんな中、「そう言えば防波堤ドームって近くまで行ってないなあ」と思い、GO! んが、外はもっとひどかった・・・・。 雪は上からでも横からでもなく、想像もしなかった「下」から巻き上がってくる! 視界は悪く、車のヘッドライトとテールランプがないと車が見えない。 防波堤ドームについたらついたで中まで雪が積もっている。 来たからには帰らなければいけない。どうやって帰ろうか・・・。 |
7:30 | 雪 | 宗谷バスターミナルで静岡から来た女の子2人と話をする。 抜海駅と兜沼駅に行きたい!と言っているので「抜海にはゴマフアザラシがいるよ」 と教えると「絶対行く!」「一回行ったら2時間ほど電車がないけど」「えー!?」 その後、ありがとうと言うと立ち去ったが、どこに行ったのだろう? それにしても、兜沼、抜海とは・・・・マニアックだなあ。 |
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8:30 | 雪 | 今度は宗谷バスの定期観光バス「冬はともだち」に乗って宗谷岬へ。 途中、流氷の上にオジロワシがいて「やっと見られた!」と喜んでいましたが、 宗谷岬は・・・気温-8℃風速8m・・・30分も止まらなくていいです・・・。 |
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10:40 | 曇 | 稚内公園に到着。ここでは南極ハイランドというイベントが行われていて、 ここでスノーモービルに乗ること目的に冬はともだち号に乗ったのだ。 まずは歩くスキーを体験。スキーの板と靴は前しかひっついてない。かかとは浮く。 コースを3周もすると暖かくなるよと言われ、まわってみるが、寒い! 次はスノーモービル。手元には200円と書いてあるが、スピードの出るヤツは 400円。どうせなら速いほうが良いので400円出して250ccに乗る。 2回目なので慣れたもの。アクセルを握りっぱなしにすると50km/hを越える! 気持ちいい!!!網走より長く乗れるし、2週目は200円で乗れる! 乗り終わった後、となりに滑り台もあったので行ってみる。 チューブに乗って滑る大型滑り台ですごい速い!初めて乗ると怖いよ。 他にも「犬ぞり」「馬そり」「スノーラフティング」などがあったが、有料なのは 「スノーモービル」と「スノーラフティング」だけ。 時間が来たので他は乗れませんでしたが、おすすめのイベントです。 |
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12:00 | 雪 | ノシャップ岬に到着。定期観光をここで降りる。 何にもないです。 寒流水族館に入るけど、バスが来る迄の暇つぶしにはちょっとならない。 けど、隣の科学館が休みなので、ベンチで旅行記を書く。 |
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12:40 | 雪 | 路線バスで「童夢(レーシングチームじゃないよ)」に着く。 ここは稚内温泉、日本最北の日帰り入浴施設にして道北最大。 「童夢」になる前に来たことがありますが、なってからは初めてなので楽しみ。 中はさすがに新しく、車椅子でもOKのようです。 浴槽も沢山あり、特に気に入ったのが横になって浸かるヤツ。 寝ながら入れるので水圧がかからず気持ちいいのだ。 |
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14:20 | 曇 | 稚内から普通電車で来た抜海駅にはカメラをかまえた鉄道ファンらしき人が。 大変だなあ・・・・こんな駅にまで。 抜海港までひたすら30分歩いてきたのに・・・・アザラシいない・・・。 近くにいた人に聞きながら捜索する事30分。おおー、海で一頭泳いでる! でも沢山いるところは発見できなかったのでトボトボ抜海駅に帰る。 駅には三河ナンバーの車が止まっており、眺めているとさっきの人に 「さっき降りてきた人ですよね」と話しかけられる。 抜海港に行って来たことを話すと「今日は工事中で立入禁止になっているところを さらに進んだ所にいたんですよ」と言われる。今日は絶対見られなかったんだ。 電車が来るまでの間話をしていると宗谷本線の名寄から稚内までを撮っている プロのカメラマンだった。出している写真集も見せて貰い、「著者はこの顔でしょ」 と帽子を取ったら本物だった。 宗谷本線の寂れた駅の雰囲気に心を動かされ、そこから専門に撮っているらしい。 |
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夜 | 曇 | 車両の半分しかグリーン席がないスーパー宗谷に乗って札幌に行き、 今度はオホーツクの寝台で網走へ。 この2日間で何時間乗ってるんだ? 体痛いし・・・・。 スーパー宗谷でもコーヒーを飲んだが、もはや睡眠欲はカフェインをも上回る。 飲んだ次の瞬間に爆睡。 |
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3/7 | 朝 | 雪 | ノロッコ号は10:23発なのでかなり時間がある。そこで朝一番の知床斜里方面行き の列車で浜小清水駅に行って、流氷の音を聞いてみることにした。 一面氷に見えるが、海なので波がある。その波で氷と氷がぶつかる時に音がする。 波の音は聞こえず、「ギギギ」「ゴォーン」といったような音がする。 前回ここでキャンプを張ったときに気になっていたピラミッド型の展望台にも登る。 まだ、開いてないがしばらく海を眺めているとおじさんが来て開けてくれた。 そのおじさんによると、一番美しいのは「海あけ」の頃の青い海に白い大きな流氷 がポツンポツンとある風景だそうで、見飽きることはないそうだ。 |
10:30 | 曇 | 流氷ノロッコ号に乗り込む。 3人掛けのベンチがテーブルを挟んで向かい合った席と、窓向けに設置された 2人掛けのベンチが設置されている。流氷が見やすいのはもちろん2人掛けの方。 北浜駅の付近は流氷が見えるけど、それを過ぎるとしばらく見えない。 再び流氷が姿を現すのは知床斜里に着く手前あたりで、まるで雪原のよう。 中にはストーブが設置されており、車内で売っているスルメが焼ける。 いい匂いが車内に漂うんだな、これが。食べたいけど1枚350円もしたので却下。 |
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11:30 | 曇 | SLに接続する釧路行きの特別列車「マウントレイク摩周号」に乗る。 乗るときに変なものが目に入ったので、ホームを歩く。 よく見ると魚だった。魚が開きの状態で寒風にさらされているのだ。ホームの上で! 何もホームでやらなくてもと思ったが、面白いので写真に納める。 電車の中では生田原のノルディックファームのハスカップアイスを食べる。 牛乳の味が濃いし、なにより果汁だけでなく果実が入っている。とっても美味しい! |
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13:05 | 雪 | 標茶駅の外に出ると、少し屋台が出ていた。カニ汁にカニシュウマイ。 手作りフランクフルトや甘酒など、釧網本線沿いの町や村で作られたものだ。 カニ汁かカニシュウマイを食べるために売り場に行くと、混んでいるので後にする。 白鳥が来ていると看板に書いてあるので、看板に従い川の方へ。 川には白鳥が沢山いる。エサは売ってないようです。 標茶駅に戻ると屋台に人がいなくなっていたので、シュウマイと迷ったあげく カニ汁を食べる。中で入れて貰うとちょうどラストだった。危ない危ない。 毛蟹のカニ汁。寒い中を歩いていたのでとても美味しいが、最後なのでカニだらけ。 カニ汁の中のカニってメインの割に邪魔! 悪戦苦闘していると、カニシュウマイが出てきた。「今日最後のお客さんだから」 おっちゃん、ありがとう!残り物には福があった♪ |
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14:00 | 曇 | 出発の15分ほど前になると突然観光バスが来た。カメラを持った人がぞろぞろ。 何だろ?と思って見ていると、SLの写真を取り始めた。どうやら写真が目的らしい。 大砲のようなレンズが付いたカメラを携えている。 そんなに大きいの付けなくても目の前にSLは鎮座しているのですが。 SLは乗ってみるとちょっとレトロだけど普通の列車かな? 違う点は内部にスピーカーが置いてあり、汽車の汽笛がそこから流れる。 エゾシカが出てくると、一度列車が止まるのでじっくり見物できます。 タンチョウヅルが訪れる茅沼駅は停車時間が長いのでここでも観察できます。 今回は3羽のタンチョウヅルがいましたが、今年は7羽が最高らしいです。 |
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16:00 | 曇 | SLを釧路まで乗って、また引き返して釧路湿原駅から細岡展望台へ。 この時間に来ると帰りの電車は細岡まで歩かないといけない。 ま、1時間ぐらい歩けると考え、こっちに来たのだ。 細岡展望台にいると、後ろから女の人と年輩の男の人が来た。 女の人はここに何回も来ているデザイン学校の先生(学生に見えた)で男の人は ビジターセンターの人。ちょっと話をして、写真を撮ったあと、どうやって帰るのか 聞かれたので「細岡まで歩いて」と答えると「釧路まで今から行くけど」と言って、 乗せて行ってくれた。ありがとうございます! |
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18:00 | 晴 | ここからはひたすら暇つぶし。 夜行列車まで時間ありすぎ。明日の予定は札幌⇒池田⇒帯広⇒札幌 予定では母子里に行く予定だったけど、「なにもないよ」というKさんの助言で変更。 旅行中に然別湖や登別という案も考えたが、結局「豚丼食べたい」でこの日程に。 |
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23:30 | 晴 | 寝台車に乗り込む。これで寝台車3連泊・・・・。 初めて乗ったときは、すぐに目が覚めたりしたが、もう慣れた。 横になってすぐにおやすみ〜。 |
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3/8 | 9:30 | 快晴 | 池田駅から歩道橋で線路を嫌々跨ぎ、池田のワイン城へ。 前回は朝が早すぎて工場が動いてなかったが、今回は稼働中である。 ワインボトルにワインが詰め込まれていく様子や、不良品チェックの様子を見学。 試飲コーナーはいつの間にか3Fになっていたのでそちらへ。 今回は赤ワイン。ちょっと苦手なのだがタダなので飲む。 100円のチーズおつまみセットも購入。スモークチーズがとても美味しい。 |
11:00 | 快晴 | 十勝川資料館にも行く。ここに行くのは初めてなのだが、雪の迷路に阻まれ かなりの時間をロス。 荷物を預かって貰い、置いてあったクイズにチャレンジ。 資料館を見ながら答えを出すものなので、各資料をじっくり眺める。 他に誰もいなかったのでじっくりと見ながら答えを出す。確認したら100点。 事務所に言うと「大変優秀な成績ーーー」と書いた、川博士認定書を貰う。 |
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12:45 | 快晴 | 念願の「豚丼」を食すために帯広へ。 駅から北へひたすら歩くこと15分。ちょっと駅前のにぎやかさがなくなった頃に 「新橋」という教えて貰ったお店を発見。 中にはいると、人がいない、あれー?まだ12時台だけど・・・。 「豚丼食べに来たんでしょ」という店員さんの声で我に返り、注文。 しばらく待って出てきたものは真っ黒な物体がご飯の上に乗ったモノ。 ちょっと食べるのをためらったけど、とりあえず口へ。・・・・そこまでくどくない。 初豚丼はとても美味しかった。 値段は700 900 1000 1500 2000円とあるけど、びっくりしたのは天丼700円。 おお?天丼と同じ扱いなのか?つーかそれ以上? |
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14:00 | 快晴 | 緑が丘公園に行く。 400mベンチなんかないぞ?雪で埋まっているのかな? てくてく歩いていると、また迷子になる。ん?地図にはここに道が・・・・? 真っ白な雪原を見て呆れるのであった・・・・。 |
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18:00 | 晴 | 札幌に到着。 お土産を調達して、家に送る。お餅のショコラは食べたことないなあ。 その後、雑誌に載っていたラーメン屋に行くが混んでいるので退散。 あとでテレビ塔から夜景を見るときついでにと思い、とりあえず ネットで予約したステーションホテルへ。 |
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20:40 | 晴 | ふっと気づくとこの時間。寝てたみたい・・・・。 ああ、テレビ塔からの夜景がぁぁ!! |
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3/9 | 8:00 | 曇 | ここからはフェリーに乗るために小樽へ。 銭函付近の海岸線はとても綺麗です。海の向こうには山が見えています。 小樽築港についたら、後はひたすらフェリーターミナルを目指して歩く。 当然、裕次郎記念館やマイカル小樽も営業していない。 |
14:00 | 晴 | もうフェリーの中。 曇っていた空は時間とともに晴れ渡り、フェリーの進行方向の左手には積丹半島、 ニセコ連峰、羊蹄山がくっきりと見える。 北海道で見る最後の景色にふさわしい! またくるぞー! |
最後に・・・・。
今回の北海道旅行に対して、皆様からたくさんの情報や助言を頂き、本当にありがとうございます。
特に美瑛・旭川・富良野を案内していただいた『Kさん』には大変お世話になりました。
今回の旅で得た経験は、皆さんが出かけるときの参考になるように、まとめていきます。
お世話になったお返しできるように頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします。
2001/03/13 MAKOTO
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