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  家族で楽しむ家庭菜園
 ジャガイモ栽培が、手間いらずで、成功間違いなし!

     中山間地域では、白菜とともに栽培しやす品種です。 
(1)「田舎暮らし」の家庭菜園で、栽培品目として一番ふさわしい。
  時間的な制約で、セカンドハウスでは、週末、多くて月に2回
  程度が、精一杯でしょう。
   ジャガイモは高冷地向きで、水やりも不要、農薬もまずいりま
  せん。かつ、手間がかからなくて、失敗もありませんので、
  家庭菜園で一番ふさわしい品目です。
  収穫したときの喜びもひとしおです。家族では食べきれないほど
  できます。(保存は、日蔭、冷所ですれば、2か月程度は可能
  でしょう。趣味でする栽培は、家族で食べられるか、おすそ分け
  できる程度の栽培面積が一番です。)
(2)栽培の起源
   南米アンデス原産で、世界中の温帯地方で広く栽培されて
 います。
  日本へは江戸時代に伝来し、明治初めに全国に普及している。
(3)栽培手順
 標高400m〜500m程度の中山間地域の場合
     (栽培地、東吉野村平野の家庭菜園用地)
  ・土づくり、11月末〜12月中旬
   12月下旬から2月中旬は、積雪、低温のため耕作不可
  ・種イモの植え付け、3月中旬から4月上旬
   収穫時期、6月下旬〜7月上旬頃、効率の良い作物です。

@苦土石灰 Aもみ殻 B米ぬか
鶏糞など(前年中に) 土づくりに良い 栄養満点の肥料

C種イモ、キタアカリ D種イモを E深さ8cm前後
とメークインを使用 2〜3等分する。 霜害防止のため

F5月上旬 G6月上旬 H6月中旬頃
土寄せも実施 芽かきも必要 どんどん成長

I開花、白から J収穫 小家族では K収穫(6月末)
薄紫色、6月中旬 少しずらすと良い 出来過ぎです。

曾爾村伊賀見での栽培記録(令和2年2月〜令和2年6月)
3月上旬に撮影 5月上旬撮影 6月末に収穫
種芋の配置(地下へ) 農薬も少なくて良い 手間がいらず無難

(4)自然毒(ソラニン中毒)
  ジャガイモの芽に毒があることは、広く知られています。しかし
 毎年のように、学校の菜園で収穫したジャガイモを使った調理実習で
 食中毒が起こっています。
  保健所の原因調査で市販品の数倍から10倍程度の100gあたり
 最大50r、皮部分には100r前後のソラニンが含まれていたとの
 報告が出ています。子どもでは20r程度で食中毒が起こる可能性
 あります。
  芽付近以外にも、緑色の皮部分も含有量が多いので、十分に
 注意する必要があります。(土寄せを十分にしないと、皮が緑色
 になる。)
  収穫したら、できるだけ早く食べる、保存するなら冷所の日蔭で
 保存し、調理の時には、皮、芽付近は、多い目に切除するなどの
 指導が必要でしょう。
  *プロが作り、販売している市販品では、まず大丈夫です。

参考図書 
 ・農家が教える ジャガイモ・サツマイモつくり 農文協 編、出版
 ・趣味の園芸 ジャガイモ・サトイモ・サツマイモ 増井 貞雄 NHK

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