ライジング・カード(バローネ)
(Rising Card[varone])
★現象
デックを数個に分け、観客に一つを取ってもらいます。その中から好きなカードを一枚抜き取ってもらい、演者は残りのパケットを一つにまとめてその中に観客の選んだカードを差し込みます。
そのパケットをケースに入れると、一枚のカードがせり上がってきます。もちろん、それが観客の選んだカードなのです。
ケースはもちろん、デックを観客に調べてもらうことが可能です。
★解説
バローネ師の考案ですが、商品はヘンリー・エバンス師によって販売されているようです。
「Something More Than Illusion vol1」にて解説されているので、必要なものがあれば自作もできます。
「トリビュート・トゥ・バローネ」もバローネ師が原案です。
上の「現象」ではすべてが改め可能のような書き方をしましたが、ちょっと書きすぎたかもしれません。
追記(2005.1.4)
Henry Evans師が商品として販売しているものを見たのですが、これだと、手渡しはちょっと無理ですね。
手渡し可能なものにしたければ、材料を購入して自作しなければなりません。
★相性のいいアイテム
非常によく出来たトリックです。改めてバローネという人物の巧妙さに感動します。
個人的には、『トランプと悪知恵』の佐藤聡師にイメージが重なります。
さて、いわゆるライジングカード現象ですが、この前後にレギュラーデックで好きなマジックを演じることができます。
なので、アンビシャスカードのトリなどにいかがでしょうか。
また、メンタリスム系のマジックの流れの中で演じるのも面白いでしょう。
◆プリディクション・インボッシブル
◆B’ウエーブ
◆呪いのわら人形
◆シンボロジック
★価格帯
店名 | 価格 | 日本語解説書 | 所在地 |
ミスターマジシャン | 2800円 | ○ | 大阪 |
Magic Pro Shop | $12.95 | ▲ | アメリカ |
★評価
技術 | ★☆☆☆☆ |
練習 | ★★☆☆☆ |
効果 | ★★★★☆ |