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奈良、榛原(はいばら)盆地に繰りひろがれる花火
音と光が山々に反射・・・
天空に、ファンタジーの空間が広がる |
令和2年度は「中止」です
第62回宇陀市はいばら花火大会
・花火打上日 令和元年8月4日(日) 19:30〜21:00
・場所 宇陀市榛原(はいばら)下井足 宇陀川河畔
近鉄大阪線榛原駅より徒歩約10分
・県内最大の4200発もの花火が、山間地の澄んだ空気の中で
打ち上げられるため、下記の写真のように、ひときわ鮮やかな色彩の
花火が夜空を彩る。
*第5回「全国花火まほろば競技会」が昨年度に引き続き開催されます。
(1)花火
火薬と金属の粉末を混ぜて包んだもので、火をつけて燃焼させ、
破裂時の音や、火花の色や形状などを夜空で演出して、楽しむもの。
火花に色をつけるために、金属の炎色反応を利用していて、混ぜ合わせる
金属の種類によって、さまざまな色合いの火花をだすことが可能。
打上花火、仕掛け花火など夜空を彩り、人々を魅了する花火は、五感に
訴える風雅な総合芸術ですが、その詳細な仕掛けは、「花火師」の
秘伝とされています。
(2)花火の種類
大きく分けて
@打上花火や仕掛け花火など、専門家の花火師による「がん具
煙火以外の花火」とA「がん具花火」に大別されます。
Aでは、ねずみ花火、コマ花火、UFO花火、蛇花火、噴出花火など
昔から多く売られていたが、なかでも日本の夏の情緒を代表する
花火が「線香花火」でしょう。
(3)花火の歴史
花火のルーツは火薬の誕生になります。火薬がいつどこでだれが
発明したかの問いに対しては諸説があり、はっきりしていない。
しかし、現在も使用されている硝石、硫黄、木炭からなる黒色火薬の
原型は7〜8世紀に中国にでき、11世紀から12世紀には今の組成に
近いもになったとされています。
15世紀ごろのヨーロッパでは、火薬から進展して「花火」として大規模
に利用されるようになり、鉄砲の伝来とともに日本にも伝わってきた
ものと思われます。
我が国の花火の歴史の始まりは、確実な文献からすると、徳川家康
がはじめて花火見学をした人とされています。
隅田川の花火大会は、徳川8代将軍吉宗が江戸のコレラ流行、異常気象
による全国に発生した飢饉を治めるためと、亡くなった方への鎮魂、祖先
への感謝を表すために始まったものとされています。
現在でも、家康のおひざ元 三河地方での「花火」が有名なのは
その伝統からと思われます。
*下記 @、Aの参考資料による
*関西からも「三河の筒花火」鑑賞ツアーが、毎年、旅行社より
催行されています。
(4)宇陀市はいばら花火大会の記録写真
近鉄大阪線 榛原(はいばら)駅より徒歩10分ぐらいの宇陀川河畔で
催行される。伝統のある花火大会。大勢の人で賑わっています。
(5)おんぱら祭奉納花火大会
三輪明神:大神神社の摂社である綱越神社では、7月30日から31日にかけて
暑い夏を無病息災に過ごすための御祓いの祭りが行われます。
祭典名の「おんぱら祭」は「お祓い」の転訛とされています。おんぱら祭の
締めくくりとしの花火大会が、7月31日、桜井市三輪の芝運動公園周辺で催行され
例年2000発もの花火が夜空を焦がしています。
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三輪明神、大神神社 |
芝運動公園より |
花火@ |
摂社:綱越神社鳥居 |
仕掛け花火多数 |
2000発もの花火 |
(6)花火と文化
最近では、自宅の前で「おもちゃ花火」を楽しむことが少なくなったように思われます。
子どもたちの「遊び」が次第に限定されつつある社会情勢で、残念なことです。
おもちゃ花火(玩具花火とも)としては、ねずみ花火、コマ花火、UFO花火
線香花火、蛇花火、爆竹、クラッカーなどがありますが、幼少期に楽しんだ
線香花火などには、多くの人にとって懐かしい思い出となっています。
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おもちゃ花火の一種 |
三河(愛知県豊橋市) |
手筒花火A |
手持ち玩具花火 |
手筒花火@ |
豪壮な花火 |
(5)有名な花火大会(営業区域内の主なもの) 令和元年度日程、
・おんばら祭奉納花火大会 7月31日(水)午後19:30〜8:10
桜井市芝運動公園周辺、 約2000発 約3万人
「夏越の大祓(なごしのおおはらえ):夏を元気に過ごすための
神事」の最終夜を飾る奉納花火大会
・PL花火大会 8月1日(木) 午後8時から
富田林市、約2万発、25万〜30万人もの観客数で賑わう
多彩な花火で世界の人々の平和を祈念するために打ち上げられる。
花火の種類や演出は多彩で、関西では大変有名な花火大会。
・宇陀市はいばらはなび大会 8月4日(日)
近鉄大阪線 榛原駅 下車5分 宇陀川河畔
打上会場の宇陀川河畔は、周囲が山々に囲まれているため
花火が山々に響き渡りこだまする大音響が魅力。
・第44回やまとの夏まつり
大和郡山城跡を彩る花火が打ちあがる
8月3日(土) 県内1位の豪華さ
・第15回大淀町花火大会
吉野の山々と吉野川を背景に花火が花開く
8月10日(土) 吉野川河川敷
・第48回吉野川祭り納涼花火大会
吉野川上空を彩る花火とレーザー光線と音楽との競演
8月15日(木) 吉野川河川敷大川橋上流側
参考資料 @花火の事典 新井 充 他 東京堂出版
A人生の四季を愛でる 一条真也 毎日新聞出版
Bインターネット掲載記事 他多数
ログハウス
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