綾小路麗夢 

  言わずとしれた主人公です。
 ビデオ「夢隠首なし武者伝説」やCD「南麻布魔法倶楽部」によると、古代原日本人の一派、夢守の民の末裔です。同じ種類の人間はかつて世界中にいたらしく、小説「フロイト城幻夢譚」等の中でドリームガーディアンと紹介されています。これは、他人の夢に自由に出入りし、その夢に干渉して悪夢の源、夢魔を退治する能力を持った人々で、麗夢はその直系の子孫で、平安時代末期の夢守、麗夢(れいむ)の生まれ変わりとのこと。
 ビデオ1の幕間「麗夢のお勉強教室」によると、悪夢はノンレム睡眠時に起こるとの説があるそうです。また、1b「惨夢、甦る死神博士」で死夢羅博士が見抜いたように、麗夢は悪夢の中ではレム睡眠の波動に守られることで、夢魔の攻撃に耐えることが出来るそうです。そのためか、麗夢は夢の中では不死身で、どろどろに溶かされてしまおうが(ビデオ1)串刺しにされようが(新麗夢「夢の騎士達」)死ぬことはありません。
 さて、この血脈はわずかながら他にも流れているらしく、CD「総統のメルセデス」登場の夢見小僧や「夢の騎士達」の美奈のように、他人の夢を操ったり夢をのぞき見したりする力を持つ人が、ごく少数います。
 そんな特殊な能力を持つ麗夢ですが、自分の夢は物心つくころに何者かに奪われてしまい、今は暗黒の虚無の夢しか見ることが出来ません。自分の夢を知らないためか、新作「夢の騎士達」では、夢魔の女王の見せる偽物の夢にあっさり引っかかったりしてます。
 外観は、年齢不詳。一見中高生にも見える幼い感じの外見で、特に胸のあたりの乏しさはビデオ「聖美神女学園の妖夢」で「公開」した上、自らもそれを認める発言をしているし、CD「電脳空域の迷路」では、敵役のロムちゃんにしっかり指摘されてもいます。ただ、露出度の高いビキニスタイルである夢の戦士に変身したときのプロポーションは結構いいですし、「南麻布〜」では「麗夢ちゃんってプロポーション抜群!」と敵役四少女の一人にほめられたりもしています。また、新作ビデオの方では少し大人っぽくデザイン変更されていたようなので、実はまだ成長期だったりするのかもしれませんね。

キャラクター紹介