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   キノコ栽培に挑戦! 
     手始めに、原木椎茸(しいたけ、シイタケ)・・
     
キノコの王者、マツタケを思う存分に食べられたら・・
          近いうちに実現するかも??
(1)キノコの食文化
  日本のキノコ食文化の歴史は古く、縄文時代中期(紀元前1000年頃)
 の遺跡から、縄文人がキノコを食物として利用していたことを示す遺物
 (キノコ形土製品)が多数発見されていて、弥生時代の遺跡からは
 マツタケを模した土人形が出土しています。
  日本書記や万葉集には、マツタケと思われる記載もあり、平安時代
 になると、当時の貴族がマツタケ狩りを季節の行事として楽しんだと
 思われることが「古今和歌集」や「拾遺和歌集」などからよみとれます。
  安土桃山時代では武士がマツタケ狩りをしていたことが記録に残って
  いて、江戸時代には一般大衆もマツタケを食していたようです。
 現在では、「国産マツタケ」は、非常に貴重で贅沢品になってしまって
 いますが、団塊世代(70歳前後)より高齢者では、小中学生ころ
 「サンマ」ほど大衆的ではなかったが、秋になれば旬のものとして
 八百屋の店頭にごく普通に並んでいて、炊き込みご飯の具、土瓶蒸し、
 汁物の具、焼きマツタケなどになり、香りを楽しんだものです。
   現在、国産品の収穫量は71トン(2015年)、輸入量は981トン
 (2016年)、実に約95%が輸入品となっています。
        国内産地 長野県、岩手県がほとんど
        輸入先 中国、カナダ、アメリカ、他にメキシコなど
  必須の食材ではないが、生活に彩りを添える食材、季節を感じる食材
  として、いつまでも身近にあってほしいものです。
    資料 マツタケの国内生産量、平均価格(東京市場平均)
        昭和35年(1960年) 3509トン、 610(円/kg)
        昭和55年(1980年)  457トン  24、364(円/kg)
        平成17年(2005年)  39トン  24,301(円/kg)
          林野庁の資料では、昭和初期では約6000トン
          最盛期の1941年には12,000トンが記録されている。
  *近年の作柄は、豊作で140トンを記録した2010年を除けば
   100トン未満の状況が続いていて、17年は不作で18トン
   18年は持ち直して63トンであった。価格も1キロ、6から9万円
   と、庶民には縁遠い価格となっている。
         輸入量  平均価格(東京市場平均)
        昭和55年(1980年)  362トン  8,294(円/kg)
        平成17年(2005年)  2、881トン  3,977(円/kg)
   *近年では、年々輸入量が下がっているが1000トン程度
    輸入されている。
   *国内で流通しているマツタケのうち、外国産が占める割合は
    約95%、そのほとんどが中国からの輸入となっている。
 過去10年の国内生産量と輸入量b

 2018年度の輸入元の国別数量

農林省「特殊林産物生産統計資料」 及び
nippon.com のグラフより引用

   参考  *キノコについて(林野庁のホームページより)

マツタケを利用した料理(例)
マツタケ お吸い物 焼きマツタケ

(2)ついに実現! バカマツタケの人工栽培
   山の幸の代表格といえばキノコ、そして、その中でも王者といえば
  なんと言っても「松茸」でしょう。
   「秋の味覚の王様」ともいわれる松茸は、9月から12月頃に収穫され
  その芳醇な香りで多くの人を魅了しています。
   でも、残念ながら国内産のマツタケは、ごく僅か、人工栽培も
  マツタケは、独特の生育環境で育つため人工的な栽培は難しいと
  考えられ、現在まで多くの取り組みがされているが成功していません。
   2018年9月に、奈良県森林技術センターが、高級食材の
  マツタケに形や味、香りがそっくりなキノコ「バカマツタケ」を吉野郡内の
  実験林で13本の栽培に成功したと発表して、話題になっています。
  勿論、バカマツタケの人工栽培は国内初、市場価格は国産マツタケの
  半値ぐらいが見込まれ、これから量産化に取り組むとのことです。
   また、兵庫県内の化学メーカーが、違った方法で、室内環境で
  人口栽培に成功したと報じられています。
   近いうちに、本物のマツタケも、椎茸などのキノコ類と同じように
  人工栽培が可能になるかも??
    *バカマツタケ
   マツタケの近縁種で、似た香りと味がする。(そうです)
   ブナ科の植物と共生して成長するキノコ。生える時期と場所を
   間違えたとの意味を込め、名づけられたとの説がある。
    化学メーカーは、椎茸栽培と同じく、菌床で完全人工栽培に
   成功させており、世界初。国産マツタケの価格は、時期や
   産地で異なるが、1キロあたり約4〜5万円。
    3年後ぐらいには、秋の味覚が、もっと手軽に味わえるかも。
   
(3)椎茸(しいたけ)の栽培


椎茸(しいたけ、シイタケ)栽培の方法には、大きく分けて、@原木栽培
A菌床栽培、の2つの方法があります。
@原木栽培
  ナラやクヌギの木に、しいたけ菌を植え付け、1〜3年ほどかけて丹念に
 栽培されたものです。昔ながの無農薬、無添加の自然食品。現在では市場
 流通の10%程度といわれています。
A菌床栽培
  おが粉、フスマ(麦皮)、米ぬか、コーンプラン(とうもろこし滓)など
 に、人工的な栄養剤を混ぜ、固めたものに、しいたけ菌を植え付け、3〜
 4ヶ月で促成栽培されている。年間を通して、安定して出荷でき、生産コスト
 が安い等から、市場流通では90%程度を占めていて、スーパーで売られて
 いるものは、菌床栽培のものが多い。
*平成18年10月より、生しいたけの表示(品名、原産地、栽培方法など)
  が義務づけられています。
香りも味も最高!(無農薬の自家製だから、100%安全!)
 奈良、三重のログハウス、山小屋で、椎茸(しいたけ、シイタケ)栽培。

椎茸(シイタケ)は、中山間地域に一番ふさわしい栽培品目です。

@種菌と電気ドリル Aドリルで穴あけ B宇陀市室生の
直径約9oの専用キリ 箱には種菌500個入り 山主より購入


右上写真C 東吉野村平野の「工房すみれ」にて
撮影。原木は、春、秋の2回、ホームセンターや
インターネットにて簡単に手に入れることができます。
種菌入りで、1本、約1200円程度です。


右下写真D 奈良県宇陀郡御杖村の山小屋 
栽培場所は、標高300m〜600m程度の中山間
地域が一番 ふさわしいでしょう。      
しいたけ、なめこなどの「きのこ類」はあまり手間の
かからない栽培品目です。


E原木に多量にできた F12月上旬に採取 Gなめこ(味は抜群!)
きのこ「工房すみれ」 「工房すみれ」 「工房すみれ」で撮影

H原木に多量にできた I「工房すみれ」 J専用キリで穴あけ
きのこ  にて撮影 1本あたり約40個

K一本の原木に多量 L冷凍庫で保存 M乾燥させた状態
工房にて撮影 2〜3ヶ月十分OK 「工房すみれ」で撮影

Nしいたけ Oしめじ P食夢工房「きのこ館」
食夢工房「きのこ館」 食夢工房「きのこ館」 東吉野村鷲家(地図

 上記の @〜C、E〜K は、東吉野村平野の工房にての、記録写真です。
標高300〜600m程度の中山間地域では、冷涼な気候で、適度の降水量にも
恵まれているため、それほど(ほとんど全く)手間をかけなくても、栽培は失敗
しません。週末の「田舎暮らし」にふさわしい楽しみの一つでしょう。
 Fは、12月上旬に採取したため、少々凍結しています。でも、味、香りは
上々です。採取時期は、春、秋の2回ですが、家庭菜園と同じで一斉にでき
ます。でも、冷凍庫で長期保存可能です。また、自然乾燥させることで
長期保存ができます。

(4)「原木椎茸」による栽培方法
(1)原木の伐採と切断
  秋から冬にかけて、楢(ナラ)、椚(クヌギ)などを利用する。
 ホームセンターでも販売されています。
(2)種駒の打ち込み作業
  2月から3月頃が、作業にに適している。1本の原木に
 約50個程度、打ち込む。
  種駒が打ち込まれた原木も、ホームセンターで簡単に
 購入できます。
(3)保湿管理(仮伏せ、本伏せ作業)
  接種された種駒の菌糸が、確実に原木にへ移って蔓延を
 始めるように保湿管理するのが「仮伏せ、本伏せ」です。
  生業(なりわい)でする椎茸栽培では、最小の労力で最大の
 効果(利益)を生み出す、「創意、工夫、高度のノウハウ」が
 当然、必要ですが、趣味でする椎茸栽培では、そんなに気を
 使わなくても、収穫量の多少があっても、まず成功するでしょう。
  山間部でのセカンドハウスでの趣味の一つとしてふさわしい
 ものの一つといえます。

(4)「シイタケ栽培」について
写真Bの原木は、生木の状態ですので、1本でも相当な重さがあります。
趣味での栽培なら苦になりませんが、数が多いと、大変な重労働です。
手作業では、到底、無理です。
中山間地域の農業、林業などの地域振興でシイタケ栽培事業が取り入れ
られていますが、生業(なりわい)としては、なかなか厳しいものがある
ようです。
 消費者側の「低価格」「いつでも食べたい」「安心して食べられる」・・・
大変厳しい(当然な)条件をクリアーしないと、産業として成立しなく
なっています。現在では、一般の市販品(スーパーなど)では、大規模な
設備で、生産時期、量などが調整しやすい菌床栽培された椎茸
(他のキノコ類も)が一般的です。
 自然に近い原木栽培が良いのだが・・・菌床栽培がほとんど、
の背景には上記のような理由があります。

林野庁のホームページなどでも、詳しく資料が提供されています。

 食夢工房「きのこ館」
場所:奈良県吉野郡東吉野村鷲家1610  地図
    近鉄大阪線榛原駅より車で約30分
○無農薬でハウス栽培された「しいたけ」「ぶなしめじ」「エリンギ」などの
 「きのこ」が一年を通じて直売されています。また、写真Pの「きのこ館」
 にて、自家栽培の「採れたてのきのこ」をふんだんに使った郷土料理
 をいただくことができます。

  参考資料、図書など
   @家庭でできるキノコつくり  自然の味を楽しむ
                         大貫 敬二 農文協
   Aきのこの100不思議 日本林業技術協会編  東京書籍
   B菌床シイタケのつくり方 大森清寿編 
               北研食用菌類研究所著  農文協
   C農家が教える キノコつくり 農文協編  農文協
   D林野庁のホームページ 
   E奈良新聞 平成30年9月15日号
   Fインターネット掲載記事など 他多数

    ログハウス

 ウッドデッキから山小屋、ログハウスまで、企画・設計・製作・施工
   田舎暮らし物件、土地、家、建物、古民家の売買・仲介・管理
       奈良県知事 (3)3883号
     (公社)奈良県宅地建物取引業協会会員
     (公社)全国宅地建物保証協会会員
        工房  奈良県吉野郡東吉野村平野1252−4
        事務所 奈良県香芝市高山台2−16−46
          TEL、FAX  0746−44−0146
          http//:www5.kcn.ne.jp/~nakano
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