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   <ミニログハウス>づくりに挑戦!
<ミニログハウス>
@事前調査
   キッチン、バス・トイレ、浴室などがなく、住居目的ではないミニ
  ログハウスの場合でも、自分の土地だからといって、どこでも建て
  られるわけではありません。
   ・10u以上の大きさであれば、建築確認申請が必要となります。
   ・都市計画法、建築基準法などの法的規制は、最低限守る必要が
    あります。
   ・建築確認申請が不要の場合もありますが、管轄の自治体に、
    届は必要です。
   ・建築する前に、管轄の自治体の担当課に、事前の協議、指導を
    受けるようにしましょう。
   *「建築確認申請」とは・・・
      建設予定の建物の内容が、その建築地の周辺地域に定めら
     れた建築基準関係法令に適しているかどうかを、書類や図面
     などで確認申請を、当該市町村(都道府県)の建築主事に行い、
     確認済証の交付を受ける必要があります。建築後、担当官の
     検査を受け、検査済証が交付されてから、初めて建物を使用
     することができます。
A建築関係の法令を守る。・・・必要最小限のルールです。
   都市計画区域内であれば、容積率、建蔽率、高さ制限、その他、
  お互いが快適な生活が享受できるようにと、 厳しい法的規制が
  課されています。都市計画区域外の地域であっても、平成2〜
  10年頃に、「田舎暮らし」物件として開発されたところでは、バブル
  後の地価高騰が影響してか、かなり無理、無茶だなと思われる
  所も見られます。
   法的規制はなくても、大都市周辺と同じような感覚で建物を建てる
  と、周りの景観を損ねるだけでなく、近隣との居住者とのトラブルを
  招きかねません。
   あくまでも、常識的な感覚がお互いに求められるでしょう。
B自作用キット(ミニログ、物置用)ハウスの建築、作業の目安
  すべてプレカットされたログ材で、3坪ぐらいのミニログハウス
  (物置用)であれば、
   条件(3人で製作)
 ・土台、ログ組み   2〜3日ぐらい
 ・屋根          1〜2日ぐらい
 ・建具・床張り     2〜3日ぐらい
 ・塗装(2回塗り)      2日ぐらい
   合計         6〜10日ぐらい

   これは、あくまで目安の日数です。条件として、土台は束石(簡易な
  土台)、屋根はアスファルトシングル葺き、気象条件の良い時で、自宅
  から設置場所までが1時間以内、大工仕事に相当なれている、あるい
  は、ミニログハウスの施工研修会に参加したことがあるなどです。
   条件により、必要な日数は大きく異なります。

 自作で工房が欲しい。物置が欲しい。ミニログハウスを作る目的は人
それぞれです。でも物づくりで最高の醍醐味が味わえるでしょう。

写真奥より、水平器 水盛缶、水平を取る レーザーレベル
差し金、下げ振り、墨壺 機器、自作可能です。 抜群の威力を発揮

右上写真 ビックボックス社 タイプ(コスカA)
      室内高さ 1.969o〜2.254o
      延床面積=9.57u(2.89坪)
      ベランダ面積=2.90u(0.87坪)
      建築面積=11.02u(3.33坪)
      総面積=12.47u(3.77坪)

右下写真 ビックボックス社 タイプ(メリ)
      室内高さ 1.969o〜2.254o
      延床面積=9.57u(2.89坪)
      ベランダ面積=2.90u(0.87坪)
      建築面積=11.02u(3.33坪)
      総面積=12.47u(3.77坪)

基礎は束石。束石の ウッドデッキの基礎。 基礎はブロック。
用途はこの程度。 べた基礎で連結。 物置程度に使用。

べた、布基礎 べた、布基礎。 重機。基礎作業には
ミニログハウス用。 ミニログハウス用。 手作業では無理。

ログハウス
22、フエンス施工 23天空のログハウス 24ログハウス敷地
縦太材(杉)、細(桧) 杉柱15本、桧柱50本 駐車場として活用


C基礎づくり(水平、垂直)
  道具を一揃えしたら、ミニログハウスのキット代ぐらい、かかってしまった
 となりかねないほど、道具、工具などに凝りだすとキリがありません。
 水平、垂直を正しくすれば、理屈の上では建物が建つはずなのですが、
 実際には、上の写真の、水平器、差し金、下げ振り、墨壺程度の道具では
 なかなか、上手くいきません。
 「弘法、筆を択ばず」の諺とは逆で、プロとアマの差は、少し言い過ぎかも
 しれませんが、「工具、道具」と「慣れ、習熟」の差ともいえます。
 ホームセンター等で市販されているレーザーレベル(最近では、かなり
 安くなっていて、5〜10万円程度)の威力は抜群です。

D基礎、骨格は、専門家の手助けを頼むも、一考です。
  基礎の種類で主なものは、独立基礎、布基礎、ベタ基礎の3種類。
 建物建築では、基礎が一番大切です。
 物置程度は別として、ミニログハウスでも、なるべくベタ、布基礎で基礎
 工事をするべきでしょう。手作業では無理で、重機が必要となります。
 *建築場所、建物の面積等で、束石、ブロック基礎は法的に不可の場合も
  あります。(居住目的であれば、原則不可)
 当該の市町村の担当課に、事前の協議、指導、許可(届)を受けましょう。

E「安全第一」で作業を!自作でする場合、一番に大切です。
  「物づくり」をしていると、至福のひと時が味わえ、趣味として最高です
 ね。でも、油断大敵、自分の能力も考え、「安全第一」でいきたいものです。

 参考図書(一例)
 @実践ログハウス読本 (株)ルゾン  アドユー企画 編
 Aハンドメイド・ログハウス入門  
           (株)地球丸編  山と渓谷社
 B小さなキットハウス超入門 「夢の丸太小屋に暮らす」編
                      (株)地球丸
 C自分でできる! 小屋の作り方 南條達也編 学研プラス

    ログハウス

   ウッドデッキから山小屋、ログハウスまで、企画・設計・製作・施工
     田舎暮らし物件、土地、家、建物、古民家の売買・仲介・管理
       奈良県知事 (3)3883号
    (公社)奈良県宅地建物取引業協会会員
    (公社)全国宅地建物保証協会会員
      工房   奈良県吉野郡東吉野村平野1252−4
      事務所 奈良県香芝市高山台2−16−46
       TEL 0746−44−0146
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